Googleの関連する質問に間違いはある?他の人はこちらも検索との違いも紹介

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Googleの検索結果を見ると、「関連する質問」としていくつかの質問が表示されていることがあります。
クリックすることで質問に対する答えが閲覧できますが、この内容に間違いはないのでしょうか。
この記事では、「関連する質問」を中心に、そもそも「関連する質問」とはどういったものなのか、その仕組みや、同じく検索結果に表示される「他の人はこちらも検索」との違いなどについて解説します。
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードの特徴などもご紹介しますので、Google検索への理解を深めるためにもぜひ最後までご覧ください。

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Googleの 「関連する質問」に間違いはある?

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Google検索を利用した際に検索結果に表示される「関連する質問」ですが、表示されている内容に間違いがあることはないのでしょうか。
はじめに、そもそも「関連する質問」とはどのようなものなのかをご紹介したうえで、間違いの有無について解説します。

そもそも「関連する質問」とは?

「関連する質問」とは、検索したキーワードとの関連性が高いと思われる質問とその答えがカード形式で端的に表示されるGoogleの機能のひとつです。
People Also Ask(ほかの人の質問)の頭文字を取って、PAAとも呼ばれています。
海外では2017年ごろから導入されていましたが、日本では2022年ごろから採用されるようになりました。

関連する質問は、検索結果に以下のようなかたちで表示されます。


※検索したキーワードは「デジタルマーケティング」です。

2024年9月時点では、多くのケースで「関連する質問」というラベルで表示されていますが、今日に至るまでは以下のようなラベルでの表示も確認されています。

  • 他の人はこちらも質問
  • その他の質問
  • 他の人が求めている情報
  • 似たような質問

どのラベル名で表示されていても、PAAの機能自体に変化はありません。

「関連する質問」への答えには間違いがあるケースも存在する

2023年に、Search Console ヘルプのコミュニティへ「Google検索の「似たような質問」に誤った情報が表示されるので修正依頼を出したい」という質問が寄せられています。
このことからも、「関連する質問」には間違いがあるケースも存在するといえるでしょう。

誤りがあった場合は、下記の画像の赤枠内にある「フィードバック」から間違いをGoogleへ報告できます。

フィードバックをクリックすると以下のような画面が表示されるので、該当する項目を選択して次の画面で詳細を入力しましょう。

「関連する質問」の仕組み

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「関連する質問」がどのような仕組みなのか、詳しい内容については公開されていません。

しかし「関連する質問」は、Googleでは「関連質問グループ」と表記されており、「ユーザーが質問を開くと、強調スニペットが表示されます」とされていることから、強調スニペットと同じような仕組みが適用されていると予想できます。

強調スニペットの仕組みは以下のとおりです。

強調スニペットは、ウェブ検索結果から生成されています。Google では、あるページが特定の検索リクエストに対して強調表示するスニペットとして適しているかどうかを、自動システムで判断します。お寄せいただいたフィードバックは、検索アルゴリズムと検索結果品質の向上に役立てられます。
引用:Google の強調スニペットの仕組み|Google 検索 ヘルプ

「他の人はこちらも検索」とは?

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検索結果には、「関連する質問」のほかにもさまざまな情報が表示されます。
そのうちのひとつが「他の人はこちらも検索」です。
ここでは、「他の人はこちらも検索」の概要と仕組みについて解説します。

「他の人はこちらも検索」の概要

「他の人はこちらも検索」は、Googleによって2016年ごろから「People Also Search For」という名前で導入されました。
この頭文字を取って「PASF」と呼ばれることもあります。
「関連する質問」は、「関連性の高い検索」と表示されていることもありますが、現在では「他の人はこちらも検索」というラベルが使用されるケースが増えています。

「他の人はこちらも検索」とは、「関連検索グループ」というGoogleの探索機能のひとつです。
検索したキーワードと関連性の高いキーワードを自動で生成し、以下のように表示します。

「他の人はこちらも検索」の仕組み

「関連する質問」と同様に、「他の人はこちらも検索」がどのような仕組みで表示されているのかは明らかにされていません。
ただ、Googleは以下のように述べていることから、検索したキーワードがほかのユーザーからはどのように検索されているのかを分析し、自動生成されていると予想できるでしょう。

関連検索は、元のクエリと他の人が検索した別の項目に基づいて自動的に生成されます。
引用:探索機能|Google 検索セントラル

「関連する質問」と「他の人はこちらも検索」の違い

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「関連する質問」と「他の人はこちらも検索」は、どちらもGoogle 検索にある検索機能のひとつであることは同じです。
この2つの機能の主な違いは、「関連する質問」がQ&A方式で表示されることに対して「他の人はこちらも検索」は検索するキーワードを表示し、クリックするとその検索キーワードでの検索結果が表示される点です。

「関連する質問」は検索結果だけを見て、欲しい情報を手に入れられるようになっていますが、「他の人はこちらも検索」は再度検索を促してWebサイトを探すように作られている点も違いのひとつといえるでしょう。

「他の人はこちらも検索」が表示されないケースとは

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現在、多くの場合で表示されている「他の人はこちらも検索」ですが、表示されないケースも存在します。
このことについてGoogleは、以下のように述べています。

表示されない場合は、アルゴリズムによってポリシーに違反する可能性のあるコンテンツが含まれていることが検出されたか、予測が報告されポリシーに違反していることが判明したか、または検索が特に人気がない可能性があります。
引用:How we keep Search relevant and useful|Google キーワード

つまり、Googleの「スパムに関するポリシー」に抵触する恐れのあるWebサイトやキーワードが検出された場合や、検索数が著しく低いため検索してもWebサイトが表示されず、以下のような検索結果になるケースでは表示されない可能性があるといえるでしょう。

「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードの特徴

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先述のとおり、「関連する質問」は、検索したキーワードに対してユーザーが抱く可能性の高いものをQ&A方式で表示しています。
そのため、質問に対しての答えが明確に表示されます。
では「他の人はこちらも検索」の場合、表示されるキーワードにはどのような特徴があるのでしょうか。
「関連する質問」は、ユーザーの検索意図が把握しやすくなり、記事構成を作成する際にも見出しの参考になるなど、 SEO対策にも役立てられるため、傾向を知ることで役立つ場面もあるかもしれません。

最後に、「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードの特徴をご紹介します。

サジェストキーワードに表示されているもの

検索をするとき、検索窓にキーワードを入力すると、以下の画像のように検索キーワードの予測が表示されます。
Googleでは「オートコンプリート」と呼ばれていますが、一般的にはサジェストキーワードという名称が定着しています。

「デジタルマーケティング」と検索した際の「他の人はこちらも検索」は以下のとおりです。

サジェストキーワードと比較すると、以下の語句が合致していることがわかります。

  • デジタルマーケティング 会社
  • デジタルマーケティング 本
  • デジタルマーケティング 資格
  • デジタルマーケティング 仕事内容

半数が一致していることからも、サジェストキーワードに表示されたキーワードは「他の人はこちらも検索」に表示される傾向があるといえるでしょう。

検索ニーズに関連しているもの

サジェストキーワードに表示されているものが「他の人はこちらも検索」に表示されるケースは多いものの、無関係に見えるようなキーワードが表示されることもあります。
これは、サジェストキーワードに表示されたキーワードでの検索よりも、検索ニーズに即したキーワードのほうが多く検索されていることに起因すると考えられています。

例えば、「うさぎ 飼い方 かわいい」と検索したとしましょう。
「他の人はこちらも検索」を確認すると、金銭面やデメリットといった、一見すると検索したキーワードとあまり関係のなさそうな言葉が並んでいることがわかります。

これは、「うさぎ 飼い方 かわいい」を検索したユーザーの多くが、「飼ううえで先にデメリットやマイナス面を知りたい」というニーズを抱えていることから表示されている可能性が高いといえます。

「他の人はこちらも検索」には、検索ニーズに沿ったものも表示されるという特徴があるといえるでしょう。

まとめ

この記事では、Google検索で表示される「関連する質問」について、答えに間違いはないのか、そもそも「関連する質問」とはどのようなものなのか、その仕組みなどをご紹介しました。
「関連する質問」とは、検索したキーワードとの関連性が高いと思われる質問とその答えがカード形式で端的に表示されるGoogleの機能のひとつです。
Googleが提供している同様の探索機能には、検索したキーワードと関連性の高いキーワードを自動で生成し、検索をスムーズにする「他の人はこちらも検索」もあります。
どちらも探索機能のひとつですが、「関連する質問」がQ&A方式で表示されることに対して「他の人はこちらも検索」は検索するキーワードを表示し、クリックするとその検索キーワードでの検索結果が表示されるという機能面での違いがあります。
「関連する質問」は2022年ごろから日本のGoogleにも導入された新しいシステムであることから、今後さらなるアップデートが追加される可能性もあります。
SEO対策に活用できるよう、今後の情報を注視していく必要があるといえるでしょう。

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