SEOではページ数が多い方が有利?目安の量や効果が出ないサイトの特徴を紹介
公開日:2026年04月07日
「SEOを行ううえではページ数が重要?」「ページ数が多ければ多いほど有利?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
SEOでは、確かにページ数が多いほど、検索エンジンから評価される可能性も高まるため、有利に働く傾向がありますが、むやみにページを量産することで、かえって評価を落としてしまう恐れもあります。
この記事では、SEOでページ数を増やすことは有利なのか、SEO効果を高めるために必要なページ数の目安や効果的なページ数の増やし方などとあわせてご紹介します。
執筆者
マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
SEOではページ数が多い方が有利とは限らない
SEOに取り組む際、サイト内にページ数が多いほどサイトが評価されやすく、有利なのではないかと考える方も多いでしょう。
確かに、ページ数が多いほどサイト上で多くの情報を網羅できるため、SEOに有利に働くこともありますが、ただページ数を増やせばよいわけではなく、場合によってはかえってサイト評価を落としてしまうこともあります。
SEOでは、単純なページ数よりも、質のよいコンテンツとして検索エンジンに評価されるよう、データベースへインデックスされる数を重視し、質の低いページは非公開にするなどこまめに整理することが大切です。
ページ数よりもインデックス数を重視する
SEOを強化するときは、サイト全体のページ数よりもインデックス数を重視しましょう。
インデックスされているページとは、Googleなどの検索エンジンのデータベース上にページ内容が登録され、検索結果に表示できるページを指します。インデックスされていなければ、検索結果には表示されないため、検索からの流入は発生しません。
例えば、自社サイトのお知らせページや問い合わせページ、サンクスページ、インタビュー記事、プライバシーポリシーなど、ユーザーからの検索流入を目的としていないページや、インデックスされないよう設定している(noindexを設定している)ページは、基本的には検索流入が発生しないため、いくら数が多くても、サイト評価を高めることにはつながりません。
そのため、自社のサービスページやLP、採用ページ、ブログ・コラムなど、検索結果からの流入を目的としたページを増やし、インデックス数を増やすことが重要です。
インデックス登録については、以下の記事をご確認ください。
低品質なページは非公開または削除する
上記のとおり、SEOでは検索流入を目的としたページ数を増やす必要がありますが、やみくもにページを量産するだけでは、かえってサイト評価を落としてしまいかねません。
Googleでは、ユーザーが信頼性の高いコンテンツを閲覧できるよう、低品質なコンテンツに対してペナルティを科しています。例えば、以下のようなページはペナルティの対象となりやすいため注意が必要です。
- 他サイトから無断転載・コピーしたページ
- 検索順位を操作する目的で作られたページ
- 内容の薄いアフィリエイトページ
- 隠しテキストと隠しリンクを使用したページ
- キーワードを乱用しているページ
このようなページはインデックスから外れたり、ペナルティを受けてサイト評価が下がる恐れがあります。詳しくは、Google 検索セントラルの「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」をご確認ください。
ペナルティについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
ページ数を増やしてSEO評価が高まる理由
上記のとおり、やみくもにページ数を増やすだけではサイトのSEOは強化できませんが、適切にページを増やすことで、検索結果で上位表示されやすくなったり、ユーザーからの認知度や信頼感を高められたりするなどの効果が期待できます。
では、なぜページ数を増やすことによってSEOを強化できるのでしょうか。以下では、適切にページ数を増やした際に、なぜSEO評価が高まるかの理由をご紹介します。
トップページ以外のページも評価されるため
検索エンジンは、トップページだけでなくサイト内のさまざまなページを巡回し、それらから読み取った情報も含めてページ単位・サイト全体の評価を決めるため、ページ数が多いほどサイトの情報量が多く、評価が高まりやすいといえます。
インデックスされているページ数が多いほど、検索エンジンから評価される機会も増えるため、検索順位が上がる機会も増えることが期待できます。
ロングテールキーワードでの流入を狙いやすくなるため
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少ないキーワードのことで、複数語で構成されたキーワードや1語が長いキーワードが多いです。ページ数が増えると、その分多くのキーワードでの流入を狙いやすくなり、特にロングテールキーワードでの流入が増えやすくなります。
ロングテールキーワードは検索される頻度は少ないものの、検索ボリュームの大きなビッグキーワードよりも検索意図や悩みが具体化されており、問い合わせや予約などその後のアクションにもつながりやすい傾向があります。このようなロングテールキーワードでの流入を狙うために、ページ数を増やすことも重要です。
サイトの専門性を高められるため
サイトのテーマに関連する内容のページが多く存在することで、サイトの専門性が高まるため、個々のページだけでなくサイト全体の評価も高めやすくなります。
例えば、歯科医院のサイトであれば、虫歯を放置するリスクやインプラントに関する情報、子どもの虫歯予防方法、歯列矯正の費用など、歯に関する情報を述べたコラムページを複数作成するのがおすすめです。
このように、自社サイトのテーマに合うページを増やすことで、サイトの専門性が高まり上位表示されやすくなるだけでなく、「この企業サイトは悩みを解決できるページがたくさんあるから安心」と信頼感を抱いてもらえます。
内部リンクでサイト内の回遊率を高められるため
内部リンクで関連するページ同士をつなぐことで、ユーザーが1ページのみ見て離脱するのではなく、複数ページを閲覧してサイト回遊率を高めやすくなります。
また、ページ同士が内部リンクでつながっていると、それぞれのページの評価も高められるため、最終的にサイト全体の評価も底上げできます。
被リンクを獲得できる可能性が高まるため
ページ数が多いことで、外部サイトからのリンクである「被リンク」を受けられる可能性も高まります。被リンクは、ページやサイトの評価を高めることに大きく貢献するため、有益な情報を掲載しているサイトからの被リンクなど、権威性・信頼性の高いサイトからの被リンクが狙えるよう自社独自の情報やデータ、図解など、リンクを張りたくなるようなコンテンツを含めるとよいでしょう。
ただし、自社と関連性が低いテーマのサイトや、低品質なページで構成されているサイトからの被リンクはかえって自社サイトの評価を落としかねないため、これらのサイトから被リンクを受けている場合は、否認申請を行うことをおすすめします。
否認申請については、Google Search Console ヘルプの「サイトへのリンクを否認する」をご確認ください。
SEO効果を高めるために必要なページ数の目安
ここまで、ページ数を増やすことでSEO評価が高まる理由をご紹介しました。では、SEOに取り組むうえで、実際にどのくらいのページ数があれば効果を十分に発揮できるのでしょうか。
結論、必ずしも効果を高められるページ数は具体的には決まっておらず、100ページで安定して上位表示されるサイトもあれば、300ページあるのにほぼ上位表示されないサイトも存在します。
しかし、上記でも触れたように、ページ数が多いほどさまざまなキーワードでの流入が期待できたり、サイトの専門性を高められたりするといったメリットがあるため、なるべくコツコツと自社サイトのページ数を増やし続けることが重要です。
なお、具体的に上位表示を狙いたいキーワードがある場合は、そのキーワードで検索した際に上位表示されている競合サイトで、どのくらいの数のページがインデックスされているのか確認するのも一つの方法としてあげられます。
競合サイトのインデックスされているページ数は、「site:」の後に競合サイトのURLを入力して検索することで調べられます。

SEO効果を高めつつページ数を増やす方法
上記のとおり、SEOに効果的なページ数の目安は明確に定まっていませんが、SEOで評価されやすいサイトにするためのページ数の増やし方にはポイントがあります。以下では、SEO効果を高めつつページ数を増やす方法をご紹介します。
1ページ1キーワードを意識してページを作る
SEOを意識してページを作成するときは、1ページ1キーワードを狙うことを意識しましょう。例えば、「ビジネスメール 送り方」というキーワードを狙っているのに、「名刺 交換方法」というキーワードも狙った内容をページ内に含んでいては、検索エンジンがどのキーワードに関連する内容なのかを認識できず、正確なページ評価が行われない可能性があります。
また、「AIとは」と「AI 何ができる」といったキーワードのように、似たような検索意図のキーワードのページがサイト内に複数あると、重複コンテンツとして検索エンジンからの評価が分散し、この場合も各ページの評価が低くなる可能性があります。
異なる検索意図のキーワードはページを分け、似たような検索意図のキーワードは1ページ内にまとめることを意識することで、適切にページを整理できます。
検索ボリュームの少ないキーワードから狙う
ページを作る際は、キーワード選定も慎重に行いましょう。サイトを作りたての段階や、ページ数が少ない段階では、いきなり検索ボリュームの多いビッグキーワードを狙ったとしても、競合サイトに埋もれてしまいます。
「ロングテールキーワードでの流入を狙いやすくなるため」でも触れたように、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードは検索される頻度こそ少ないものの、競合性も低く上位表示の難易度が低い特長があります。このようなロングテールキーワードからページ数を増やし、徐々にサイト評価を高めることでビッグキーワードでの上位表示も狙いやすくなるでしょう。
関連キーワードを網羅する
狙いたいキーワードに関連するキーワードも網羅し、関連コンテンツを増やすことで、サイト内の専門性向上や、内部リンクによる離脱防止・回遊率向上といった効果が期待でき、サイト評価を高められます。
関連キーワードを探す際は、検索ボックスに表示されるサジェストや検索結果の「他の人はこちらも検索」欄などが参考になります。
ページを整理した際は内部リンクも見直す
「低品質なページは非公開または削除する」でも触れたように、内容が薄いページなどの低品質なページが存在する場合は、非公開や削除を行い、サイト内を整理しましょう。
ただし、このときただ非公開・削除するだけではなく、そのページと内部リンクでつないでいるページがないかを確認することが大切です。内部リンク先として設定したページが非公開・削除により存在しない場合、エラーページが出てしまいサイト回遊の妨げになります。
内部リンクを修正する際の方法は2通りあり、一つはURLを別ページのものに修正する方法です。確実にURLを修正できるものの、大量のページから内部リンクが設定されていた場合は修正の手間も増えるため、そのようなケースにおいては、非公開にしたページから新しいリンク設定先のページに向けて301リダイレクト設定を行い、新ページへ誘導する方法がおすすめです。
ページ数を増やしても伸び悩むサイトの共通点
ここまで、ページ数を増やしてSEO評価を高める方法をご紹介しましたが、「ページ数を増やしているのに上位表示されない」「ページが全然インデックスされない」と悩む方も少なくありません。
以下では、ページ数を増やしても伸び悩むサイトの共通点をご紹介します。
コンテンツが検索意図に沿っていない
ページが上位表示されたとしても、コンテンツの内容がユーザーの検索意図にそぐわない場合、「思っていたものと違った」と離脱されてしまいます。
コンテンツを作成する際は、まずはすでに上位化している競合ページの内容を確認して基本的な情報を網羅しつつ、自社独自の情報や事例などのオリジナルコンテンツを盛り込むことで、ユーザーにとって有益なコンテンツを目指せます。
キーワードの重複(カニバリ)が起きている
似たような検索意図のコンテンツがいくつもサイト内に存在すると、それぞれのコンテンツが評価を食い合う「カニバリ(カニバリゼーション)」が生じます。複数のコンテンツに評価が分散し、各コンテンツの評価が高まりづらくなるため、できる限り検索意図の近いコンテンツが生まれないよう注意しながらページ数を増やしましょう。
特に、ページ数が増えてくるとこのような重複リスクが上がるため、これまでに作成したページをリストで管理したり、定期的にサイト内のページを確認するなど、こまめに整理できる環境を整えておくことをおすすめします。
内部リンクでページ同士をつなげていない
せっかくページを作成しても、ページ自体が独立しており、サイト内のどのページともリンクでつながっていない場合、検索結果での流入しか狙えないため、ユーザーがページに訪れる確率が下がります。
関連するページ同士を内部リンクでつなぐことで、それぞれのページからもアクセスできるようになるため、各ページのアクセス数を増やせるだけでなく、サイトの回遊率も高められます。
ページの専門性が低い
検索エンジンは専門性の高い内容を掲載したページを評価するため、以下のようなページは評価が低くなります。
- 誤った情報を掲載している
- 古い情報を掲載している
- 引用元を示さずに文章やデータを引用している
- 自社独自の情報が含まれていない
正確かつ最新の情報や、自社独自の情報を含めることで、ページの専門性は格段に上がります。
また、公的機関や専門機関が公開しているデータを引用することでも、情報の説得力を高められます。データを引用する際は、必ずどこから引用したのか、サイト名やURLを示しましょう。サイトによっては、引用ルールが個別に定められていることもあります。
無駄なくサイトのページ数を増やしたい場合はバンソウにご相談ください
この記事では、SEOでページ数を増やすことは有利なのか、SEO効果を高めるために必要なページ数の目安や効果的なページ数の増やし方などとあわせてご紹介しました。
サイトのページ数は、むやみに増やすだけではサイトの評価にはつながりません。他サイトからのコピーコンテンツや内容の薄いコンテンツなど、低品質なページはかえって評価を悪化させる原因にもなりかねないため、「このキーワードの検索意図は何か」「専門的な内容を含めているか」「ユーザーの課題を解決できるか」などを考慮したうえで、質の高いコンテンツを作成しましょう。
しかし、上記のような高品質なコンテンツは、制作するのに多くの時間を要するため、自社のリソースではページ数を増やしにくいこともあるでしょう。
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