訪問歯科の集客を諦めないで！おすすめの集客方法や成功のポイントを紹介

訪問歯科の需要は高まっている

厚生労働省の「介護保険事業状況報告　月報（暫定版）」によると、2025年1月時点での要介護認定者数は719.7万人です。2024年1月は706.7万人、2023年1月は693.3万人であり年々増えていることから、今後も要介護者の数は増えていくことが予想されます。

訪問歯科では、主に歯科医院までの通院が難しい要介護者や高齢者などを対象に治療を行っているため、要介護者の数が増えていくにつれて、施設や自宅にいたままでの治療が可能な訪問歯科の需要も高まるでしょう。

訪問歯科の集客が難しい理由

上記のように、訪問歯科は今後さらに需要が高まることが予想されますが、思うように患者を集められない歯科医院が多いのも現状です。

訪問歯科は通常の外来歯科と比べて患者とするターゲット層が限られているだけでなく、サービス形態自体を認知されにくい点が課題です。

また、地域の介護施設や病院、ケアマネージャーなどと連携を取り自院を認知してもらったうえで訪問治療を依頼されるケースもあるため、開院したての場合や、地域・ケアマネージャーとのつながりが薄い場合は、集客が難しいでしょう。

訪問歯科のおすすめ集客方法

上記では、訪問歯科の需要が高まっている一方で、集客が難しい理由をご紹介しました。訪問歯科の集客では、地域との連携を強めることをはじめとして、Webを活用したホームページ制作・SEO・MEO・Web広告・SNSといったWeb集客や、チラシ・パンフレット配布などがおすすめです。

特に最近では、スマートフォンやSNSの普及により、インターネットで検索して情報収集や病院選びを行う見込み客も増えているため、Web集客に力を入れるのもひとつの手でしょう。

訪問歯科のおすすめ集客方法は、次のとおりです。

地域の介護施設やケアマネージャーとの連携強化

地域の介護施設や支援センターなどに定期的に訪問し、訪問歯科の説明会などを実施することで、施設や職員、ケアマネージャーなどとのつながりを持てるでしょう。

また、訪問歯科の場合は一般的な歯科医院とはサービス形態が異なるため、訪問歯科で行う診療内容やサービス、対応エリアなどを記載したパンフレットなどを施設に配布するのもおすすめです。

自院を利用した施設の職員がほかの施設にも紹介してくれるよう、丁寧な患者への対応や職員とのコミュニケーションを心がけましょう。

ホームページ制作・SEO対策

上記でも触れたように、最近ではインターネットを活用して病院選びをする見込み客も増えているため、自院のホームページを制作し、検索結果の上位に表示できるようSEO対策（検索エンジン最適化）を行うのもよいでしょう。

訪問歯科を探す見込み客は、自身の住んでいる地域名を含んだ「〇〇市 訪問歯科」や、患者の症状を含めた「寝たきり 訪問歯科」などのキーワードで検索します。

ホームページのタイトルやページ内に「〇〇市の訪問歯科なら」「寝たきりの人でも安心して受けられる訪問歯科」のように、「見込み客が検索した際に自院のホームページが表示されてほしい」というキーワードを設定することで、SEO対策が行えます。

MEO対策

上記のSEO対策とあわせて、MEO対策（マップエンジン最適化）も行いましょう。MEO対策では、Google ビジネス プロフィールという企業情報をまとめたコンテンツを作成し、Google マップ上の検索結果で上位表示を狙う施策です。

引用：Google マップ

Google ビジネス プロフィールには、自院の所在地や診療時間、対応エリア、連絡先など以外にも、院内の写真や口コミなども掲載できます。

自院の雰囲気やスタッフの対応の質などがわかる写真や口コミが集まることで、「この医院なら安心して治療をまかせられそうだ」と訪問を依頼してもらいやすくなります。

Web広告やSNSの活用

Web広告やSNSなどを活用することで、介護施設に勤める職員や、訪問治療を必要とする患者の家族に対してアプローチしやすくなります。

例えば、Web広告ではリスティング広告やSNS広告があげられます。リスティング広告は検索結果に表示される広告で、通常の検索結果よりも上位に表示される点が特長なため、多くの人の目に留まりやすくなります。

SNS広告は、XやInstagram、FacebookなどのSNSに、通常のユーザーの投稿とあわせて表示される広告です。

これらの広告は、広告を表示するターゲットの属性（居住地、年齢、性別、興味関心など）を細かく設定できるため、自院で狙う属性の見込み客にアプローチしやすい点が特長です。

広告によっては低予算で始められるものもあるので、SEO・MEO対策を行うのとあわせて広告を出稿するのもよいでしょう。

チラシ・パンフレット配布

Webでの集客とあわせて、チラシやパンフレットなどを要介護者や高齢者のいる自宅、介護施設などに配布するのもよいでしょう。

チラシやパンフレットを見てもらえることで、自院の存在をアピールできるだけでなく、訪問歯科が必要になった際に自院のことを思い出してもらいやすくなるでしょう。なお、スマートフォンを使用する要介護者の家族や施設の職員向けに、自院のサイトへのQRコードを設置するのもおすすめです。

チラシやパンフレットを作成する際は、自院がどのようなサービスを提供しており、どのようなエリアに対応しているのかなどをわかりやすく確認できるデザインに仕上げることが大切です。文字を詰め込み過ぎたり、色を使い過ぎたりしないようご注意ください。

手書きでチラシを作成する際のポイントは、以下の記事で詳しくご紹介しています。

訪問歯科の集客を成功させるポイント

ここまで、訪問歯科でのおすすめの集客方法をご紹介しました。訪問歯科の集客方法にはさまざまな種類がありますが、これらの施策を実施して予約数や新規患者数が増えたとしても、継続して自院を利用してもらわなければ、売り上げの向上にはつながりません。訪問歯科の集客を成功させるポイントは、次のとおりです。

予約～訪問後の対応まで丁寧に行う

自院への予約が入ったら、電話やメール、LINEなどを利用して、訪問日時のリマインドや当日必要なものの案内、注意事項などをお知らせするなど迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。

また、自院に関する問い合わせが入ることもあるでしょう。回答が遅くなった場合、見込み客がほかの院に流れてしまう可能性もあるため、1～2営業日を目安になるべく早く回答することが大切です。

訪問後は、「治療から1カ月がたちましたが、具合はいかがですか」など患者のフォローアップも丁寧に行うことで、継続利用につながります。なお、このようなフォローアップは、メールを自動で配信できるメール配信システムや、LINE公式アカウントのステップ配信機能などを活用することで、手入力せずとも簡単に配信できます。

スタッフ全員で集客に取り組む意識を持つ

集客を院長やスタッフ個人が行うのではなく、院全体で集客を行う意識を持つことが大切です。安定して患者を獲得できるよう、訪問時に患者やその家族、職員などにも満足してもらえるよう、スタッフ一人一人がマナーを守り、丁寧な対応を心がけながら治療を行いましょう。

また、訪問歯科は各スタッフが患者のいる自宅や施設に足を運ぶため、現場の様子を把握しづらいことから、スタッフ同士での情報共有も重要です。実際に治療に赴いたスタッフが患者などから言われた要望や感想などを院全体に共有することで、サービスの質を高めやすくなります。

ほかにも、スタッフのモチベーションを維持するために、患者からの満足度が高かったスタッフや、紹介で新規患者の獲得を促したスタッフにインセンティブを与えたりするなどの特典を用意するのもよいでしょう。

訪問歯科の集客はバンソウにおまかせ！

この記事では、訪問歯科の需要が高まる一方で集客が難しい理由や、おすすめの集客方法、集客を成功させるポイントなどをご紹介しました。

要介護者の数は年々増加しているため、自力で通院が難しい患者を対象とする訪問歯科の需要が高まることが予想されますが、患者のターゲットの範囲が狭いことや、サービス形態が一般的な外来歯科と異なり認知度が低いことから、集客に難しさを感じる方も少なくないでしょう。

株式会社クリエイティブバンクのWeb集客サービス「バンソウ」では、「新しい患者が集まらず困っている」という方はもちろん、「なんとなく集客を強化しなければと思っているが、何から手をつけたらよいかわからない」という方まで、あらゆるお悩みを抱えた方をサポートしています。

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