【実験ログ#3】note×AI×SEO:3日目で見えてきた“内部アルゴリズムの正体”と、伸びる記事の条件
執筆者
マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
note×SEO×AIの実験3日目。 この日は特に、note内部で伸びる仕組みやハッシュタグの役割、 Googleインデックスの傾向について、一気に理解が深まった1日でした。 驚きの結果として、自己紹介記事が「スキ100以上」を獲得し大幅に露出。
それに伴い、他の記事のPVまで増え始める“連鎖反応”も確認できました。 この記事では、2日目のアクション → 3日目に得られた結果 → 新たな仮説 までを詳しくレポートします。
2日目のアクションと、その結果
● 「はじめてのnote」に載るため、自己紹介記事を作成
noteトップページには「はじめてのnote」というコーナーがあります。 ここに掲載されると、新規ユーザーへ一気に露出が広がるため、 “バズるための入り口”として非常に重要と判断しました。

そこで、丁寧に自己紹介記事を作成し投稿。 なお、note側での露出基準は明確ではないため、 どの画面で表示されるかはログインユーザーによって異なる可能性があります。

● ハッシュタグは“多め”戦略をあえて採用
2日目時点での仮説は、 「noteではハッシュタグの量が露出に大きく影響する」というもの。
一般的なSEOでは“タグ乱用=NG”ですが、 note内の露出はGoogleとは違うアルゴリズムのため、 今回は以下の方法で検証しました:
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「はじめてのnote」に載っている人気記事のタグを全て調査

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よく使われているタグ・関連性があるタグを大量に設定

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あえて“多め”のタグ付けで内部露出がどう変わるかを確認

一部では「タグ過多はnoteの評価を下げる」という説もありますが、 今回はそれを裏付ける情報が本当に正しいのかを検証する目的で実行しました。
● 結果:自己紹介記事が“スキ100超え”の大ヒット
なんと、自己紹介記事が「スキ100以上」を獲得しました。 PVも大幅に伸び、ほぼ間違いなく大量のユーザーに届けられたと推測されます。

自分のブラウザではトップページに表示されていませんでしたが、 他のユーザーのトップページで掲載されていた可能性が高いです。
この結果から、以下が一定の真実として見えてきました:
- ハッシュタグはnote内部露出に非常に重要
- 関連性のあるタグなら多めに付けても評価は下がらない
- キーワードを詰め込んだタイトルもnoteではマイナス影響が見られない
noteでPVを増やすための“内的要因”の理解
2日目以降の検証で、note内で露出を増やすための要件が明確になってきました。
● ① タイトル・見出しにキーワードを含めると露出が増える

Google SEOでいう“キーワード詰め込み”は逆効果ですが、 note内部ではキーワード密度が高い方が検索露出しやすい印象です。
● ② 質の高いコンテンツ(=問題解決記事)は内部検索で強い

SEOを意識した記事をnote内で検索すると、 どの記事も検索結果の上位に表示されました。
これは、note内検索では「ユーザーに役立つ記事」が評価される可能性を示しています。 つまり、Google上で上位化しなくても、note内部でのSEOには効果があると言えます。
● ③ note内での交流が露出に影響する

他ユーザーの投稿に「スキ」やコメントを残すと、 逆に自分の記事が読まれたりフォローされる傾向が確認できました。
この“相互交流”は、note内部でのエンゲージメントを高め、 アカウント全体の評価向上にもつながると考えられます。
● ④ SNSでのシェア(特にX)は外部流入の基盤に

2日目からXで記事公開を開始。 まだ効果は限定的ですが、これが積み上がることで外部導線の強化につながります。
Googleインデックスの状況と考察
● 9記事投稿 → インデックスされたのは2記事


これまで投稿した9記事のうち、 Googleにインデックスされたのは2記事でした。
新たにインデックスされたのは、 “スキが多く付いた自己紹介記事”です。
● なぜ自己紹介記事がインデックスされたのか?(仮説)
ハッシュタグの大量付与が、内部リンクのように作用し、 クローラーが記事にアクセスしやすくなった可能性があります。


ハッシュタグはnote内でページ間移動の導線となるため、 以下の構造になっていると考えられます:
- ハッシュタグ = 内部リンク
- 内部リンクが多い記事はクローラーが巡回しやすい
- ユーザーがタグ経由で遷移する → クローラーも同じく遷移
この結果、 noteでSEOを意識するなら、ハッシュタグは積極的に使うべき という仮説がより強固になりました。
自己紹介記事が伸びたことで“他の記事のPVも増加”

自己紹介記事が伸びたタイミングで、 その他の記事のPVも増加していることが確認できました。
これは、note内部で以下のような評価ロジックが働いている可能性があります:
- アカウントに“勢い”があると、他の記事も露出が増える
- スキが多い記事を持つアカウントは、信頼性が高いと判断される
- 人気記事があると、他の投稿も合わせてレコメンドされやすい
つまり、 “アカウント評価”がnoteの露出に大きく影響している と考えられます。
「今日の注目記事」の傾向分析
「今日の注目記事」を分析したところ、 以下の共通点が浮かび上がりました。
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コンテストやコラボ企画にエントリーしている記事が多い

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特定のハッシュタグを付けるだけで自動エントリーされる場合がある

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PVやスキの勢いがある記事が選ばれやすい

今後参加できそうな企画があれば、 積極的に記事を投稿し、効果を検証する価値が十分にあります。
note内部検索の“特性”が見えてきた
● 同じアカウントの複数記事が検索結果に表示される

Googleでは「1サイト=1ページ(多くて2〜3ページ)」が基本ですが、 noteでは制限なく自分の複数記事が検索結果に並ぶことを確認しました。
つまり── 同じジャンルの大量投稿が、note内では非常に強い。
キーワード重複も気にする必要がなく、 日記型・連投型の更新でも、多くの人の目に触れやすくなります。
まとめ:3日目で判明した“noteで伸びるための条件”
- ハッシュタグは多めが有利(関連性があれば問題なし)
- 人気記事が1本生まれると、他の記事まで露出が広がる
- note内検索では複数記事が同時に上位表示される
- SEOを意識した構成(問題解決記事)は内部検索でも強い
- ハッシュタグは内部リンクとして働き、クロール促進の可能性
- SNSとの連携・交流・プロフィール強化も評価に影響
次は、
・コンテスト用ハッシュタグを付けた記事の投稿
・マガジン活用による内部導線の改善
・検索結果の順位変動の追跡
などを検証していく予定です。