【実験ログ#2】AI生成記事×noteでSEOは狙えるのか? 2日目で見えてきた“インデックスの速さ”と“note内部アルゴリズム”の兆し
執筆者
マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
note×SEO×AIによるゼロからの実験も2日目に入りました。 本記事では「初日の成果」「2日目のアクション」「そこから生まれた新しい仮説」をまとめています。 特に今回は、わずか24時間以内にGoogle検索結果に反映された記事が登場するなど、 noteならではの動きが見え始めました。 SEO観点とnote内部での露出観点の“二軸”で、非常に示唆の多い1日でした。
初日のアクションから見えてきた成果と課題
● 24時間以内に1記事がGoogle検索結果に表示された

投稿した4記事のうち、1記事が翌日にはGoogle検索結果に表示されました。 これは、「noteは投稿後のクロールが比較的早い」 可能性を示しています。 ただしすべての記事が迅速にクロールされたわけではないため、 “たまたま”の可能性も含め、引き続き観察が必要です。
● 表示されたタイトルが大きく書き換えられていた


検索結果に載った記事のタイトルは、Google側で大きく変更されていました。 これは、以下を意味している可能性があります。
- H2・H3・本文に情報が少ないため、Googleが文脈を判断しづらい
- titleタグやmetaディスクリプションを自由に設定できないnote特有の仕様
- 記事の中心テーマがGoogleに伝わりにくい可能性
タイトルの書き換えられない工夫 書き換えられても意味が伝わる構成の工夫 この2点がnoteのSEO運用では重要だと感じました。
● note内からPVが発生(ハッシュタグ経由?)

少量ですがPVが発生しており、「スキ」も押される動きが見られました。 現時点ではSEO経由ではなく、note内で見つけたユーザーの可能性が高いです。
note側の仕様として、 自分自身のページ閲覧がPVに含まれるのか不明 という点も今後確認したい要素です。
2日目に行ったアクション
● ① note投稿と同時にXでも記事公開を発信

2日目はnote投稿後にX(旧Twitter)でも記事をシェア。 フォロワーがまだほぼいない状態ではあるものの、 外部導線としての効果を検証していきます。
● ② ハッシュタグは引き続き設定(最適解を模索)

noteではハッシュタグ経由の流入が有力と感じたため、 Day1に続き4,5つのハッシュタグを設定。 ただし、note内でどのハッシュタグが人気かを調べる手段がない点は課題です。
● ③ AI記事の「1本作成にかかる時間」を測定してみた

AI生成により、約15,000字の記事を生成 → 校正 → 投稿まで 約20分 で完了しました。 (ストップウォッチで計測)
● ④ note内の“バズり方”に関する探索
noteトップページを観察したところ、以下の2つのコーナーが強力だと感じました。

● はじめてのnote
アカウント開設直後のユーザーの自己紹介記事が並ぶコーナー。 自分も掲載される可能性があるため、ここに向けて1本記事を作成することにしました。
● 今日の注目記事
本日投稿されたものではなく、2〜3日前の記事も掲載されているため、 直近でPVが伸びた記事がピックアップされていると推測できます。
2日目で新たに得られた“仮説と気づき”
● ① ハッシュタグは「多め」のほうがnoteでは有利?
他のユーザーの投稿を確認すると、 ハッシュタグを多めに設定している例が多いと感じました。

一般的なSEOでは「キーワード詰め込み」はマイナス評価ですが、 note内部検索ではキーワード密度が可視的な指標になっている可能性がある という点が見えてきました。
● ② タイトルにキーワードを詰め込む人も多い

noteではタイトルに大量のキーワードを入れている投稿が散見されました。 SEO的には好ましくないですが、 note内部アルゴリズムでは「キーワード量」が露出に影響している可能性があります。
つまり note内の露出戦略とGoogle SEO戦略は全く別物。 ここに大きなジレンマが存在します。
● ③ SEOの優位性は今のところ「インデックス速度」だけかもしれない
2日目時点で感じたSEO面のnoteの強みは、 “投稿してからクロールされるまでの速さ” くらいです。ただし、
・すべての記事が高速でクロールされているわけではない
・評価されるまでの道のりはまだ見えない
という点を踏まえて慎重に判断すべきです。
● ④ noteで“内部露出”を狙う戦略はSEOと相性が悪い?
現状の仮説としては、以下の相反が起きています。
- note内で露出を増やす → キーワード詰め込み、タグ増加が有効
- SEOで上位を狙う → 過度な詰め込みは逆効果
つまり 「note内で勝つ戦略」と「Googleで勝つ戦略」は両立が難しい という結論に近づきつつあります。
まとめ:2日目で見えた“noteの性質”と今後の方針
2日目にして、noteは非常に興味深い性質を持つことがわかってきました。
- Googleへのインデックスは早いが、タイトルは書き換えられやすい
- note内部では“キーワードとハッシュタグ量”で露出が変わる可能性
- note SEOとnote内部での露出は相反する特性がある
- AI生成記事でもスキを獲得できる(内部探索性が強い)
次回は、
・ハッシュタグの調整
を重点的に検証していきます。