エステサロンで集客できない理由は〇〇だった!おすすめの集客方法を紹介

「SNSも頑張っているのに新規のお客様が来ない」「エステサロンの集客がどんどん難しくなっている」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。
多くのサロンオーナーが、開店当初は友人や口コミである程度の集客ができても、半年〜1年後には新規顧客の来店数が伸び悩み、売り上げが頭打ちになるという課題に直面しています。その背景には、競合の増加による選択肢の多様化、そして「なんとなく集客を行っている」という点があげられます。
この記事では、なぜエステサロンが集客できないかという原因を整理したうえで、改善におすすめの集客方法や集客効果を高めるためのポイントをご紹介します。
「今すぐ自分のサロンの集客を立て直したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、株式会社クリエイティブバンクが運営する集客支援サービス「バンソウ」では、Webからの集客を強化したいサロンオーナーの方に向けて無料相談を受け付けています。
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執筆者

マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
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エステサロンで集客できない理由
エステサロンを運営する中で、「思うように集客できない」「新規のお客様が来なくなった」と感じる場面は少なくありません。特に開業から半年〜1年が経過すると、オープン時の注目や知人からの紹介だけでは限界が訪れ、集客に課題を抱えるサロンが増加します。
集客がうまくいかない理由は1つではなく、サロンの認知度やサービス内容、導線設計、顧客理解など複数の要素が関係しています。ここでは、集客に伸び悩むエステサロンに共通する課題を整理し、それぞれの原因を明確にしていきます。
サロンが認知されていない
そもそもターゲット層に存在を知られていなければ、集客は行えません。どれだけ技術やサービスに自信があっても、認知されていなければ見込み客から選ばれることはないでしょう。
特に新規オープンした店舗や、広告費をあまりかけていない個人経営のサロンでは、「地域名+エステ」などで検索しても出てこない、SNSの発信が届いていない、店舗の看板が目立たないといったケースがよく見られます。
認知を広げるためには、まずはGoogle ビジネス プロフィールの作成(MEO)やWebサイトのSEO対策、SNS活用など、オンライン上での見つけられやすさを高めることが重要です。
競合と差別化できていない
エステサロンが増え続ける中で、ただ「リラクゼーションができる」「フェイシャルが得意」といった特長だけでは、競合との差別化が難しくなっています。
見込み客は似たような価格帯・サービス内容のサロンが複数存在する場合、どこを選ぶべきか判断に迷い、結局ホットペッパーなどポータルサイトでの上位表示サロンや、過去に行ったことのある店舗に流れてしまう傾向があります。
サロン独自のコンセプトや強みを明確に打ち出し、ターゲットに合わせた訴求を行うことが、見込み客に選ばれるための重要なポイントです。
集客戦略が不十分
「とりあえずInstagramだけ更新している」「チラシを配ったけれど反応がなかった」といった行き当たりばったりの集客では、成果は上がりにくいです。
集客とは「誰に」「何を」「どう伝えるか」を設計し、導線を整えて初めて成果につながり、SNSやWebサイト、LINE公式アカウント、地域イベントなど、複数のチャネルを連携させて仕組み化することが、長期的な集客成功には欠かせません。
集客に困っているサロンの多くは、戦略設計ができていない状態で施策を実行している傾向にあります。
顧客ニーズを理解していない
どんなに高品質なサービスでも、来店客のニーズとずれが生じていては集客につながりません。例えば、「肌荒れが気になる20代」に対して、高価格帯のアンチエイジングメニューを提案しても響かない可能性があります。サロンに訪れるお客様は、「リラックスしたい」「悩みを解消したい」といった何らかの期待を持って来店しています。
実際に来店したお客様の声を収集し、ニーズに沿った施術メニューやキャンペーン設計を行うことで、顧客ニーズを反映したサービスを提供できるでしょう。このとき、Google ビジネス プロフィールやポータルサイトでの口コミや、LINE公式アカウントを活用したアンケートが有効です。
施術やサービスの質が低い
新規顧客が来店しても、満足度が低ければリピーターにはなりません。エステサロンでは技術力だけでなく、接客や店内の清潔感といった空間づくりまで含めた総合的な顧客体験が問われます。
特に個人サロンでは、オーナー1人の印象がそのままサロンの印象につながるため、サービス品質への意識は欠かせません。「施術が雑だった」「説明がわかりにくかった」といった些細な不満がSNSや口コミに広がり、悪影響を及ぼすこともあります。
接客やサービスフローを顧客目線で一度見直すことで、集客後の定着率を大きく向上させることが可能です。
予約完了までの導線が複雑
サロンに興味を持ってもらったのに、予約フォームが使いにくい、予約方法がわかりにくい、予約確認メールが届かないといったストレスがあると、せっかくの見込み客を取りこぼしてしまいます。
予約環境を整えるためには、WebサイトやSNS、LINEなど複数チャネルでの予約フォームを用意し、それぞれのチャネルにおける予約完了までの工数を最小限に抑え、スムーズに予約できる仕組みを整えることが重要です。
また、初回来店時の流れを事前に説明したり、問い合わせへの返信を早くすることで、安心感を持って来店を促すことができます。
リピーター育成を行っていない
新規集客に注力する一方で、リピーター施策が疎かになっているケースも少なくありません。エステサロンを安定して経営するには、来店頻度とLTV(顧客生涯価値)を高める施策が不可欠です。
例えば、LINEでの来店後フォローや、来店履歴に応じた個別のキャンペーン配信、次回予約の提案など、小さな工夫でリピート率は大きく改善します。「一度来て終わり」ではなく、「次回も行きたい」と思ってもらえる関係性づくりが、結果として集客の安定化につながります。
見込み客がエステサロンを決めるポイント
見込み客がエステサロンを選ぶ際は、「どのようなサービスが受けられるか」「自分に合っているか」など、多くの情報を比較しながら慎重に判断しています。
特にエステは継続利用が前提となるサービスであり、「失敗したくない」「安心して通いたい」という心理が働くため、価格や技術だけでなく、店内の雰囲気や接客の印象も大きく影響します。ここでは、見込み客がサロンを選ぶ際に重視する要素や、逆に選ばれないサロンの特徴をご紹介します。
サロン選びの際の最大の決め手
株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの「美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫」によると、初回来店するサロンを選ぶ際に最も重視する点は、フェイシャルエステサロン・痩身エステサロン・脱毛サロンのすべてで「ネットの口コミが良い」でした。
【フェイシャルエステサロン】
引用:美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫|株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
【ボディ・痩身エステサロン】
引用:美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫|株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
【脱毛サロン】
引用:美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫|株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
上記からもわかるように、サロン選びの最大の決め手は、信頼を感じられるかという点にあります。
これは価格や設備の良し悪しよりも重視される傾向があり、「このサロンになら任せられる」「この内容なら通う価値がある」と思えるかどうかが来店に直結します。具体的には、口コミ・評判に加えて、丁寧なカウンセリング、施術前後の説明のわかりやすさ、施術内容と価格のバランスが合っているかなどが信頼感につながります。
反対に、ホームページやSNSの情報が整理されておらず、料金がわかりにくい、スタッフの顔が見えないといった場合は不安感を与えてしまいます。「誰に・どのようなサービスを・どのような環境で提供するか」を事前に伝える工夫が、サロン選びの決め手となるポイントです。
「このようなサロンは嫌だ」と思う点
見込み客がエステサロン選びで避けたいと感じるのは、「押し売りされそう」「料金に見合った効果がなさそう」「上から目線でダメ出しされそう」「2回目以降の料金が高すぎる」といった不安があるサロンです。中でも、カウンセリング時に無理な勧誘をされたり、料金体系が不明確なまま契約を勧められたりするケースです。
また、ホームページやSNSの更新が止まっている、店内の写真が古いまま、スタッフの情報がない、といった場合も「ちゃんと営業しているのか?」「ここに行って大丈夫か?」という疑念につながります。さらに、施術内容ばかりが強調されており、口コミなど顧客目線で発信されている情報がないサロンも敬遠されやすい傾向があります。
信頼を得るには、「わかりやすい料金説明」「無理な勧誘はしない方針の明記」「顧客の不安を先回りして解消するような情報設計」が欠かせません。サロンオーナー自身が「自分が顧客だったらどのような点が気になるか」という視点を持って情報発信を行うことが大切です。
エステサロンの集客の基本ステップ
ここまで、見込み客がエステサロンを決めるポイントをご紹介しました。施術内容や施術の流れがわかりやすく、信頼感を抱くことで見込み客はサロンを選ぶ傾向があるものの、集客に取り組む際、「とにかくSNSを更新して情報発信しよう」「広告を出せばお客様が来るはず」といった場当たり的なアプローチをしてしまうと、思うような効果は得られません。
集客は「戦略立案→施策実行→分析・改善」という流れを踏んで、初めて安定して成果を出せます。ここでは、エステサロンが効果的に集客を進めるために押さえておきたい5つの基本ステップをご紹介します。
1.サロンのコンセプトを明確にする
誰に、どんな価値を提供するサロンなのかが明確になっていなければ、ターゲットに響く発信はできません。例えば、「疲れを癒す女性専用サロン」「肌質改善に特化したフェイシャルサロン」など、ターゲットと提供できる価値をセットで定義することで、その後の広告やWebコンテンツにも一貫性が生まれます。
サロンのコンセプトがあいまいなままだと、価格やサービス内容で他店に埋もれてしまい、選ばれにくくなるでしょう。まずは、競合と差別化できるよう自店ならではの軸を持ちましょう。
2.競合サロンを調査する
エリア内の競合サロンを調査することで、自店の現在の立ち位置や改善すべきポイントが見えてきます。例えば、「同じ駅周辺に似た価格帯のサロンがいくつあるか」「競合のホームページやSNSではどのように集客しているか」などを確認することで、自分のサロンがどう競合と差別化できるのかが明確になります。
また、競合の強みや弱みを知ることで、自店の強みを強化するヒントが得られるため、定期的にチェックすることをおすすめします。また、競合調査は、表面的な価格やメニューだけでなく、口コミや導線設計にも目を向けると、自店の改善精度が高まります。
3.顧客のニーズを分析する
どれほど魅力的な施術を用意しても、ターゲットのニーズと合致していなければ集客にはつながりません。例えば、「とにかく癒されたい」という層に対して、美容機器中心の説明ばかりをしてしまっては興味を引けないでしょう。
ニーズを探る際は、実際の顧客の声や来店理由、リピートの動機を整理し、「どのような悩みを抱え、何を求めて来ているのか」を掘り下げることが大切です。定期的なアンケートや施術後のヒアリングなど、日常業務の中にもニーズ分析を組み込むことで、より効果的なメニュー提案や訴求が可能になります。
また、あらかじめ集客施策に取り組む前には「ペルソナ」を設計することも重要です。ペルソナは、年齢・性別といった大まかなターゲット層を設定するのではなく、年収や家族構成、趣味、価値観、情報収集の時間帯など詳細な情報まで掘り下げた顧客像を指します。ペルソナを設計することで、より顧客ニーズを明確にできるでしょう。
バンソウでは、ペルソナ設計に役立つテンプレートを配布中のため、ぜひご活用ください。
4.自店に合う集客方法や戦略を考える
集客方法は多種多様ですが、サロンの立地や客層、運営体制によって有効な方法は異なります。例えば、都市部の若年層向けのサロンなら、若年層のユーザーが多いInstagramをはじめとしたSNSの運用が効果的ですが、郊外の主婦層をターゲットにするならポスティングやLINEでのキャンペーン配信の方が反応率は高くなる可能性があります。
「どのチャネルで」「どんな内容を」「どのタイミングで」届けるかを、自店の特性にあわせて設計することがポイントです。戦略があいまいなままでは、どれだけ発信しても成果は出にくくなります。
5.施策を実行する
戦略を立てた後は、すぐに施策へ落とし込む行動力やスピードが重要です。ホームページの改善、Google ビジネス プロフィールの整備、SNSの更新など、手がけるべきことは多くありますが、すべてを一気にやろうとせず、優先順位をつけて着実に進めることが成果につながります。
また、施策を実行した後は、効果測定し、改善を加えて再度施策の実行を繰り返し、PDCAを回しましょう。「やってみたけど効果がなかったから施策をやめる」で終わらず、「どこに課題があったのか」を可視化することで、次にどうすればよいのか、改善策が見えてきます。
エステサロンのおすすめ集客方法
ここまで、エステサロンの基本的な集客ステップをご紹介しました。集客がうまくいかないと感じているエステサロンにとって、「どの手法が本当に効果的なのか」を見極めることは非常に重要です。
ただし、上記で触れたように、集客方法はサロンの立地・ターゲット・運営方針によっても向き不向きがあり、やみくもに取り組むだけでは時間やコストが無駄になりかねません。ここでは、エステサロンで実際に効果が出やすい集客手法をご紹介します。自サロンに合った手法を見つけ、効率的に顧客獲得につなげましょう。
SEO
SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索結果で上位に表示されるようにWebサイトを最適化する手法です。特に「地域名+エステ」などの地域名を含んだ検索キーワードで上位表示を狙うことで、地域内の新規顧客を効率的に獲得できます。
例えば、施術内容ごとに専用ページを設けたり、ブログで見込み客の悩みに答える記事を発信したりすることで、専門性・信頼性の高いサイトとして評価されやすくなります。一度上位に表示されれば広告費をかけずに継続的な集客が期待できるのも大きなメリットです。
エステサロンのSEO対策について詳しく紹介している記事もあるため、ぜひあわせてご覧ください。
なお、バンソウではエステサロンでの見込み客の各フェーズ(情報収集・比較検討・認知拡大)において有効なSEO対策の方法について紹介している資料も配布しています。SEO対策を強化したい方は、ぜひご活用ください。
ブログ
ブログはSEOと親和性が高く、エステサロンの強みや施術知識を伝えるメディアとして有効で、このようにブログコンテンツを発信してSEO対策を行うことをコンテンツSEOといいます。
例えば「毛穴の黒ずみを解消する方法」や「ブライダル前にエステへ通うタイミング」といった読者の疑問や悩みに寄り添ったテーマを発信することで、検索からの流入と信頼構築を同時に行えます。また、継続的に更新することでサロンの最新情報や活動内容を伝える場としても機能するため、見込み客に安心感を与えられるでしょう。
LP(ランディングページ)
LPとは、特定の目的(予約・問い合わせなど)に特化した1枚構成の縦長ページです。キャンペーンの告知や期間限定メニューの案内などに最適で、SEOというよりも広告やSNSからの流入をコンバージョンにつなげる導線として活用されます。
構成としては、ファーストビュー・キャッチコピー→施術の魅力→施術内容・料金→よくある質問→予約ボタン、といった流れが一般的です。LPは初回来店時の特典や限定感を出すことで、迷っている見込み客の背中を押す役割を担います。
MEO
MEO(マップエンジン最適化)は、Google マップでの検索結果に上位表示されるための施策です。Google マップで「エステサロン 渋谷」など地域名を含んだ検索をした際に上位に出ると、見込み客が「近所でよさそうなサロンを探している」タイミングで見つけてもらえるため、来店につながりやすくなります。
MEOでは、Google ビジネス プロフィールの情報を充実させ、最新の営業時間・写真・口コミを管理することが重要です。特に口コミの数や評価が順位に影響するため、来店後のレビュー依頼も忘れずに行いましょう。
Web広告
検索結果に表示されるリスティング広告や、SNSのタイムライン上に表示されるSNS広告をはじめとしたWeb広告は、短期的にアクセスや予約を増やしたい場合に有効な手法です。
特定エリアや属性に絞ったターゲティングができるため、効率よく見込み客へアプローチできます。例えば、「30代・美容に関心がある人・3km圏内」などの条件で広告配信ができるため、無駄打ちが少なくアプローチを行えます。ただし、広告文や広告とLPの整合性などが整っていないと効果が出づらく費用対効果が悪化するため、事前の準備と分析を慎重に行う必要があります。
ポータルサイト
ホットペッパービューティーや楽天ビューティーなどの美容向けポータルサイトは、エステを探している見込み客が多く集まります。クーポンや写真、口コミを掲載することで新規の予約につなげられるでしょう。中でも、価格帯・メニュー構成・レビューの質といった要素が掲載順位にも影響するため、ページの作り込みと定期的な見直しが大切です。
ただし、ポータルサイトでは掲載費がかかるため、コストを抑えるためにもポータルサイトでファーストコンタクトを得た後は、自社のホームページやLINEといったSNSに誘導したうえでリピーターにつなげる導線も意識しましょう。
SNS
InstagramやTikTokなどのSNSは、ビジュアルで魅力を伝えられるメディアとして、エステサロンの集客に非常に効果的です。ビフォーアフターや施術風景、お客様の感想、スタッフの人柄などを発信することで、親しみやすさや信頼感を得やすくなります。
しかし、ただ投稿するだけでは集客につながらないため、ターゲットに合わせた投稿内容やハッシュタグの選定、フォロワーとの丁寧なコミュニケーションが重要です。リールやライブ配信といった機能も活用すると、より多くのユーザーに届く可能性が高まります。
なお、脱毛サロンのInstagram集客成功事例は以下の記事でご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
ただし、ビフォーアフター写真などを掲載する際は、医療広告ガイドラインに基づく広告規制に注意しなければなりません。詳しくは、「エステサロンの集客では広告規制に注意」でご紹介します。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、リピーターとの関係構築や来店の促進に特化したツールです。予約確認やリマインド、キャンペーンのお知らせなどを自動化できるため、一人一人に寄り添った対応を効率的に行えるのが魅力です。
来店後すぐに「友だち追加でクーポン配布」といった特典を配布すれば、高確率で登録してもらえるでしょう。さらに、来店頻度に応じてメッセージを使い分けたり、最後の来店から日にちが空いている顧客にはクーポン配信したりと、CRM的な使い方ができるのもポイントです。
動画
動画は、エステサロンの雰囲気や施術の様子、スタッフの人柄を視覚的かつ短時間で伝えられるコンテンツです。
特に、ビフォーアフターや施術工程、インタビュー形式の紹介動画などは、見込み客の興味を惹きやすく、SNSやYouTubeなどでの拡散性も期待できます。また、動画をホームページやGoogle ビジネス プロフィールに掲載することで、他サロンとの差別化にもつながります。
動画は「信頼できるかどうか」の判断材料になりやすいため、企画や撮影のクオリティには特に気をつけましょう。
地域イベントへの参加
地域のマルシェやイベント、美容関連フェアへの出展は、オンラインでのWeb施策では接点を持てない潜在層にアプローチする手段として有効です。
自店のサービスに合わせて無料のハンドマッサージ体験や肌チェック、特典付きクーポンの配布などを行えば、その場でサロンに対する印象を残し、後日の来店につなげられるでしょう。
特に、開業初期のサロンにとっては、地元での認知を広げるきっかけになるため、地域密着型のアプローチを考えるうえでは特に外せない施策です。
口コミ・紹介
ここまでご紹介したように、エステサロンはサロンへの信頼感が大きな決め手となるサービスのため、第三者からの口コミや紹介の影響力は非常に大きいです。
既存顧客に対して、「〇人紹介で割引」「次回来店でポイント進呈」などの紹介制度を設けることで、無理なく集客の幅を広げられるでしょう。また、Google ビジネス プロフィールでの口コミ強化も意識しましょう。口コミは検索結果の順位や信頼感にも直結するため、満足度の高かった顧客に積極的にお願いすることが大切です。
名刺
名刺は単なる自己紹介ツールではなく、来店後のリピート促進や紹介を生む媒体としても活用できます。施術後に名刺を渡す際は、「次回10%オフの特典付き」「紹介者・被紹介者ともに割引」などの一言を添えるだけでも再来店や紹介のハードルが下がります。
また、LINE公式アカウントのQRコードやInstagramのアカウントを名刺に記載すれば、来店後の関係性を継続する導線としても機能します。紙の名刺をきっかけに、デジタルでの接点も自然に増やせます。
チラシ
チラシは今もなお、地域密着型ビジネスにとって有効なオフライン施策です。特に住宅街や駅の近くなどターゲットが集中するエリアに絞ったポスティングを行えば、低コストで効率よく認知を広げることが可能です。
チラシでは、写真を多めに使い、価格・特典・立地・予約方法・ホームページやSNSへのQRコードなどを明確に記載することが大切です。また、「初回来店限定特典」などの動機付けがあると行動につながりやすくなります。
DM
来店履歴のある顧客や、一定期間リピートしていない顧客に向けてのDM送付は、休眠顧客を再来店につなげる手段として有効です。はがきや封書で送ることで、メールやLINEでは届きにくい層にもアプローチできます。
内容は、「季節限定メニューのご案内」や「誕生月特典」など、それぞれの顧客にパーソナライズされたものが効果的です。さらに、感謝の気持ちを込めた手書き風のメッセージがあると、好感度アップにもつながります。
お祝い状
誕生日や記念日、来店1周年などに合わせてお祝い状を送ることで、顧客との信頼関係を深め、再来店を促せるでしょう。「おめでとうございます」の一言に加えて、「ささやかな特典をご用意しております」などの案内を添えることで、感謝とお得感を同時に伝えられます。
DMと同様に、手書きや個別のメッセージがあるとより印象に残り、競合との差別化にもつながります。お祝い状は、営業というよりも、おもてなしの姿勢を伝える手段として活用できます。
看板
看板は、通行人や近隣住民へ視覚的に常時アピールできる手段として効果的です。特に住宅街やビルの2階以上にあるサロンでは、外からサロンの外観が見えにくいため、立て看板や電飾看板でサロンの存在をしっかり知らせることが重要です。
看板には「施術ジャンル」「料金目安」「予約方法」など必要な情報を簡潔に載せ、認知から行動へ促す導線を設計しましょう。また、季節ごとのイベントやキャンペーンを記載してこまめに更新することで、「活動的なお店」という印象を与えられます。
エステサロンでの集客効果を高めるコツ
ここまで、エステサロンでおすすめの集客方法をご紹介しましたが、集客施策を実施しても、「期待したほど成果が出ない」と悩むエステサロンは少なくありません。
施策そのものに問題がある場合もありますが、多くは基盤となる接客力やサロンの魅力発信、既存顧客との関係性の構築に改善の余地があることが多いです。
集客は施策だけで完結するものではなく、サロンそのものの信頼性の高さやファンの育成にも関係しています。ここでは、集客の成果を最大化するために、今日から見直せる3つのポイントをご紹介します。
自サロンのアピールポイントを把握する
効果的な集客を行うためには、自店の強みを正しく把握することが欠かせません。競合と同じような施術メニューでも、接客の質、居心地の良さ、スタッフの専門知識、使用する商品など、他にはない価値を見つけ出すことが重要です。
例えば、「短時間でもしっかり効果を実感できる施術」「一人一人に合ったケアの提案力」など、来店者の声をヒントにするのも有効です。明確なアピールポイントは、SNSやホームページ、チラシなどのすべての発信で一貫性を持たせやすくなり、顧客から選ばれる理由にもなります。
コミュニケーション力を高める
エステサロンでの接客や施術は技術が問われると同時に、対話ビジネスでもあります。どれだけ施術が上手でも、カウンセリングや接客の印象が悪ければ、リピートにはつながりません。
逆に、話を丁寧に聞いてくれる、悩みに共感してくれるスタッフがいるサロンには信頼が生まれやすくなります。例えば、「施術前後に感想を聞く」「日常会話の中で体調の変化を気遣う」「専門用語を使いすぎずわかりやすく説明する」など、小さな積み重ねが顧客満足度を高め、「また行きたい」と思ってもらえる理由になります。
既存顧客へのフォローを欠かさず行う
新規集客に力を入れるサロンは多い一方で、既存顧客のフォローが後回しになっているケースも多いです。しかし、集客コストを抑えて安定した売上を生み出すには、既存顧客のリピートが不可欠です。
ここまでにご紹介したようなLINEでの定期的なフォロー、誕生日特典やお礼状の送付など、細やかな対応が「私のことを覚えていてくれた」という安心感につながります。リピーターからは新規顧客の紹介も期待できるため、離れない顧客づくりは新規顧客の集客施策以上に重要ともいえます。
エステサロンの集客では広告規制に注意
集客を強化するうえで欠かせない広告施策ですが、エステ業界では景品表示法や医療広告ガイドラインに類似した規制にも注意が必要です。特に誇大広告や虚偽表示、詳細な説明のないビフォーアフター写真、医療機関との混同を招く表現などは消費者庁から指摘を受けるリスクがあります。
例えば、「絶対痩せる」「最先端機器で確実に美肌へ」といった表現は、根拠が不十分な場合にはNGとなる可能性があります。また、体験者の感想を使った広告も、その内容が主観的であったり、治療効果を強調するようなものは注意が必要です。
広告表現に迷った際は、「事実に基づくか」「一般消費者が誤認しないか」を基準にチェックしましょう。万が一指摘を受けた場合、信頼の喪失や行政指導につながる恐れがあるため、施策の設計段階でのチェック体制も整えておくと安心です。
以下の記事では、医療広告ガイドラインについて詳しくご紹介しています。記事内では美容クリニックでの広告に焦点を当てていますが、エステサロンでも同様に広告表現には注意する必要があります。
エステサロンの集客におけるよくある質問
ここまで、エステサロンで集客する際に注意が必要な広告規制についてご紹介しました。エステサロンの集客では、戦略設計や施策に取り組む中で、「このような場合はどうすればよいのか」といった悩みも多く生まれます。
特に初回来店時の対応や料金設計など、集客数と顧客の質を両立させたいときに悩むポイントは多くのサロンで共通しています。ここでは、よく寄せられる質問の中から、特に多くのサロンが直面する2つの疑問に対して、具体的な対策と考え方をご紹介します。
初回荒らし・はしごはどう対策したらよい?
「安いから初回だけとりあえず行く」「初回限定クーポンを使い回して他店を渡り歩く」といった「初回荒らし」や「サロンはしご」は、特にポータルサイトやSNSキャンペーンを活用しているサロンで起きやすい現象です。これにより、本当に継続利用を望む顧客の予約が取りにくくなったり、利益が出づらくなったりするといった問題が生じます。
対策としては、以下のような方法が有効です。
- 初回来店特典を、2回目以降も通うことが前提の内容にする(例:2回目来店で割引適用など)
- 来店時にカウンセリングを丁寧に行い、サロンの方針や価値観をしっかり伝える
- LINE公式アカウントやメール登録でクーポンを配布し、個人単位での識別を強化する
- 過度に値引きするのではなく、顧客の悩みに寄り添った提案や信頼構築を重視する
短期的な集客数よりも、「また来たい」と思ってもらえる関係性を重視する姿勢が、結果的に初回荒らし・はしご対策にもなります。
初回来店時の料金設定はいくらが適切?
初回来店時の価格設定は、「気軽に体験してもらう」ことと「安売りしすぎない」ことのバランスが重要です。例えば、通常価格の30~50%オフ程度を目安にし、お試しでもしっかり価値を感じてもらえる施術内容を提供することが大切です。
あまりに安すぎると、「安いから来た」という動機の顧客が集まりやすく、リピートや単価アップにつながりにくくなります。しかし、反対に価格が高すぎると来店のハードルが上がってしまいます。
施術内容にもよりますが、エステサロンでのおすすめの料金設計は以下のとおりです。
- 通常メニュー価格:8,000~1万円前後
- 初回限定価格:4,000円〜5,000円程度
- 初回体験後の継続メニュー:回数券やお得なコースを提案
さらに、初回で信頼を得ることを目的に、カウンセリングの丁寧さや施術中の説明など、価格以外の価値を提供する意識を持つことが、リピート率の向上にもつながります。
エステサロンの集客ならバンソウにおまかせ!
この記事では、エステサロンで集客できない理由や集客を行う際の基本ステップ、おすすめの集客方法などをご紹介しました。
「集客のためにいろいろな施策を試したけれど効果が出ない」「SNSやポータルサイトに頼りすぎていて将来が不安」といった悩みをお持ちのエステサロンオーナーの方は、ぜひバンソウのWeb集客サービスをご検討ください。
バンソウでは、サロンの魅力を正しく伝え、地域やターゲットに合わせた最適な集客導線を設計する「結果につながるホームページ運用」を支援しています。単なるデザインやコンテンツの制作にとどまらず、SEO・MEO対策、ブログ運用、LINEやSNSでの集客強化など、継続的な集客を実現する仕組みづくりを一貫してサポートします。
特に「Webのことはよくわからない」「広告費をかけずに顧客を増やしたい」といった方には、初期設計から運用までワンストップで任せられるバンソウがおすすめです。
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