【実験ログ#4】note×AI×SEO:noteは“アカウントを育てるSNS?マガジン作成・コンテスト参加・内部検索分析から見えた新ルール

【実験ログ#4】note×AI×SEO:noteは“アカウントを育てるSNS?マガジン作成・コンテスト参加・内部検索分析から見えた新ルール サムネイル画像

執筆者

logo-bansou

マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

AI×SEO×noteの検証は4日目に突入しました。
前回までの取り組みに加え、今回は 「マガジン作成」 と 「参加型コンテストへの参戦」 という新たなアクションを実施。そのうえで、note内の検索結果を徹底的に観察してみたところ、SEOとはまったく異なる“note独自の評価軸”が見えてきました。

この記事では、
「noteで読まれるコンテンツとは何か?」
「PVを増やすために重要な行動は何か?」
を一次データベースで整理し、次に活かすための検証内容としてまとめます。

4日目のアクション — マガジン作成とコンテスト参加

● マガジンを作成して内部導線を強化

前回の仮説「 noteでは内部導線(ハッシュタグ・マガジン・関連記事)が重要 」を踏まえ、初めてマガジンを作成しました。

目的は以下の2つ。

  • 同ジャンルの記事をまとめることでアカウントとしての専門性を可視化する
  • 内部回遊を増やして、1ユーザーあたりのPVを最大化する

マガジンはSEOでいうところの“カテゴリページ”に近い存在で、noteにおいても評価に寄与する可能性があると感じています。

● コンテスト「#AIとつくってみた」へ参加

noteは頻繁にコンテストやコラボ企画を開催しており、入賞すると大きな露出が得られます。
今回は「AIとつくってみた」というテーマがあったため、完全AI生成のフィクション記事で参加してみました。

ところが、思ったより反応が伸びず…!

理由として考えられるのは以下の通り:

  • フィクションより“リアル系”の投稿が支持されやすい?
  • AI生成全開だと読者が感情移入しづらい?
  • コンテストによって求められる“世界観”が異なる?

今回の結果だけでは断定できませんが、「コンテストで伸びる記事=note利用者の共感を得やすい作品」という構造があるのかもしれません。

また、求められている情報が支持を得やすいのかもしれないです。

note内部検索を観察して見えた“伸びる記事の法則”

noteを数時間眺めていて、非常に興味深い法則に気づきました。

法則①:投稿されて“日が浅い記事”が上位に来やすい

note内検索では、投稿直後の記事のほうが上位表示されやすい傾向 が見られました。
これはSEOではなくSNSのアルゴリズムに近い構造です。

検索結果の下にスクロールすれば、投稿から時間が経っている記事が目立ちました。

つまり、

  • 情報の“鮮度”
  • 更新頻度

が露出に強く影響している可能性があります。

法則②:「スキ」が多い記事が可視化されやすい

GoogleのSEOでは「いいね」が順位に直接影響することはありませんが、noteでは明確に影響しています。

noteの内部評価式(推測)= 鮮度 × スキ数 × 投稿者のアカウント力

と考えると説明がつきます。

時間が経ったとしても、「スキ」の数が多ければ、検索上位に表示される可能性が高まる傾向にあると考えられます。

法則③:noteは“ストック型SEO”ではなく“フロー型SNS”に近い

  • SEO:→ ひとつの記事を育て、順位を上げ、長期的に評価される世界。
  • note:→ “投稿した瞬間のパワー”が強い。鮮度が落ちると後ろへ流れる。

この性質から導ける示唆は明確で、noteの成功要因は「記事を育てること」ではなく「アカウントを育てること」なのかもしれません。

noteでPVを伸ばすための行動 — 今見えている3つの仮説

仮説①:毎日投稿が最強の戦略?

SEOでは「乱発投稿よりも質の高い記事が大切」という前提がありますが、noteは逆かもしれません。

理由:

  • 鮮度が命
  • キーワード重複がデメリットにならない
  • 毎日の投稿が内部検索で有利に働く可能性

noteでは“量”が“質”を連れてくる可能性がある。

仮説②:リライトで鮮度を更新すれば上位維持できる?

noteの内部検索を見る限り、投稿日が古いのに上位表示されている記事も存在します。

特徴は、

  • コメントが多い
  • スキが多い
  • 更新が細かく続いている(推測)

SEO的な“リライト=順位を上げる施策”

note的な“リライト=新鮮さを保つ行動”

どちらの概念が正しいのか…今後の検証テーマになります。

仮説③:noteは“アカウントの総合点”で評価される

今回、自己紹介記事がバズったことで、これまで読まれていなかった記事のPVも増えたという重要な現象が確認できました。

これはつまり、アカウント全体の評価が上がると、個別の記事まで露出が広がるということ。

SEOで言うところの「ドメインパワー」に近い考え方が、note内部にも存在すると見ています。

SEO的な成果は? 9記事投稿 → インデックス2件の現実

Google検索側の話をすると、

  • 投稿 9記事
  • インデックス 2記事

という結果でした。

インデックスされたのは、ハッシュタグを大量につけた自己紹介記事。
ハッシュタグが内部リンクとして働き、クローラーが回りやすくなった可能性が高いです。

noteはSEOと違い“即効性がある”という事実

  • SEO:結果が出るまで数ヶ月。
  • note:わずか3日でPV 700超。

1日平均 230PV。

投稿ペースを上げればもっと伸びる未来が見える。

この“即効性”は継続を後押ししてくれます。スキが増えたり、フォローされたりする“反応”が目に見えるため、モチベーション維持にもつながります。

まとめ

4日目の検証で見えた結論はひとつ。
noteは、SEOではなくSNSに近いアルゴリズムで動いている。
つまり、

  • 鮮度が命
  • スキが命
  • アカウント力が命

投稿を積み重ねるほど、アカウントとしての評価が上がり、他の記事にも良い影響が波及する。

今後は、

  • 「リライトは有効なのか?」
  • 「毎日投稿はどこまで効果を発揮するのか?」

を検証していきます。

問い合わせバナー
資料ダウンロード誘導