写真のキャプションの書き方とは?読者の興味を引く写真の使い方も解説
写真のキャプションを入れる際、書き方がわからないとキャプションの効果を最大限に発揮できない可能性があります。この記事では、写真のキャプションの書き方や、効果的なキャプションを書くための情報、読者の興味を引く写真の使い方などをご紹介します。ぜひこの記事を参考にして、効果的なキャプションを書けるようになりましょう。
写真のキャプションとは
写真のキャプションとは、写真の下部に添えられる短い説明文です。例えば、Instagramのキャプションも写真や動画の内容を解説するために使われており、映画やテレビの字幕も同じく情報を伝えるためにキャプションとして機能しています。
多くの方が写真やタイトルを見てから記事を読み進めるため、キャプションは読者が最初に目にする可能性もあるテキストで、関心を引きつける重要な役割を果たします。このため、キャプションは記事内で非常に重要な役割となります。
写真のキャプションの書き方
WordPress(ブロックエディタ)の場合
挿入した画像をクリックし、「キャプションを追加」のアイコンをクリックします。
画像の下に「キャプションを追加」が表示され、キャプションを入力できるようになります。
WordPress(クラシックエディタ)の場合
挿入した画像をクリックし、「編集」のアイコンをクリックします。
キャプションのテキストボックスが表示され、キャプションを入力できるようになります。
hubspotの場合
左サイドバーの「追加」の+アイコンをクリックします。
「メディア」カテゴリをクリックして展開し、画像スライダーをコンテンツ内の挿入したい場所にドラッグ&ドロップします。
左サイドバーのスライドにある「編集」のアイコンをクリックします。2枚目以降のスライドが不要の場合は「削除」のごみ箱アイコンで削除できます。
「編集」アイコンをクリックすると、画像のアップロードとキャプションの入力画面が表示されるので、そこからキャプションを入力できます。
写真のキャプションを書くときのポイント
写真のキャプションを入れる際、読者にわかりやすく伝えるための書き方があります。ここでは、写真のキャプションの書き方についてご紹介します。
一目で理解できるようにまとめる
写真のキャプションは、読者が一目で理解できるよう、短く簡潔な表現にするとよいでしょう。1文から2文程度にまとめると、視覚的にも2行程度できれいに収まります。撮影の詳細な背景や使用した機材などをキャプションに書き添える場合は、括弧を使って簡潔に加えることで、本文の流れを損なうことなく情報を伝えられます。
簡潔で統一感のある文言にする
キャプションの文章は修飾語を使いすぎず、体言止めや用言止めを使いましょう。具体的には、「~することもある」を「~することも」と短く止めることで、文章がすっきりとします。さらに、文章全体のキャプションは「です・ます調」と「だ・である調」のどちらかに統一することで、簡潔で一貫性のある表現が可能になります。
誰でも理解できる言葉にする
キャプションは、誰でもすぐに理解できる言葉で書くことが大切です。内容がすぐに理解できると、読者の関心を引きやすく、集中して続きを読んでもらえます。そのため、子どもから大人までの誰もが簡単に読めるような表現を心がけましょう。
短くても具体的に書く
キャプションにおいても具体性を持たせることが重要です。
例として、ファッション通販の広告に使われる以下2つのキャプションについて考えてみましょう。
- 「商品が大幅に割引中」
- 「今年トレンドのアイテムが20%OFFのセール中」
後者には具体的な情報が含まれており、より顧客の関心を引きやすくなります。これはタイトルを作成するときと同じで、キャプション作成においても意識すべき点です。キャプションを書く際にこの点を見落としがちですが、場合によってはタイトルよりキャプションのほうが読まれることもあるため、具体的に表現することを心がけましょう。
写真の情報を補完する
キャプションで写真の見た目だけでわかる内容を述べるのは避けましょう。例えば、リンゴの写真に「おいしそうなリンゴ」とつけるのは、キャプションとしての役割を生かしきれていません。代わりに、「甘みが強いふじ。紅色でしま状に色づく」という品種の特徴であるしま状の紅色や、「ふじ」の甘みを表現するのがよいでしょう。
また、講演会の写真の場合は「講演会を行いました」と書くのではなく、具体的な進行内容やメイントピック、会場の雰囲気など、写真だけでは伝わらない情報を加えることが大切です。写真とキャプションは補完する関係にあるため、写真に加えるキャプションで新たな価値を生み出すとよいでしょう。
タイトルや見出しと連携する
タイトルや見出しとキャプションを連携させることで、記事の要点を効果的に伝えられます。広告のような興味を持ちにくい内容でも、これらをうまく連携させてひとつのコンテンツのようにすることで、読者の関心を引きつけ、重要な情報を際立たせることが可能です。タイトルとキャプション、見出しを見ただけで内容が把握でき、読者が自然と情報を受け取れるように構成しましょう。
キャプションを入れる位置を考慮する
キャプションを入れる位置でデザインが変わるため、位置を考慮するとよいでしょう。具体的には、縦長の写真には縦書きのキャプションを写真の左側に添え、横長の写真には横書きのキャプションを写真の下部に添えるのが一般的です。また、すべての写真でキャプションを下部に添える方法もあり、デザインの統一感を表現できます。
メディアに応じた表現にする
キャプションは、メディアに応じた表現が重要です。例えば、ブログでは「いい天気でした☀」と表現しても親近感が湧きますが、出版物では「いい天気でした」とシンプルな表現のほうが適切となります。
記事内の写真をキャプション以外で効果的に活用する方法
写真には読者の目を引く効果があり、効果的に写真を使うと内容を読んでもらうことにつながります。ここでは、読者に興味を持ってもらう写真の使い方についてご紹介します。
写真のサイズに変化を加える
写真をページに何枚も配置する際、それぞれの大きさを変えてみると効果的です。サイズに変化を加えることで、全体のレイアウトにリズムが生まれ、視覚的に魅力が増します。この手法は、読者の注目を引きやすくするためにも役立ちます。
顔を写した写真を使う
人の顔を捉えた写真は、視線を引きつける効果があります。特に、表情には多くの情報が含まれており、言葉にできない感情やメッセージを伝えられます。例えば、笑顔の写真は見る人に親しみや安心感を与えるなどの効果があるため、記事の内容に適した人物の写真を選ぶことで、読者の関心を高める効果が期待できます。
まとめ
この記事では、写真のキャプションの書き方についてご紹介しました。キャプションは短い文で具体的な内容を書き、写真だけでは伝わらない情報を補足します。読者は写真を見た後にキャプションを見ることが多く、よく見られる部分であるため効果的なキャプションを入れることが大切です。この記事でご紹介したキャプションの書き方と読者の目を引く写真配置で、多くの方に読まれるコンテンツを作りましょう。