スマホからパソコンへ!写真をWindows10に取り込む方法をわかりやすく解説

「スマホで撮った写真をパソコンに取り込みたいけれど、どうしたらよいかわからない……」そんな風に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
スマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法は、意外にも簡単です。USBケーブルを使った方法や、クラウドストレージを使った方法、無線接続での方法など、いくつかの方法がありますが、スマホの種類によっても方法が異なるため、注意が必要です。
本記事では、スマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む方法や、失敗しないためのポイント、iPhoneとAndroidでの方法の違いなどについて詳しく解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
スマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む方法とは?
スマホで撮影した写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法について説明します。写真をパソコンに取り込むことで、スマホの容量を解放することができます。有線接続と無線接続の方法がありますが、どちらも簡単に行うことができます。
なぜスマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む必要があるのか?
スマホの写真は容量が限られており、撮りためた写真が多くなるとストレージ容量が不足してしまいます。そのため、定期的にパソコンに写真を取り込むことで、スマホの容量を解放し、新しい写真を撮影するスペースを確保することができます。
スマホの写真データの容量はおよそ1.5MB~3MBです(筆者はApple iPhone XSを使用していますが、1.5MB~2MBです)。2MBの写真を1000枚撮影すると2GBとなり、1万枚撮影すると20GBです。ちなみに動画データの場合は、1分でおよそ400MBなので1時間ほどの動画データで24GBとなります。
旅行やカフェ巡りなどをして写真を撮る機会が多い場合、ストレージ容量が少ないスマホではあっという間に容量不足となる恐れがあります。
iPhoneのストレージ容量一覧
機種 | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | 発売年 |
iPhone 15/iPhone 15 Plus | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2023 |
iPhone 15 Pro | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 2023 |
iPhone 15 Pro Max | - | - | - | - | ○ | ○ | ○ | 2023 |
iPhone 14 | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2022 |
iPhone 14 Plus | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2022 |
iPhone 14 Pro | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 2022 |
iPhone 14 Pro Max | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 2022 |
iPhone SE(第3世代) | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2022 |
iPhone 13 | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2021 |
iPhone 13 mini | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2021 |
iPhone 13 Pro | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 2021 |
iPhone 13 Pro Max | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 2021 |
iPhone 12 | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2020 |
iPhone 12 mini | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2020 |
iPhone 12 Pro | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2020 |
iPhone 12 Pro Max | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | 2020 |
iPhone SE(第2世代) | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2020 |
iPhone 11 | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2019 |
iPhone 11 Pro | - | - | ○ | - | ○ | ○ | - | 2019 |
iPhone 11 Pro Max | - | - | ○ | - | ○ | ○ | - | 2019 |
iPhone XR | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 2018 |
iPhone XS | - | - | ○ | - | ○ | ○ | - | 2018 |
iPhone XS Max | - | - | ○ | - | ○ | ○ | - | 2018 |
iPhone 8 | - | - | ○ | - | ○ | - | - | 2017 |
iPhone 8 Plus | - | - | ○ | - | ○ | - | - | 2017 |
iPhone X | - | - | ○ | - | ○ | - | - | 2017 |
iPhone 7 | - | ○ | - | ○ | ○ | - | - | 2016 |
iPhone 7 Plus | - | ○ | - | ○ | ○ | - | - | 2016 |
iPhone SE(第1世代) | - | ○ | - | ○ | - | - | - | 2016 |
iPhone 6s | ○ | - | ○ | ○ | - | - | - | 2015 |
iPhone 6s Plus | ○ | - | ○ | ○ | - | - | - | 2015 |
iPhone 6 | ○ | - | ○ | ○ | - | - | - | 2014 |
iPhone 6 Plus | ○ | - | ○ | ○ | - | - | - | 2014 |
有線接続と無線接続の違いは?
有線接続は、USBケーブルなどを使ってスマホとパソコンを接続する方法です。一方、無線接続は、BluetoothやWi-Fiを使ってスマホとパソコンを接続する方法です。有線接続は安定しており、転送速度も速いですが、ケーブルが必要で面倒です。一方、無線接続は、ケーブルが不要で手軽に転送できますが、安定性や速度が有線接続に比べて劣る場合があります。
有線接続でスマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む方法
有線接続を使ってスマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法について説明します。USBケーブルを使った方法と、クラウドストレージを使った方法があります。
USBケーブルを使った方法
最も簡単な方法は、USBケーブルを使用してスマートフォンとパソコンを接続し、データの送受信を行うことです。
自宅にあるUSBケーブルを利用できれば問題ありませんが、一部のケーブル(充電専用のケーブルなど)はデータの送受信に対応していないものもあるのでご注意ください。また、スマートフォンに差し込めない場合は、対応する端子のケーブルを用意する必要があります。
USBケーブルには、「Type-A」「Type-C」「Lightning」「Micro USB」といった種類があります。新しく購入する場合は、自身のスマートフォンがどのタイプに対応しているかをまず確認しましょう。高速なデータ転送が可能な「USB 3.1」のケーブルをおすすめします。
USBケーブルの準備が整ったら、スマートフォンとパソコンを接続します。以下では、iPhoneとAndroidそれぞれの方法を詳しく説明します。
iPhoneの場合
iPhoneから写真を転送する方法は以下のとおりです。
- 1.iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。
- 2.iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というポップアップが表示されますので、「信頼」をタップします。
- 3.パソコン側でエクスプローラーを開きます。
- 4.エクスプローラーに「デバイスとドライブ」というセクションがあり、「Apple iPhone」というデバイスが表示されているはずです。それをダブルクリックして開きます。
- 5.iPhoneのフォルダーが表示されますので、転送したいデータを探します。
- 6.写真の保存先は、「Apple iPhone」→「Internal Storage」→「DCIM」→「100APPLE」の順にフォルダーをたどっていくと、ストレージに保存されている画像が表示されます。(機種や設定により異なる場合があります)
- 7.転送したい写真を選択し、コピーしてからパソコンの適切な場所に貼りつけます。パソコンからスマートフォンに転送したい場合は、逆の手順を行います。
Androidの場合
Androidから写真を転送する方法は以下のとおりです。
- 1.AndroidとパソコンをUSBケーブルで接続します。
- 2.Android側で、ファイルの転送を許可します。通常、スマートフォンに接続するとファイル転送のオプションが表示されます。
- 3.Androidの画面で「ファイル転送」を選択します。
- 4.パソコン側でエクスプローラーを開きます。通常はWindowsキー + Eキーを押して開けます。
- 5.エクスプローラーの中に「デバイスとドライブ」というセクションがあり、Androidの端末名が表示されているはずです。その名前をダブルクリックして開きます。
- 6.Androidのフォルダーが表示されますので、写真や画像など転送したいデータを探します。
- 7.転送したいデータを選択し、コピーしてからパソコンの適切な場所に貼りつけます。パソコンからスマートフォンに転送したい場合は、逆の手順を行います。
クラウドストレージを使った方法
クラウドストレージを使用してスマホ写真をWindows 10のパソコンに取り込むのもおすすめです。
Google フォトやAmazonフォトなどのクラウドストレージ(オンラインストレージ)サービスを利用することで、パソコンだけでなく、タブレットなどさまざまなデバイスから写真の閲覧や保存をすることが可能になります。
クラウドストレージを活用すると、ストレージ容量の不足問題も解消されますし、スマートフォンが故障したり紛失したりした場合でも、写真のバックアップが保護されます。ただし、一部のサービスでは写真のアップロード時に自動的にリサイズや圧縮が行われることがあるため、オリジナルの画質を保ちたい場合は注意が必要です。
以下では、Google フォトを使ってスマホの写真をパソコンに取り込む手順をわかりやすくお伝えします。Google フォトはAndoroidに標準搭載されており、iPhoneでもAppStoreからインストールできます。
- 1.Google フォトアプリを起動します。
2.目的の写真を選択します。選んだ写真をGoogleフォトにアップロードするためには、上部にある雲のアイコンをタップします。
3.Google フォトにアップロードが完了すれば、写真がクラウドストレージに保存されます。
4.パソコンのブラウザでGoogleフォトにアクセスします。
5.スマートフォンでアップロードした写真が表示されるので、移行したい写真を選択します。
6.右上のメニューボタンから「ダウンロード」を選択することで、写真をパソコンに保存します。
無線接続でスマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む方法
無線接続を使ってスマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法について説明します。Bluetoothを使った方法とWi-Fiを使った方法があります。
Bluetoothを使った方法
iPhoneの場合
iPhoneではBluetoothを使用して画像を転送するには、AirDropという機能を利用します。AirDropはiOS 7以降のiPhoneで利用可能であり、現在のiOSバージョンがほとんどの方に該当するはずです。
ただし、AirDropを使用するには、パソコン側もBluetoothに対応している必要があります。Macをお使いの場合、Bluetooth機能が標準で備わっているため、問題なく利用できるでしょう。しかし、Windowsパソコンの場合はBluetooth機能が備わっていないことが多いため、別の方法を探す必要があります。
Windowsパソコンでは、代わりにWi-Fi機能を使用して画像を転送することが手っ取り早い方法です。
Androidの場合
- 1.スマホとパソコンをBluetoothでペアリングします。
2.パソコン側で「ファイルの受信」をクリックして、受信を待機します。
3.スマホ側で送信したいファイルを長押し(ロングタップ)します。
4.「共有」アイコンをタップして、「Bluetooth」を選択します。
5.最後に「送信先のデバイス」をタップします。
6.パソコン側でファイルの受信を開始します。
Wi-Fiを使った方法
iPhoneの場合
iPhoneからパソコンに画像をWi-Fiを使って転送するには、iCloudを利用する方法が便利です。以下の手順で設定を行いましょう。iCloudをインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- 1.iPhoneの設定アプリを開き、【設定】>【iCloud】>【写真】と進みます。
2.「マイフォトストリーム」をオンにします。
3.WindowsパソコンでiCloudをインストールすると、タスクバーにiCloudのアイコンが表示されます。
4.右クリックして「iCloudの設定を開く」を選択します。
5.「写真」タブに移動し、「オプション」をクリックします。
6.「自分のフォトストリーム」にチェックを入れて設定を終了します。
これでWi-Fiがオンになっていれば、iPhoneで撮影した画像は自動的にiCloudに保存されます。そして、WindowsからもiCloudにアクセスすることができるため、簡単に画像を取り出すことができます。この機能はWindowsだけでなくMacでも利用できるので、ぜひ活用してみてください。
Androidの場合
AndroidからWindowsへWi-Fiを使用して写真を転送方法として、CXファイルエクスプローラーを使用する方法を紹介します。
- 1.CXファイルエクスプローラーを開きます。アプリを起動したら、ネットワークタブを選択します。
2.「PCから接続」を選択します。
3.その後、「ランダムポート番号」にチェックを入れ、画面下部の「開始する」をタップすると、「ftp:~」というアドレスが表示されます。
4.Windowsのブラウザを開き、先ほど表示されたアドレスを入力します。すると、Androidのフォルダがブラウザ上に表示されます。
5.Androidで撮影した写真をWindowsに取り込みたい場合は、通常は「device/DCIM/Camera」というフォルダに写真が保存されているので選択します。
6.フォルダ内のファイル名をクリックすると、写真がWindowsにダウンロードされます。
以上の手順に従ってCXファイルエクスプローラーを使ってAndroidからWindowsへのデータ転送を行うことができます。CXファイルエクスプローラーは簡単で便利なツールでありAndroidの写真をWindowsに取り込む際に役立ちます。
スマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む際に注意すべきポイント
スマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む際に注意すべきポイントについて説明します。
スマホの設定を確認すること
スマホ側で、ファイル転送やBluetooth転送、Wi-Fi転送などの設定が必要な場合があります。事前に設定を確認し、必要な設定を行っておきましょう。
パソコン側の設定を確認すること
パソコン側でも、ファイルエクスプローラーやBluetooth、Wi-Fiなどの設定が必要な場合があります。事前に設定を確認し、必要な設定を行っておきましょう。
スマホの写真をWindows10のパソコンに取り込む方法で失敗しないためのポイント
スマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法で失敗しないためのポイントについて説明します。
バックアップを取ること
スマホの写真をパソコンに取り込む前に、バックアップを取ることをおすすめします。万が一、転送中にデータが消失してしまった場合でも、バックアップがあれば安心です。
写真の整理をすること
スマホの写真をパソコンに取り込む前に、写真の整理をすることをおすすめします。不要な写真を削除したり、フォルダーに整理したりすることで、転送作業がスムーズになります。
定期的に転送すること
スマホの容量を解放するために、定期的に写真をパソコンに取り込むことをおすすめします。数か月分の写真を一度に取り込もうとすると、転送が途中で止まってしまう可能性があるため、定期的に転送するようにしましょう。
スマホの充電を確認すること
スマホの充電が切れてしまうと、転送が途中で失敗する可能性があります。スマホの充電状態を確認し、必要なら充電しながら転送作業を行いましょう。
ファイル名を確認すること
スマホの写真をパソコンに取り込む際に、同じ名前のファイルがある場合は、上書きされてしまう可能性があります。同じ名前のファイルがある場合は、ファイル名を変更しておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、スマホの写真をWindows 10のパソコンに取り込む方法について、USBケーブルを使った方法、クラウドストレージを使った方法、無線接続での方法について説明しました。また、注意すべきポイントや失敗しないためのポイントについても説明しました。iPhoneとAndroidでの方法の違いについても触れました。
スマホの写真をパソコンに取り込む際には、方法やポイントをしっかり把握し、安全かつスムーズに転送作業を行いましょう。