美容歯科・審美歯科の集客は難しい?おすすめの集客方法を紹介

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美容歯科・審美歯科は近年注目を集めており、市場は今後も拡大し続けることが予想されているものの、競合が増えている点や、治療費の高さから見込み客が慎重に医院を検討する点から、集客が難しいと感じるケースもあるでしょう。

この記事では、美容歯科・審美歯科の集客が難しい理由やおすすめの集客方法、集客で失敗しないための注意点などをご紹介します。

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

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美容歯科・審美歯科の集客が難しい理由

美容歯科・審美歯科では、虫歯治療などを行う一般歯科とは異なり、保険が適用されない分治療費が高額になることからハードルが高かったり、見込み客が慎重に医院を検討したりするといった背景があるため、見込み客の来院前の不安を払拭できるようアプローチする必要がありますが、アプローチがうまくいかず集客が難しいと感じる方も多いでしょう。美容歯科・審美歯科の集客が難しい理由について具体的には、次のとおりです。

競合との差別化が難しい

最近では、歯の健康だけでなく歯の美しさを改善する美容歯科・審美歯科も注目を集めており、Fortune Business Insightsによる世界の審美歯科市場規模レポートによると、2024年の市場規模は295億米ドルで、2032年までには763億3,000万米ドルに成長すると予測されています。

参照:審美歯科市場規模、シェア|Fortune Business Insights

また、MPH株式会社(旧株式会社ミュゼプラチナム)の美容メディア「mismos(ミスモス)」の「歯の黄ばみ」に関するアンケートでは、歯に悩みやコンプレックスを抱えている20代女性のうち、約38%が「黄ばみ・着色」と回答しており、歯を白くする対策やホワイトニングといった美容歯科・審美歯科への需要があることがわかります。


出典:20代女性の9割以上が自分の“歯”にコンプレックスを抱えていると回答!「歯の黄ばみ」に関する意識を徹底調査(mismos調べ)|PR TIMES

しかし、厚生労働省の「歯科医療提供体制の現状について」では、歯科医院の数は2002年からほぼ横ばいなものの、歯科医師数の数は増加傾向にあることから、ひとつの歯科医院で一般歯科だけでなく、矯正歯科やホワイトニングといった美容歯科を含むさまざまな治療ができる歯科が増えていることも予想できます。


出典:歯科医療提供体制の現状について|厚生労働省

そのため、治療内容の豊富さだけでは競合との差がつきにくいため、自院のホームページやSNS、チラシやパンフレットなどを活用しながら自院ならではの強みを見込み客に伝える必要がありますが、施策の進め方がわからなかったり、訴求内容が見込み客に刺さらなかったりする場合は、思うように集客ができません。

価格での勝負が難しい

歯列矯正やホワイトニングなどの美容歯科・審美歯科は、通常の歯科治療と異なり保険が適用されないため、治療費が高額になることが多いです。

MPH株式会社の美容メディア「mismos(ミスモス)」の「歯の黄ばみ」に関するアンケートでは、9割以上の人が「ホワイトニングをやってみたい」と回答しており、実際にやったことがある人は6.54%にとどまっています。また、以下のようにホワイトニングをやらない理由では約半数が「料金が高い・高そう」と回答しており、料金面のハードルの高さから治療をためらっている様子もうかがえます。


出典:20代女性の9割以上が自分の“歯”にコンプレックスを抱えていると回答!「歯の黄ばみ」に関する意識を徹底調査(mismos調べ)|PR TIMES

また、保険点数による計算によって治療費が決まるわけではないため、医院ごとに診療内容に応じた価格設定が可能ですが、これにより医院それぞれで大きく価格が異なるケースもあります。

他院と比べて高額な場合、さらに来院へのハードルを上げてしまうため価格の調整が必要ですが、他院よりもあまりにも価格が安い場合は、「技術が低いのでは」「丁寧に治療してもらえないのでは」と疑われてしまうリスクがあるため、美容歯科・審美歯科では価格での勝負が難しいのが現状です。

費用が高い分評価が厳しくなる

上記でも触れたように、美容歯科・審美歯科では基本的に保険が適用されないことから治療費が高い分、見込み客は医院を決める際の情報収集や比較検討を慎重に行います。また、治療によって歯並びなど自身の見た目が大きく変化する可能性もあるため、信頼できる医院に依頼したいと考える見込み客も多いでしょう。

現在は、患者からの口コミや症例写真、医師の実績などさまざまな情報をWeb上で確認できます。慎重に医院選びを行う見込み客の場合、これらの情報を参考に厳しい目線で比較検討するため、医院の特長やスタッフの質などをわかりやすく提示する必要があります。

しかし、「情報のまとめ方がわからない」といった場合、せっかく見込み客が自院に興味を持ってホームページなどを閲覧した際にも、適切な情報提示や来院予約までの導線整備ができず、他院に流れてしまいます。

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競合との差別化が難しい美容歯科・審美歯科では、自院ならではの強みを適切な方法で見込み客に伝えることが大切です。株式会社クリエイティブバンクの集客サービス「バンソウ」では、貴院の強みや競合との差別化ポイントの抽出から、最適な施策の提案・実行をサポートします。ぜひお気軽にご相談ください!

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美容歯科・審美歯科での集客成功のためにまず実施すべきこと

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上記では、美容歯科・審美歯科の集客が難しい理由をご紹介しました。競合と差別化を図りながら見込み客に自院の強みをアピールし、予約を獲得するためには、ターゲット層を明確にしたり、来院予約につながる導線を整えたりすることが大切です。美容歯科・審美歯科での集客成功のためにまず実施すべきことは、次のとおりです。

ターゲット像・ペルソナを明確にする

初めに、「結婚式を控えた女性」「20代後半の女性」など、自院がターゲットとする見込み客のイメージを明確にし、院全体で共通の認識を持ったうえで集客に取り組むことが重要です。ターゲットの属性が変わることで、見込み客が仕上がりを重視するのか、通いやすさを重視するのかなど訴求すべきポイントも変わるため、必ず初めにターゲット像を明確にしておきましょう。

ターゲット像を確定させる際は、ペルソナを設定するのもおすすめです。ペルソナでは、見込み客の年齢や性別といった大まかな情報だけでなく、収入や家族構成、趣味、価値観などさまざまな要素を作り込むため、より自院がターゲットとする見込み客への理解が深まるでしょう。

バンソウでは、今すぐ使えるペルソナテンプレートを記入例つきで提供しています。ぜひこちらもご活用ください。

見込み客目線での自院の強みを考える

ペルソナを設定できたら、ペルソナ目線での自院の強みを考えます。例えば、ペルソナが「結婚式を控えた女性」であれば、「式当日までのスケジュールを加味して治療プランを提案できる」「ブライダル用に歯のクリーニングとホワイトニングをセットで行うプランを提供している」などが強みとしてあげられます。

また、ペルソナの抱える課題やニーズに合わせて、必要な実績や症例、院内の写真なども検討しましょう。例えば、「歯医者に怖いイメージがある」というペルソナの場合は、院内の温かい雰囲気が伝わる写真を載せたり、「痛みに配慮した治療を行います」「初回のカウンセリングを丁寧に行います」といった文言を強調したりすることで、見込み客に「この医院なら安心して治療を受けられそうだ」と信頼してもらいやすくなるでしょう。

このように、ペルソナに合う自院の強みを把握し、どのような訴求をすれば自院を選んでもらえるのかを考えることで、必要な情報を的確に見込み客に伝えられます。

来院予約につなげる導線を整える

自院のホームページやSNS内での症例写真などのコンテンツを閲覧し、見込み客が興味を持ったとしても、その投稿から治療内容の詳細や予約フォームまでにすぐアクセスできない場合、見込み客が離脱してしまう恐れがあるため、注意が必要です。

例えば、配布したチラシからホームページでの予約を促したい場合は、チラシのみを配布するのではなく、ホームページへのQRコードを載せたり、自院のホームページ内でのブログ記事から予約を促したい場合は、記事内の複数箇所に予約申し込みボタンを設置したりするなど、見込み客が「予約したい」と思った際にスムーズに予約完了まで進められる導線を整備することが大切です。

美容歯科・審美歯科でおすすめの集客方法

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ここまで、美容歯科・審美歯科での集客成功のためにまず実施すべきことをご紹介しました。上記のポイントを踏まえて美容歯科・審美歯科で実際に集客に取り組む際は、以下のような施策がおすすめです。

SEO対策

SEO対策(検索エンジン最適化)は、「ホワイトニング 〇〇駅」「マウスピース矯正 専門」など、見込み客が特定のキーワードで検索した際に、自院のホームページが検索結果の上位に表示されるようにホームページを最適化させることを指します。

ホームページのページタイトルに「〇〇駅の矯正歯科」「ブライダル用のホワイトニングなら」などペルソナに合わせたキーワードを含めたり、上記のキーワードに関連するブログ記事を作成し、見込み客にとって役立つ情報を発信するコンテンツSEOを行ったりするなど、さまざまな方法があげられます。

そのほかにも、ホームページ内の関連するコンテンツをリンクでつなぐ内部リンクを設置したり、PCだけでなくスマートフォンなどあらゆるデバイスでページを見やすく表示できるようモバイル対応を行ったりするなど、専門的な知識やスキルが求められるSEO対策も多いため、本格的に取り組みたい場合は、SEOの専門業者に依頼するのもおすすめです。

バンソウでは、SEO対策の外注先を選ぶ際のポイントと費用相場を詳しく解説した資料を提供しています。ぜひこちらもご活用ください。

MEO対策

美容歯科・審美歯科の集客では、上記のSEO対策に加えて、MEO対策(マップエンジン最適化)も行いましょう。MEO対策では、Google ビジネス プロフィールを作成し、診療情報や写真などを充実させることで、Google マップ上での上位表示を狙います。Google ビジネス プロフィールには投稿機能もあるため、投稿機能を使ってキャンペーン情報や症例を公開するのもよいでしょう。

Google ビジネス プロフィールが充実していると、見込み客が素早く必要な情報を把握できるため、Google マップでの位置情報とGoogle ビジネス プロフィールの情報をもとにした医院の比較検討に役立ちます。

ホームページ・LP改修

自院で利用しているホームページLP(ランディングページ)での集客を強化したい場合は、内容を見直し、改修を行うのもおすすめです。特に、ページを開いた際に表示されるファーストビューは見込み客からの第一印象を決める要素にもなるため、ペルソナに刺さる写真や画像、キャッチコピーなどを慎重に検討することが大切です。

また、ホームページのトップページやLPの内容だけでなく、予約を促すための導線設計や、予約フォームの入力のしやすさなども考慮し、スムーズに見込み客が予約完了まで進める構造になるよう意識しましょう。

なお、バンソウではホームページの制作や改修も支援しています。「ずっと前に作ったホームページだから古いかもしれない」など、少しでもホームページ制作・改修にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

紹介カードの配布

既存の患者に紹介カードを配布し、友人や家族などを紹介しやすいよう促すのもおすすめです。紹介カードを用いた紹介制度を行う場合は、紹介した患者だけでなく、紹介された新規患者にも割引などの特典を用意することで、来院ハードルを下げられるでしょう。

紹介制度では、「友人がすでに通っているから安心だろう」と信頼感を抱いてもらいやすい点が特長です。紹介カードにも自院のホームページやSNSへのQRコードを掲載するなど、紹介カードを受け取った見込み客ができるだけ少ない労力で予約まで進めるよう促しましょう。

LINE公式アカウントの作成

LINE公式アカウントは、医院や企業、店舗などがLINEを用いて見込み客とやりとりができるサービスで、キャンペーンなどのお知らせや問い合わせ対応などが行え、専用の外部システムと連携することでLINE上での予約受付も可能です。

ほかにも、LINE公式アカウントではスタンプカードやクーポン配布機能もあるため、このような独自の機能を活用することで、見込み客にとって「来院してみたい」「LINEでの予約や問い合わせが便利だから継続して利用したい」と思ってもらえる環境を整えられるでしょう。

患者からの口コミ収集

「MEO対策」でも触れたGoogle ビジネス プロフィールには、患者から匿名での口コミも掲載可能なため、口コミの数が多いほど見込み客が医院を決める際の参考になるだけでなく、高評価の口コミが多ければ予約への後押しができます。

口コミの投稿を促す際は、治療後に口コミの投稿を呼びかけたり、口コミの投稿をした患者には医院で販売している歯ブラシなどのケア用品をプレゼントするといった特典を用意したりすることで、口コミの投稿数を増やせるでしょう。

美容歯科・審美歯科ではInstagramを使った集客もおすすめ

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ここまで、美容歯科・審美歯科でおすすめの集客方法をご紹介しました。自院のホームページやLINE公式アカウントなどを活用する集客も効果的ですが、美容歯科・審美歯科では、Instagramを活用した集客も特におすすめです。

Instagramでは主に写真や動画をメインに投稿を行うため、症例写真や院内の風景を見込み客にアピールしやすい点が特長です。特に歯の美しさを重視する美容歯科・審美歯科ではビフォーアフター写真を載せることで、見込み客に「こんなふうに変化するなら自分も治療を受けてみようかな」と思ってもらいやすくなるでしょう。

美容歯科・審美歯科を含む歯科医院のInstagram集客については、以下の記事で詳しくご紹介しているため、ぜひあわせてご確認ください。

美容歯科の集客で失敗しないための注意点

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上記のように、美容歯科・審美歯科では豊富な集客方法があげられるため、複数の施策を組み合わせながら集客に取り組む方もいるでしょう。しかし、思うように効果が得られなかった際にすぐにやめてしまったり、一部のスタッフのみが集客に力を入れていたりする場合、せっかく取り組んだ集客が無駄になってしまう可能性があります。美容歯科の集客で失敗しないための注意点は、以下のとおりです。

短期的な成果だけを求めない

SEO対策やInstagram集客、口コミ集客などは中長期的に効果が表れる施策のため、取り組み始めてからしばらくは思うように成果を上げられない可能性があります。

少しの期間取り組んで、「予約が増えなかったから失敗だ」と判断するのではなく、こまめに更新しながら地道に取り組み続けることで、徐々にコンテンツの上位化やフォロワー・口コミの獲得を経て予約数の増加といった効果を感じられるようになるでしょう。

院全体で協力して集客に取り組む

院長や一部のスタッフのみが集客に取り組んでいる場合、本来の業務と並行して施策を継続することが難しく、思うように成果を上げられない可能性があります。

「SNSへの投稿は〇〇さんと〇〇さんが担当する」「口コミの依頼は受付スタッフが担当する」など役割分担をすることで、スタッフ一人一人の負担を減らしやすくなるだけでなく、各スタッフが自分ごととして集客に取り組みやすくなるでしょう。

一貫したブランドイメージを持たせる

美容歯科・審美歯科では、見込み客に対して一貫したブランドイメージを持たせることが大切です。例えば、Instagramを見て興味を持った見込み客がホームページにアクセスした際に、ページの色合いやデザインがまったく異なるものだった場合、「どのような医院なのかわからない」と不信感を抱いてしまうことがあります。

SNSやホームページ、チラシなどを運用する際は、ペルソナに合わせて「ナチュラルなデザイン」「高級感のあるデザイン」といった一貫したイメージやデザインを意識することで、見込み客が医院に対する雰囲気を把握しやすくなり、「自身に合う医院かもしれない」と興味を持ってもらいやすくなります。

美容歯科・審美歯科の集客はバンソウにおまかせ!

この記事では、美容歯科・審美歯科の集客が難しい理由やおすすめの集客方法、集客で失敗しないための注意点などをご紹介しました。

美容歯科・審美歯科の集客では、ホームページを活用したSEO対策やMEO対策、写真や動画といったビジュアルでの訴求が可能なInstagram集客などがおすすめです。

しかし、このようなオンラインでの集客は中長期的に実施する施策ではあるものの、適切な方法で行わなければ思うように効果を得られない可能性があります。

弊社サービス「バンソウ」では、貴院の課題抽出から最適な施策の提案、実行、効果検証までを一貫してサポートするため、「オンラインでの集客が初めて」という方にもおすすめです。「いずれは内製化させたい」といった方に向けてのサポートも行っているため、ぜひお気軽にご相談ください。

貴院の集客をゼロから支援!

美容歯科・審美歯科に適した集客方法は多岐にわたるため、自院の規模や特性、ターゲット層などに合った施策を選ぶことが大切です。「どの施策がよいかわからない」「集客に取り組んでいるが効果が出ない」といった方は、ぜひバンソウへご相談ください!

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