探偵事務所がSEO対策を行う方法とは?流れやキーワード選定を紹介

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探偵事務所への依頼を検討する方の多くは、その探偵事務所が信頼できるかどうかを重視します。そのため、ホームページやコンテンツSEOで自事務所の信頼性をアピールすることで、Webからの依頼につなげられます。

この記事では、探偵事務所がコンテンツSEOを行うメリットや効果的なキーワード選定のポイント、SEOで集客する際に必要なページをご紹介します。また、コンテンツ作成の流れや構成例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

探偵事務所がコンテンツSEOを行うメリット

メリット

探偵事務所の集客において、Webで記事を作成して公開するコンテンツSEOを行うことで得られるメリットがどのようなものか気になる方もいるでしょう。ここでは、そのメリットを詳しくご紹介します。

探偵に関する情報でセッションを獲得しやすい

探偵事務所が自サイトを活用してSEO対策を行うことで、探偵に関するキーワードでセッションを獲得しやすくなります。特に、探偵事務所のサイトはGoogleの評価基準であるE-E-A-Tの中の権威性(Authoritativeness)や信頼性(Trustworthiness)が高いと判断されやすく、探偵に関するキーワードを狙った事例紹介記事などを公開することで、専門性(Expertise)や経験(Experience)の評価もさらに高められます。

そのため、一般的なWebサイトが発信する探偵の情報よりも、探偵事務所のサイトで発信する調査実績や経験に基づいた情報のほうが上位表示されやすく、より多くのセッション獲得が期待できます。

見込み顧客や潜在顧客を依頼につなげられる

探偵事務所に依頼する見込み顧客や潜在顧客は、「本当にしっかり調査してくれるのか」「高額な料金を請求されるのではないか」などの不安を抱いているため、そのような不安を取り除いて依頼につなげることが重要です。そこで、コンテンツSEOを行うことによって見込み顧客や潜在顧客の不安を取り除ければ、依頼につなげられるでしょう。そのためには透明性のある情報を公開し、ユーザーの信頼性を確保することが重要です。

公開する情報の例として以下の項目があげられます。数字で根拠を示せる項目は数字を用いて、情報の信頼性や説得力を高めましょう。

  • 得意分野
  • 過去に依頼を受けた件数
  • 依頼にかかる費用
  • 調査員の人数
  • 依頼者の声
  • 会社概要(商号・所在地・設立年月日・所在地・資本金・法人番号・代表者氏名など)

得意とする分野や活動実績をアピールできる

探偵事務所が自サイトを活用してコンテンツSEOを行うことで、得意とする分野や活動実績をサイト上でアピールできるようになります。例えば、人探しを探偵事務所に依頼したいと考えているユーザーは、さまざまな探偵事務所のサイトにアクセスし、人探しの分野を得意としているのか、活動実績はどのくらいあるのかなどを確認します。

そこで、自事務所が人探しの分野を得意としていて活動実績もしっかりあることを公開していれば、ユーザーは信用できる探偵事務所だと判断し、依頼につなげられるでしょう。

探偵事務所がSEO対策に効果的なキーワードを選定する際のポイント

ポイント

ここまで、コンテンツSEOを行うメリットをご紹介しました。ここでは、依頼につなげるために、探偵事務所がSEO対策で効果的なキーワードを選定する際のポイントをご紹介します。

競合の事務所が獲得しているキーワードを調べる

インターネットが普及した現代では、多くの探偵事務所がWeb集客を行っています。そのため、競合の探偵事務所がどのようなキーワードでSEO対策やリスティング広告を行っているのかを確認することがキーワード選定のヒントになるでしょう。キーワードを調査する際はSEOツールを利用してキーワードの特定が可能です。競合のキーワードを調査して、自サイトのSEO対策に生かしましょう。

地域名を含めたキーワードを狙う

探偵事務所のSEO対策でキーワード選定を行う際は、事務所がある地域に絞ったキーワードを選定するのがおすすめです。探偵事務所を利用しようと検索するユーザーは、自身が住んでいる地域にある事務所に依頼しようと考えることが多いです。

そのため、「港区 探偵事務所」や「町田市 探偵事務所」のように地域を含めたキーワードを狙いましょう。また、キーワードは「探偵事務所」だけでなく「港区 不倫調査」や「町田市 人探し」などの調査内容に関するキーワードを狙うのも効果的です。

対応可能な調査内容をキーワードに含める

自事務所が対応可能な調査内容は積極的にキーワードに含めるとよいでしょう。前述したように、地域名と一緒に調査項目をキーワードに含めて狙うのが効果的です。依頼内容の多くは「浮気調査」や「素行調査」が多いですが、ほかにも対応できる調査内容のキーワードを獲得することで、調査依頼の幅を広げられます。そのため、「港区 ストーカー対策」や「町田市 盗聴器発見調査」のように対応できる調査内容を含めましょう。

探偵事務所がSEO対策で集客する際に必要となるページ

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ここまで、SEO対策に効果的なキーワードを選定する際のポイントをご紹介しました。探偵事務所がSEO対策を行う際は、SEOを意識した記事を提供するだけでなく、ユーザーの疑問や不安を解消して依頼につなげるためにも、調査実績や調査料金などのページが必要になります。ここでは、その必要となるページについて詳しくご紹介します。

調査実績

調査実績を自サイトに公開する際は、一覧ページを作成するのがおすすめです。また、調査実績を検索できるようにすることで、ユーザーが依頼する調査内容に似た実績があるかを探せるようになります。依頼前に調査実績を参照することで、調査の流れやイメージがしやすくなるでしょう。公開可能な範囲で調査報告書を公開することも信頼につながります。

よくある質問

探偵事務所が依頼を受ける際、同様の質問を何度も受けることがあるかと思います。そこで、サイト上によくある質問のページを設けて質問に対する回答を記載することで、質問への応答回数の軽減や調査開始までのスムーズな進行が可能になります。よくある質問のページを設置し、依頼を考えている方の疑問や不安を解消しましょう。

お問い合わせフォーム

サイトを見たユーザーがお問い合せするためのフォームを用意しましょう。また、調査に関する相談フォームも設置し、ユーザーからの具体的な質問や要望を受け付けることで、信頼性の向上や疑問の解消につなげられます。フォームには、名前やメールアドレスといった基本的な情報入力欄に加えて相談内容のカテゴリ選択欄や記述欄を設けて質問をしやすい設計を心がけましょう。

調査料金

調査料金は、依頼者が最も気になる項目のひとつです。調査内容ごとの料金や追加でかかる場合の料金などを明確に記載し、最終的にはどのくらいの費用がかかるのかについても明記しましょう。これにより、依頼を検討している方に探偵事務所の透明性をアピールできます。

各調査内容の詳細

自事務所で対応可能な調査内容についての詳細を記載したページをそれぞれ作成しましょう。各ページはSEOを意識したキーワードで作成し、1つの調査内容につき1キーワードを意識しましょう。さらに一覧でわかるようにカテゴリを分け、ユーザーが依頼を考えている調査内容を見つけやすくすることが大切です。

初めての方へ

探偵事務所に初めて依頼しようと考えている方に向けて、「初めての方へ」といったページを設けて事務所の理念や強みなどを伝えましょう。依頼後の流れも詳細に記載することで、見込み顧客に安心感や信頼感を持ってもらえ、依頼につなげられるでしょう。

探偵事務所でコンテンツSEOを行う流れ

ステップ

コンテンツSEOをはじめようとしても、どのような手順で行えばよいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。SEOを意識した記事を作成する際は適切な流れで行うことが大切です。ここでは、その流れについてご紹介します。

1. キーワードを選定する

記事の作成を始める前に、まずはキーワードの選定を行います。キーワードごとに記事の管理をすることもあり、キーワードを決めずに記事を作成すると記事の重複やキーワードを獲得できない記事になる可能性があります。そのため、前述した「探偵事務所がSEOに効果的なキーワードを選定する際のポイント」を意識して、必ず事前にキーワードを決めてから記事作成に移りましょう。

2. 記事の構成を練る

キーワードを決めた後は、そのキーワードで検索するユーザーのニーズに合うように記事の構成を練ります。その際は、すでに狙うキーワードで上位を獲得している競合の記事がどのような構成なのかを分析し、必要な見出しを洗い出します。

必要な見出しが決まったら、それをどのような流れで説明するのか順番に並べます。ユーザーニーズに合うよう見出しの流れが自然な状態になっていれば、自分で執筆する場合はそのまま執筆を開始し、ライターに任せる場合は記事の内容に相違が生まれないよう、見出しの意図などを擦り合わせましょう。

3. 文章を執筆する

記事の構成が完成した後は執筆に移ります。ターゲットが個人の場合は「!」などを活用して親しみやすい文章で作成し、法人の場合は書き言葉を使用してフォーマルな文章で書くとよいでしょう。ただし、個人向けの場合でも言葉や表現がフランクになりすぎると信頼性を損ねる恐れがあるため、節度を守って文章を作成することが大切です。

4. 画像を差し込む

記事の内容に沿ってサムネイルや大見出しごとに画像を差し込むことで、文章を読み続けるユーザーが視覚的に一呼吸を置けるようになります。これによりユーザーの離脱を軽減することが期待できます。また、探偵事務所の外観や代表者などの画像を紹介文とともに入れることで記事や事務所の信頼性を高められます。ただし、検索エンジンでは画像の内容を認識できないため、alt属性に画像の説明を記述しましょう。

5. 記事を公開する

記事の執筆と画像の差し込みが終わったら、記事をサイト上に公開します。公開の際はタイトルやメタディスクリプション、パーマリンクが正しく設定されているかを確認しましょう。

また、見出しや文章などに誤字脱字がないかも確認し、公開直前で読み直すこともおすすめです。読み直すことで文章のおかしな点や流れなどを再確認でき、公開後に修正する手間を省けます。これらのチェックがすべて完了してから公開するとよいでしょう。

6. 公開した記事の効果を測定する

記事の公開後にキーワードを獲得できているかなどを確認し、効果が出ていなければ再度競合を分析して記事のリライトを行います。

効果が出ているかを確認する項目には以下があげられます。これらを確認し、結果が出ているかを判断するとよいでしょう。

インデックスの登録

インデックス登録とは、作成した記事がGoogleのデータベースに登録されることをいい、登録が完了すると記事が検索結果に表示されるようになります。Googleでは、クローラーと呼ばれるロボットがWeb上の記事を巡回し、内容を読み取ったうえで検索結果に表示しても問題がないと判断したものをインデックス登録しています。このとき、Googleのガイドラインに違反する内容が含まれていた場合は、登録されないため注意が必要です。

インデックス登録について詳細を知りたい方は「インデックス登録とは?登録されないときの原因や対処法を紹介」の記事をご参照ください。

検索順位

インデックスが登録された後、実際に検索結果のどの順位に表示されたかを確認します。検索順位を確認する際は、Googleが提供しているツールであるGoogle  Search Consoleを使用するのがおすすめです。Google  Search Consoleのサイドバーにある「検索結果」から「+ フィルタを追加」>「ページ」で調べたい記事のURLを入力することで、どのキーワードで何位にランクインしているのかを調べられます。

もし順位が表示されない場合は、「平均掲載順位」を選択した状態にすると表示されるようになります。

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検索上位に表示させるSEO対策について知りたい方は「検索上位に表示させるSEO対策方法を解説」の記事をご参照ください。

表示回数

表示回数とは、ユーザーにページが開かれた回数のことを指します。GA(Google Analytics 4)4で確認する際はサイドタブの「レポート」をクリックし、サイドバーにある「エンゲージメント」から「ページとスクリーン」を選択すると表示回数を確認できます。

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検索上位に表示されていても表示回数が少ない場合は、タイトルやディスクリプションがユーザーの興味を引いていない可能性があります。

セッション

セッションとは、ユーザーがWebサイトを訪れ、離脱するまでの流れを表します。訪問から離脱までの一連の動作が行われた回数は、「セッション数」として数えられ、1回の訪問・離脱が行われる際に1セッションとカウントします。

セッション数は、ユーザーが一度Webサイトを訪問した後に複数のページを閲覧しても1セッションとしてカウントされます。そのため、セッション数はどのくらいのユーザーが自社のWebサイトに訪れたか、訪問数を把握する際の指標として使われます。

セッション数についてや確認方法を知りたい方は「GA4のセッション数とは?確認手順や増やすコツを詳しく紹介」の記事をご参照ください。

コンバージョン

コンバージョン(CV)とは、マーケティング施策により最終的にユーザーが起こすアクションのことをいいます。例えば、商品の購入やサービス資料のダウンロード、無料体験申し込みなどがあげられます。

探偵事務所では、依頼のお問い合わせや資料ダウンロードといったアクションをコンバージョンに設定できます。どのようなアクションをコンバージョンとするかは、企業Webサイトによって異なるため、SEO対策の場合は期待する成果をコンバージョンと設定するのがよいでしょう。

コンバージョンについて詳しく知りたい方は「SEOにおけるコンバージョンとは?主な種類や増やす方法を紹介」の記事をご参照ください。

また、コンバージョンの設定方法や確認方法については「GA4でコンバージョン設定を行う方法は?詳しい手順やケース別の詳細設定を解説」や「GA4のコンバージョン経路の確認方法とは?2つの確認方法を解説」の記事をご参照ください。

探偵事務所のSEO対策に効果的な構成例

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ここまで、コンテンツSEOを行う流れをご紹介しました。最後に、探偵事務所のSEO対策に効果的なトップページやコラム記事、補足記事などの構成の例をご紹介します。

ホームページ

ホームページでは、探偵事務所の調査内容の詳細だけでなく、企業情報や採用情報などの企業活動に関わる情報を網羅的に掲載します。ホームページの構成としては、以下があげられます。

  • トップページ
  • 調査内容(サービス)ページ
  • ニュース(お知らせ)ページ
  • アバウト(企業情報)ページ
  • リクルート(採用情報)ページ
  • ブログ(コラム)ページ

次にトップページの構成例をご紹介します。

トップページの構成例

トップページにおける構成の例として以下の項目があげられます。トップページでは、自社の概要や調査内容について具体的にアピールできる構成が推奨されます。そのため、トップページの構成には以下の要素が含まれているとよいでしょう。

  • 自事務所の特長
  • 対応できる調査
  • 自事務所の理念やあいさつ
  • 調査料金について
  • 探偵事務所の選び方
  • 探偵事務所を選ぶ際の注意点
  • 依頼までの流れ
  • 依頼者の声
  • よくある質問
  • 調査実績
  • アクセス
  • 会社概要

コラム記事

トップページだけでなく、SEOを意識したコラム記事を作成している探偵事務所はGoogleに評価され、検索の上位に表示されやすくなります。コラム記事ではキーワードに沿った見出しで構成し、記事の最下部や文中で訴求できそうな内容があった際に、自社サービスの訴求を含めるとよいでしょう。コラム記事で狙うキーワードの例は以下があげられます。

  • 人探し
  • 浮気調査 探偵 費用
  • 素行調査 やり方
  • 探偵事務所  興信所 違い

次に「人探し」でコラム記事を作成する際の構成例をご紹介します。

コラム記事の構成例

以下は「人探し」というキーワードで記事を作成する際の例です。コンテンツSEOでコラム記事の作成を行う際は以下の項目のような構成にするとよいでしょう。

  • 人探し・所在調査とは
  • 調査方法(小見出しに分けて内容を説明)
  • 人探しを依頼した場合の料金(内訳やさまざまな事例をあげて料金を説明)
  • 自分で調査してもよいのか(自分で人探しする方法を小見出しに分けて紹介)
  • 自分で行う際の注意
  • 自事務所が選ばれる理由
  • 実績
  • 依頼受付時間やサポートについて

補足記事

補足記事は、本文中の言葉についての補足説明をするために作成する記事のことです。補足記事自体にSEO対策を行うことでキーワードの獲得も狙えますが、最優先の目的は補足であるため、あまり関連性のない内容までは含めず、あくまで対象語句の説明の範囲で記事を作成することが大切です。

探偵事務所の記事に補足記事が必要になる例としては、以下があげられます。

  • 調査に使用する機器について
  • 提携している弁護士について

記事の中で機器の名前が出た際は、その単語に補足記事への内部リンクを入れましょう。

補足記事の構成例

以下は、調査で盗聴器発見器を使用する場合の補足記事の構成例です。盗聴器発見器の説明から性能や種類など、盗聴器発見器を詳しく知りたい方のニーズに応えるように記事を構成します。

  • 盗聴器発見器とは
  • 盗聴器発見器の性能は?
  • 盗聴器発見器の種類
  • ほかの盗聴器発見器との違い
  • この機器を活用した事例

まとめ

この記事では、探偵事務所のSEO対策についてご紹介しました。探偵事務所がSEO対策を行うことで、検索結果の上位に表示されやすくなり、活動実績をアピールして依頼につなげることが可能になります。記事を作成する際は、効果的なキーワード選定かつ適切な手順で行うことが大切です。集客につなげるためにはお問い合わせなどのページを設ける必要があるため、事前に準備するとよいでしょう。

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