ブログ記事における文字数の多すぎ・少なすぎや最適な長さについて紹介

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サイトを運営している方やライティングを行っている方にとって、ブログ記事の文字数が多すぎたり、少なすぎたりするとSEOによくないのか、最適な長さはあるのかなどが気になることもあるでしょう。

この記事では、そのような疑問を持つ方に向けて、ブログ記事の最適な文字数があるのか、文字数の多い記事が評価される理由、適切な文字数で記事を作成するコツなどをご紹介します。

執筆者

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

ブログ記事の最適な文字数とは

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ブログ記事で文字数が多すぎる、または少なすぎると感じた際に、最適な文字数があるのか気になることもあるでしょう。しかし、記事の最適な文字数は定められていません。そこで、ここでは定められていない理由や評価基準をご紹介します。

適切な文字数は定められていない

ブログには、SEO対策に適切な文字数は定められていません。Googleは文字数を基準にコンテンツを評価するのではなく、ユーザーニーズを満たしているかどうかで評価します。そのため、文字数がゼロといった極端な数字ではなく自然に記事を作成した結果の文字数であれば、多くなったり少なくなったりしても問題ないでしょう。

では、実際にGoogleが記事を評価する際には、どのような基準が設けられているのでしょうか。次に、その評価基準についてご紹介します。

Googleが記事を評価する基準

Googleでは、「Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)」で記事の評価基準を示しています。

この内容では、Googleの検索結果に影響が大きい対策方法として、ユーザーファーストの記事を作成することや、検索キーワードを記事内の目立つ場所に配置することなどがあげられています。ほかにも技術的な面ではリンクをクロール可能にすることや、構造化データを使用することなども重要とされています。

ただし、過剰なSEO対策は意図的に行っていない場合でもペナルティの対象となるため、注意が必要です。

ここまでで、文字数は評価基準に含まれておらず、ユーザーファーストの記事が評価されることがわかりました。しかし、実際には検索結果で上位表示されている記事は文字数が多い傾向にあります。次では、文字数が多い記事が評価される理由をご紹介します。

Googleで文字数の多いブログが評価される理由

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キーワードにもよりますが、実際に検索結果で上位を獲得している記事の中には1万文字を超えるものも少なくありません。文字数が評価基準に入っていないとしても、このように文字数の多い記事が上位を獲得するのには、網羅的な情報や関連キーワードを含めているなどの理由があります。ここでは、それらの理由について詳しくご紹介します。

網羅的に情報を含めているため

文字数が多い記事が上位に表示される理由は、ニーズを満たすために網羅的な記事を作成しているからだといえます。特に、キーワードが1語や2語といったビッグキーワードを狙おうとすると、含めるべき内容が多くなるため結果的に文字数も多くなります。

例えば、「SEO対策」というキーワードを狙う場合、記事に含める内容には以下があげられます。

  • SEO対策とは何か
  • SEOとMEOの違い
  • SEO対策のメリットとデメリット
  • SEO対策によってどのように順位が決定されるのか
  • 効果的なSEO対策は何か
  • SEO対策でやってはいけないこと
  • SEO対策の効果を確認する方法
  • SEO対策に成功した事例
  • SEO対策におすすめのツール

このように、SEOに関する情報を網羅的に含めようとすると、文字数は多くなるでしょう。

網羅的に情報を含める際は、ユーザーのニーズに合った内容で構成する必要があります。文字数を増やそうとユーザーが求めていない情報まで取り入れるのは、ユーザーファーストで評価するGoogleにとって望ましくありません。

関連キーワードを含めているため

文字数の多い記事では、メインキーワードと一緒に使われる関連キーワードも含まれやすくなるため、さまざまなキーワードで上位を獲得できる可能性があります。

例えば、「SEO」というキーワードの関連には「対策」や「ツール」「MEO」などのキーワードがあげられます。

「SEO」で記事を作成しようとすると、これらの関連キーワードも記事内で自然に含まれるため、幅広いユーザーニーズを満たせられるようになり、関連キーワードでも上位を獲得しやすくなるでしょう。

記事の専門性が高いため

Googleの検索品質評価ガイドラインでは、記事の評価基準としてE-E-A-Tがあげられており、それぞれのアルファベットは「経験(Experience)」「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」となります。

キーワードが専門的で難しい場合や、キーワードに関する情報を深掘りして記載する必要がある場合は自然と記事の文字数が多くなり、専門性の高い情報を含めた記事となるためGoogleに高く評価されやすくなります。

ここまでで、Googleで文字数の多いブログが評価される理由についてご紹介しましたが、これはユーザーニーズを満たすために適した文字数ともいえます。次では、適切な文字数でブログ記事を作成するコツをご紹介します。

適切な文字数でブログ記事を作成するコツ

ポイント

適切な文字数でブログ記事を作成するには、競合サイトやユーザーニーズを踏まえて構成を作ったり、関連性のある記事への内部リンクを設置したりすることなどがコツとしてあげられます。これらのコツを押さえて、適切な文字数でブログ記事を作成しましょう。

競合サイトやユーザーニーズを踏まえて構成を作る

記事作成に入る前に、競合サイトやユーザーニーズを踏まえた記事構成を作ります。キーワードに対して自分で含むべき内容を考えることも大切ですが、競合サイトではどのような内容が含まれているのか、SNSでキーワードに関する疑問が投稿されていないかなどを調査することで、ユーザーニーズに合った記事を最適な文字数で作成できるようになります。

ただし、1つのサイトの構成や文章をそのまま使うのではなく、複数のサイトを見て必要な見出しを選んだり、独自で含められそうな内容を追加したりすることが重要です。競合サイトの見つけ方については「競合サイトの見つけ方とは?必要性やSEOツールを用いた手順を解説」の記事をご参照ください。

関連性のある記事への内部リンクを設置する

1つの記事に内容をすべて含めるのではなく、深掘りしたい内容を別の記事で作成し、その記事への内部リンクを設置することで文字数が増えすぎてしまうのを防げます。

例えば、前述した「競合サイトやユーザーニーズを踏まえて構成を作る」の見出しでは、競合サイトの見つけ方についての内部リンクを設置しています。内部リンク先の記事では、見つけ方について深掘りした内容をご紹介していますが、これを内部リンクではなく本記事の中に含めようとすると文字数が膨大になってしまいます。

内部リンクを張るとGoogleのクローラーがページを巡回しやすくなったり、補足コンテンツとして内容が網羅的になったりするため、SEO対策にも効果的といえるでしょう。ただし、関連性のない記事の内部リンクを多く設置するとリスクにもなるため、注意が必要です。

内部リンクが多すぎるリスクについて詳しく知りたい場合は、「SEOで内部リンクが多すぎるリスクは?適切な数や張り方を紹介」の記事をご参照ください。

長文でも読みやすくなる工夫を施す

適切な文字数で記事を作成しても、1万文字以上のような長文になってしまうことはよくあります。この場合は、長文でも読みやすくなるような工夫を施すとよいでしょう。

例えば、改行や画像、表、リスト、デザインなどをうまく活用することで、ユーザーの離脱を防ぐことが期待できます。

サイトを運営している方の中には、記事全体の文字数が多くなると読まれなくなってしまうと考える方もいるかもしれませんが、ニーズに合う内容をしっかりと提供できていれば記事全体を読んでもらえることもあるため、わかりやすい内容を心がけて作成するとよいでしょう。 SEOライティングのコツについて詳しく知りたい場合は、「SEOライティングのコツを注意点とあわせて解説!」の記事をご参照ください。

ここまでで、適切な文字数でブログ記事を作成するコツをお伝えしましたが、実際の記事ではどのように文字数を確認すればよいのかがわからない方もいるでしょう。そこで、次ではブログ記事の文字数を確認する方法をご紹介します。

ブログ記事の文字数を確認する方法

ステップ

ブログ記事の文字数を確認したい場合は、Microsoft WordやGoogle ドキュメント、Webツールを活用することで可能になります。ここでは、それらのツールで文字数を確認する方法をご紹介します。

Microsoft Word

Wordでは、文字数をカウントできる機能があります。文字数を確認する際は、下図のように「校閲」タブから「文字カウント」をクリックすることで、文書に入力されている文章の文字数がポップアップで表示されます。

ブログ 文字数 多すぎ

また、画面左下にも「0単語」のように単語数が表示されており、表示部分をクリックすると文字カウントが表示され、文字数を確認することが可能です。

Google ドキュメント

Google ドキュメントにも文字数をカウントできる機能があります。文字数を確認するには、ドキュメントの作成画面でキーボードの「Ctrl」+「Shift」+「C」を同時に押します。すると、ドキュメント上に入力されている文字数がポップアップで表示されます。「入力中に文字数を表示」にチェックを入れると、文字数を常時表示できるため確認のたびにキーを押す必要がなくなります。

Webツール

Web上では、さまざまな文字数カウントツールが無料で利用できます。これらのツールで文字数をカウントする際は、文字数をカウントしたいテキストをコピーしてツールの入力欄にペーストします。多くのツールはこの方法で文字数を確認できます。

主なツールには以下があげられます。

ラッコツールズの文字数カウントでは任意の指定文字を除去する機能があり、Sundry Streetの文字数カウントではバイト数を確認する機能があるなど、各ツールで文字数カウント以外にも特徴的な機能が提供されているため、文字数カウント以外の機能を使いたい場合は自身に合った機能があるツールを選ぶとよいでしょう。

ここまでで、ブログ記事の文字数を確認する方法をお伝えしましたが、記事の本文以外でも文字数に気をつけるべき箇所がありますので、次でご紹介します。

本文以外で文字数に気をつけるべき箇所

注意

記事の本文以外で文字数に気をつけるべき箇所としては、タイトルとメタディスクリプションがあげられます。ここでは、それぞれの適切な文字数についてご紹介します。

タイトル

Goolgeの検索結果では、記事のタイトルが長すぎると見切れてしまうため適切な文字数にすることが大切です。検索結果に表示されるタイトルの文字数は、PCで30文字程度、スマートフォンでは30〜40文字程度となっています。そのため、両方で見切れずに表示するためには30文字以内でも記事の内容が伝わるタイトルを作成するとよいでしょう。

適切なタイトルのつけ方について詳しく知りたい場合は、「ページタイトルとは?SEOに効果的な付け方や注意点」の記事をご参照ください。

メタディスクリプション

メタディスクリプションもタイトルと同様に長すぎると見切れてしまうため、適切な文字数で作成する必要があります。検索結果に表示されるメタディスクリプションの文字数は、PCで120文字程度、スマートフォンでは80文字程度となっています。作成する際は両方で見切れずに表示できる80文字で作成することを意識し、長くても120文字程度に抑えるようにしましょう。

メタディスクリプションは、キーワードに合わせてgoogleが自動で変更することもあるため、必ずしも設定した文章が表示されるとは限りません。メタディスクリプションが反映されないときの原因や対処法について詳しく知りたい場合は、「メタディスクリプションが反映されないときの原因と対処法をご紹介!」の記事をご参照ください。

alt属性

alt属性とは、画像が表示されないときに代わりに表示されるテキストのことです。alt属性はimg要素として以下のようにコードを記述します。

<img src="画像のパス(〇〇.jpeg など)" alt="画像の内容を説明するテキスト">

alt属性の設定により、Webページ上の画像が表示できないときに代わりのテキストを表示するだけでなく、音声読み上げ機能に対応したり、googleのクローラーに画像の内容を伝えたりすることが可能になります。

alt属性を設定する際、文字数の制限はありませんが、文字数が多すぎるとかえって画像の内容が伝わりづらくなる恐れがあります。そのため、20文字程度で簡潔に画像の説明を記述するとよいでしょう。

まとめ

この記事では、ブログの最適な文字数や、文字数の多いブログが評価される理由などをご紹介しました。ブログの文字数は、自然に記事を作成した結果の文字数であれば、多すぎる、または少なすぎるといった問題はありません。

ただし、実際には検索結果で上位表示されている記事の文字数は多い傾向にあり、理由としては網羅的な情報や関連キーワードを含めているなどがあげられますが、これはユーザーニーズを満たすために適した文字数ともいえます。この記事でお伝えしたように、ユーザーニーズを踏まえた記事構成や内部リンクの設置などを活用して、適切な長さでブログ記事を作成しましょう。

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