GA4のコンバージョン経路の確認方法とは?2つの確認方法を解説

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GA4(Google Analytics 4)を使っていると、コンバージョン経路の確認が必要になるときがありますよね。
しかし、いざ確認しようとすると、どこからチェックできるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、コンバージョン経路の確認方法について詳しくご紹介します。

執筆者

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

コンバージョン経路を確認するメリット

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コンバージョン経路を確認することにはどんなメリットがあるのでしょうか。
はじめに、GA4でコンバージョン経路を確認するメリットをご紹介します。

コンバージョンまでのタッチポイントが確認できる

タッチポイントとは、ユーザーとの接点を表す言葉です。
コンバージョン経路を確認することで、どのタッチポイントで接点があったのかがわかるようになります。
どこのタッチポイントでコンバージョンが取れているのか、あるいはいないのかがわかるので、SEO対策を強化すべきポイントが可視化されやすい点もメリットといえるでしょう。

コンバージョンへの貢献が数値で確認できる

コンバージョンが多い順に経路を見られるほか、具体的な数字も確認できます。
コンバージョンに貢献している箇所を定量的に把握できるので、貢献度の低い部分がどこなのかがわかりやすく、改善点も見つけやすくなるのです。

確認方法❶ コンバージョン経路レポート

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コンバージョン経路を確認するためには、主に2つの方法があります。
まずは、「コンバージョン経路レポート」による確認方法をご紹介します。

 STEP1.広告からレポートにアクセス

GA4を開いたら、左端のタブにある「広告」をクリックします。
そのまま「アトリビューション」から「コンバージョン経路」を選択すると、コンバージョン経路レポートが表示できます。

 STEP2.期間やイベントをフィルタリング

右上に表示されている日付を選択し、カレンダーを表示させます。
こちらでコンバージョン経路を確認したい期間を設定しましょう。
また、左側に表示されている「コンバージョンイベント」をクリックすると、イベントの選択もできるようになります。
デフォルト設定では、すべてのコンバージョンイベントが選択されているため、イベントを限定したい場合はこちらでフィルタリングをしましょう。

 STEP3.そのほかの情報をフィルタリング

イベントと同様、ユーザーデータに関しても、デフォルト設定ではすべてのユーザーが選択されています。
より詳細なフィルタリングをしたい場合は、上部に表示されている「フィルタを追加」からフィルタリングしましょう。
「フィルタを追加」をクリックすると、「フィルタの追加」が表示されます。
ディメンション、マッチタイプ、値をそれぞれ設定すると、より詳細なレポートが確認できます。

STEP4.レポートをカスタマイズ

コンバージョン経路レポートの上部にある「メインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)」をクリックすると、レポートをより細かくカスタマイズする設定が表示されます。

  • メインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)
  • デフォルト チャネル グループ
  • 参照元
  • メディア
  • キャンペーン

上記の項目が表示されるので、目的や用途に応じてカスタマイズするのがおすすめです。

レポートの見方

コンバージョン経路レポートが作成できたら、データのチェックが必要になります。
ここでは、コンバージョン経路レポートの見方を基本と応用に分けて解説します。

【基本】タッチポイントを確認

どのタッチポイントからの接点が多いかを確認することで、どういった経路がコンバージョンしやすいのかがわかるようになります。

コンバージョン経路レポートは、3つのタッチポイントに分けられており、どのチャネル(ユーザーの流入経路)がどれほどコンバージョンに貢献しているかが棒グラフで確認できます。
タッチポイントは以下の3通りです。

  • 早期タッチポイント:経路上の最初の 25% のタッチポイント
  • 中間タッチポイント:経路上の中間の 50% のタッチポイント
  • 後期タッチポイント:経路上の最後の 25% のタッチポイント

早期はユーザーが初めに持つ接点、中間は次の接点、後期は最後に持った接点を示しています。
コンバージョンしやすいパターンを把握するためにも、タッチポイントはきちんと確認することをおすすめします。

【応用】参照元からの流入を確認

参照元からの流入を確認することで、コンバージョンにどんな効果をもたらしているのかがわかります。
先述したレポートをカスタマイズする方法で、コンバージョン経路レポートの上部「メインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)」をクリックし、表示される項目を「参照元」に変更すると簡単に確認できます。
左側が参照元、右側がコンバージョンです。

 【応用】貢献したキャンペーンを確認

キャンペーンで絞り込むことで、どのキャンペーンがコンバージョンに大きな影響があったのかを確認できるようになります。
参照元からの流入を確認するときの方法と同様に、「メインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)」から項目を「キャンペーン」に設定すると該当するデータが閲覧できます。
左側がキャンペーン名、右側がコンバージョンです。

確認方法❷ 経路データ探索

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コンバージョン経路を確認する2つ目の方法が、経路データ探索です。
ここでは、経路データ探索の方法をご紹介します。

STEP1.探索から経路データ探索を開く

GA4を開き、左側のメニューバーから「探索」をクリックします。
テンプレートギャラリーが表示されるので、右側に表示されている「経路データ探索」を選択します。

STEP2.ステップ+1のディメンションを変更

デフォルトの設定画面が表示されたら、「変数」「設定」「経路データ探索」と3つのセクションが並んでいるうちの、「経路データ探索」の箇所にある「ステップ+1」をクリックします。
直下にイベント名が設定できるようになっているので、対象となるデータを選択しましょう。

STEP3.「ステップ+1」のノードの種類を選択

STEP2と同様に、デフォルトの画面が表示されたら「ステップ+1」の横にあるペンのマークをクリックします。
「ステップ+1向けのノードの選択」という画面が表示されるので、必要に応じて選択をしましょう。
ノードとは、経路データ探索を行うときのデータポイントのことを指します。
わかりやすくいうなら、マインドマップのように枝分かれした図のそれぞれのポイントがノードです。

STEP4.レポート画面のノードから確認したいものを選択

ノードを選択すると、「ステップ+1」の隣に「ステップ+2」が表示されます。
ほかに確認したいノードがあれば、STEP2とSTEP3の手順を繰り返して表示させていくことになります。
経路データ探索レポートは、一度にデータを読み込めません。
ノードを追加しデータを展開したら再び折りたたむという作業を繰り返し、データを確認しましょう。

STEP5.指標を変更

経路データ探索レポートのデフォルト指標は「イベント数」となっています。
もし指標を変更したい場合は、「設定」の欄にある「値」に、確認したい「指標」(変数)をドラッグ&ドロップして移動させましょう。

STEP6.フィルタを適用

コンバージョン経路と同様に、経路データ探索においてもフィルタリングができます。
「設定」の欄に「フィルタ」があるので、ディメンションや指標、条件などを入力しましょう。
デバイスや性別、国別でのフィルタリングもできるので、より詳しいデータがチェックできるようになります。

STEP7.内訳を適用

指標の変更やフィルタの適用と同じように、「設定」の欄にある「内訳」をクリックします。
ディメンション別にグループ化したデータも確認できるようになるので、注視したいディメンションがある場合はぜひ活用しましょう。
また、内訳の設定方法を変えれば、ユーザーが「訪問を始めたページ」からどのページをたどって「最後のページ」まで訪問をしたのかも逆引きで確認できるようになります。

まとめ

この記事では、GA4のコンバージョン経路の確認方法についてご紹介しました。
コンバージョン経路を確認するメリットは、コンバージョンへの貢献度が数値化されわかりやすくなることや、コンバージョンまでのタッチポイントが確認できることです。
コンバージョン経路の確認方法は、「コンバージョン経路レポート」と「経路データ探索」の2つがあります。
どちらか片方だけを利用するのもよいですが、あわせて活用するのもおすすめです。
操作のしやすさや目的に応じて、使い分けるのがよいでしょう。

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