SEOにおけるコンバージョンとは?主な種類や増やす方法を紹介
SEOにおけるコンバージョンでは、資料ダウンロードや問い合わせフォームの送信、メルマガ登録などさまざまな種類があげられ、自社の商品やサービスに合わせて適切なコンバージョンポイントを設定したり、複数の手段を用いたりして獲得を狙うことが大切です。
この記事では、SEOにおけるコンバージョンの種類やコンバージョン数を増やす方法についてご紹介します。
SEOにおけるコンバージョンとは
SEOにおけるコンバージョン(CV)は、Webサイトにおける資料ダウンロードやメルマガ登録、見積もり依頼など、ユーザーがWebサイト上で起こすアクションのゴールを指します。コンバージョンの設定は、SEO対策やWebマーケティングを行ううえでも重要で、設定したコンバージョンの内容によってどのようなターゲットに対してどのような施策を行うかも異なります。
SEOで最も意識すべきコンバージョンとは
SEO対策を行う際には、潜在顧客をリード(見込み客)へ転換できる地点をコンバージョンとして設定するとよいでしょう。商談の機会を獲得するほうが自社の顧客獲得には近づくものの、SEOで行う施策においては、どれだけリードを獲得できたかを見るほうが施策の効果を分析しやすくなります。
そのため、直接商談の機会にはつながらないものの、今後さらに確度を高められるリードを多く集めることを目標に、メルマガ登録やセミナーへの申し込み、資料ダウンロードなどのコンバージョンポイントを設定しましょう。
SEOにおけるコンバージョンの種類
SEOでは、次のようなコンバージョンポイントが主にあげられます。自社の商品やサービスの特長などに合ったコンバージョンポイントを設定しましょう。
メルマガ登録
メルマガ登録で獲得したリードには、リードの興味・関心に合わせた内容や、自社の最新情報などを定期的に伝えることができるようになります。また、メルマガ登録はメールアドレスのみや氏名など、必要な情報を最小限に抑えてフォームを作成できるため、ユーザーが気軽に登録しやすい点も特長です。
メルマガを定期的に配信することでリードと長期的な関係を築けるため、すぐに顧客とならなかった場合も、後からリードが課題を抱えた際に自社のことを思い出し、自らアクションを起こしてもらえるといった効果も期待できます。
資料ダウンロード
Web検索から自社サイトへ訪れたユーザーは、何かしらの課題や悩みの解決策を探るために検索しています。ユーザーの課題や悩みを解決へ導く内容や、ユーザーにとって役立つ内容のホワイトペーパー(課題を解決するお役立ち資料)をコンバージョンポイントとして提供することで、興味を持ったユーザーが資料をダウンロードし、リード獲得につながります。
提供するホワイトペーパーは、ユーザーが調べているキーワードに合わせて用意するとよいでしょう。例えば、「アクセス数 増やす」などのキーワードで検索しているユーザーに対しては、「自社サイトのアクセス数を増やすコツ」「ブログのアクセス数を増やす方法10選」などのタイトルをつけたホワイトペーパーを提供するのがおすすめです。
イベント・セミナーへの申し込み
自社でイベントやセミナーを開催し、参加申し込みをコンバージョンポイントとしてリードを獲得する方法もあげられます。先述したメルマガやホワイトペーパーでもユーザーの課題や悩みを解決するコンテンツを提供できますが、イベントやセミナーでは直接ユーザーと企業でコミュニケーションが取れるだけでなく、ゲストとして専門家を迎えることもできるため、多くのユーザーからの申し込みが期待できます。
問い合わせフォームの送信
自社サイトに問い合わせフォームを設置し、自社のWebサイトやサイト内のコンテンツを見て興味を持ったユーザーが問い合わせ申し込みをすることでコンバージョンとなり、リード獲得につながる方法です。
特に不動産業や建設業などの高額商材を扱う企業や、コンサルティング、リクルーティングなどの無形商材を扱う企業では、ユーザーがいきなり購入へ進むのではなく、企業とコミュニケーションを取ったり比較検討を重ねたりしたうえで慎重に判断するため、問い合わせをコンバージョンポイントとするとよいでしょう。
SEOでのコンバージョンが増えないときに考えられる理由
SEO対策を行い、検索結果の上位に自社コンテンツが多く掲載されるようになってきているにもかかわらずコンバージョン数が増えない場合は、リードの中でも確度が高い「SQL(Sales Qualified Lead)」の獲得を目標としてコンバージョンポイントを設定していることが原因として考えられます。SQLを獲得できるコンバージョンポイントは、先ほどご紹介した中では「問い合わせフォームの送信」が該当します。
このようなコンバージョンポイントを設置することで、効率的に成約へつなげられる可能性が高まりますが、コンバージョンに至るユーザーは絞られるため、コンバージョン数は増加しづらいです。そのため、SEOでコンバージョンを増やす際は、問い合わせフォームとあわせて資料ダウンロードやメルマガ登録のフォームも設置するなど、複数のコンバージョンポイントを設置して、潜在顧客をリードへ転換することをメインの目標として考えるとよいでしょう。
バンソウでは、「コンバージョン数が増えない」「Webサイトへのアクセス数が増えない」「SEO対策を強化したい」など、さまざまなWebマーケティングに関するお悩みを解決します。
SEOでコンバージョンを増やす方法
ここまで、SEOでコンバージョンを獲得する際に目標とするべき指標や、主にあげられるコンバージョンポイントについてご紹介しました。SEOでコンバージョンを増やす際は、次のような方法があげられます。
Webサイトへのアクセス数を増やす
コンバージョン数を増やすためには、まずは自社のWebサイトやコンテンツをユーザーに知ってもらえるよう、Webサイトへのアクセス数を増やす施策を行うことが大切です。定期的にコンテンツの追加やリライトを行い、常にユーザーにとって有益となる情報を提供できるよう心がけましょう。
また、Webサイト内をユーザーや検索エンジンのクローラーが巡回しやすいよう、コンテンツ内に内部リンクを設置したり、SNSや外部のWebサイトなどに自社のコンテンツのリンクを張ってもらい被リンクを獲得したりすることで、検索エンジンからも評価が高まり、検索上位にコンテンツが表示されやすくなることから多くのアクセス数の獲得が期待できます。
コンバージョンポイントへの導線を増やす
次に、Webサイトへのアクセス数が増えたとしても、コンバージョンポイントへのアクセス数が増えなければコンバージョンにはつながりません。自社サイトの資料ダウンロードページ、問い合わせフォームなどのコンバージョンポイントへのアクセス数を増やすために、コンバージョンポイントへの導線を増やす工夫も必要です。
例えば、コンバージョンポイントへのリンクやボタンなどをWebサイトのトップページや各コンテンツ内に設置したり、リンクつきのバナーをページ上部やサイドバーに固定したりするなど、ユーザーがコンバージョンポイントへ訪れやすいページ構造を意識しましょう。
導線を改善する
コンテンツ内にリンクやボタンを設置し、導線を増やしてもコンバージョンポイントへのアクセス数やコンバージョン数が思うように増加しない場合は、導線を改善してみるとよいでしょう。ボタンの色や形、ボタンの前後に記載するテキストの内容、リンクを張るテキスト、バナーデザインなどを変更することで、アクセス数やコンバージョン数が変動する可能性があります。ボタンの箇所をバナーにしたり、ボタンの設置箇所を変えてみたりするなど、さまざまな方法を試しながら勝ちパターンを見つけることが大切です。なお、勝ちパターンを見つけたら、ほかのコンテンツにも横展開することで効率よくアクセスやコンバージョンを獲得できるでしょう。
まとめ
この記事では、SEOにおけるコンバージョンの種類やコンバージョン数を増やす方法についてご紹介しました。コンバージョン数を増やすためには、まずはWebサイトやコンバージョンポイントへのアクセス数を増やすような施策を行ったり、導線を整えたりすることが大切です。
バンソウでは、コンバージョン数の改善などWebマーケティングに関する課題やお悩みをともに併走するパートナーとして、貴社のサポートを行います。ぜひお気軽にご相談ください。