コアアルゴリズムアップデートとは?対策方法と今までの主要なアップデートを解説

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コアアルゴリズムアップデートとは、SEO担当者であれば聞きなじみのある言葉なのではないでしょうか。
Googleが年に数回行うコアアルゴリズムアップデートでは、大幅な変更が加えられることもあり、その都度それに対応したコンテンツ作りをしていく必要があります。
この記事では、コアアルゴリズムアップデートとはどのようなものなのか、対策方法のほか、これまでに実施された主なコアアルゴリズムアップデートについて詳しく解説します。

執筆者

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

目次

  1. コアアルゴリズムアップデートとは
    1. コアアルゴリズムアップデートの告知はGoogle公式Xで行われる
    2. 検索アルゴリズムのアップデートは日々行われている
  2. コアアルゴリズムアップデートへの対策方法とは
    1. モバイル端末での見やすさを意識する
    2. ユーザーニーズを把握したコンテンツ作りを行う
    3. E-E-A-Tを意識してコンテンツを作る
  3. これまでの主なコアアルゴリズムアップデート
    1. 2010年以前のコアアルゴリズムアップデート
    2. 2011年:パンダアップデート
    3. 2011年:フレッシュネスアップデート
    4. 2012年:ペンギンアップデート
    5. 2012年:パイレーツアップデート
    6. 2012年:イグザクトマッチドメインアップデート
    7. 2013年:ペイデイローンアップデート
    8. 2013年:ハミングバードアップデート
    9. 2014年:ベニスアップデート
    10. 2015年:ドアウェイアップデート
    11. 2015年:モバイルフレンドリーアップデート
    12. 2017年:日本語検索アップデート
    13. 2017年:フレッドアップデート
    14. 2017年:アウルアップデート
    15. 2017年:医療健康アップデート
    16. 2018年:スピードアップデート
    17. 2019年:BERTアップデート
    18. 2021年:ページエクスペリエンスアップデート
    19. 2021年:スパムアップデート
    20. 2021年:コアアルゴリズムアップデート
    21. 2022年:コアアルゴリズムアップデート
    22. 2023年:コアアルゴリズムアップデート
    23. 2024年:コアアルゴリズムアップデート
  4. まとめ

コアアルゴリズムアップデートとは

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コアアルゴリズムアップデートとは、検索結果をよりよいものにするために、Googleがアルゴリズムの見直しを行うことです。
アルゴリズムを省略して、コアアップデートと呼ばれることもあります。

コアアルゴリズムアップデートは、主に2週間程度で完了する傾向にありますが、過去をさかのぼれば完了までに数カ月を要したものもあります。
コアアルゴリズムアップデート期間中は、アルゴリズムに調整が入るため検索結果の順位変動が激しくなり、Webサイトに影響が出ることも少なくありません。

コアアルゴリズムアップデートの告知はGoogle公式Xで行われる

コアアルゴリズムアップデートの告知は、Google公式Xにて行われます。
下記は、2024年11月のコアアルゴリズムアップデートを行う際にXに投稿されたポストです。

コアアルゴリズムアップデートは、定期的に行われているものの、毎年決まった月に実施されるものではないため、Google公式Xをこまめに確認するのがおすすめです。

検索アルゴリズムのアップデートは日々行われている

検索アルゴリズムとは、検索結果の表示順位を決定するためのシステムのことを指します。
コアアルゴリズムアップデートは年に数回行われていますが、検索アルゴリズムのアップデートは日々行われています。
コアアルゴリズムアップデートは規模も大きいため、実施される際にはアナウンスがあり、どのような内容が変わったのかが一部公表されますが、検索アルゴリズムのアップデートはそれに比べて小規模であり、アナウンスや実施内容の公表もされない場合が多いです。
また、検索アルゴリズムは明かされていないため、どのような仕組みかも不明となっています。

参照:厳格なテスト|Google 検索の仕組み

コアアルゴリズムアップデートへの対策方法とは

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コアアルゴリズムアップデートは事前告知があるとはいえ、アップデートが完了するまでに2週間から長くて数カ月程度はかかり、検索順位の激しい変動が予想されます。
できるだけ影響を受けないようにするためには、どのような対策方法があるのでしょうか。

モバイル端末での見やすさを意識する

パソコン、スマートフォンやタブレットは、それぞれで画面の大きさが違うため、レスポンシブ対応をしていないWebサイトの場合、閲覧する端末によって見づらくなることもあります。
レスポンシブ対応については「モバイルファーストとは?導入する方法や取り組む際の注意点を解説」の記事で詳しく説明しておりますので、こちらをご覧ください。

どの端末からでも見やすいWebサイトにすることで、ユーザーの利便性が向上します。
また、Webサイトの表示速度を速めたり、画像に代替テキストを記述してアクセシビリティを向上させたりすることも有効ですので、取り入れることをおすすめします。

ユーザーニーズを把握したコンテンツ作りを行う

Googleは、ユーザーのことを考えて作られているコンテンツを評価すると明言しています。

Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。

引用:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

これを満たすためには、検索するキーワードに対して的確にユーザーニーズを把握することが重要です。
コンテンツSEOとは?メリットやデメリット、実施の注意点を解説」の記事では、ユーザーに役立つコンテンツの作り方について解説していますので、詳しい手法を知りたい方はぜひご覧ください。

E-E-A-Tを意識してコンテンツを作る

E-E-A-Tとは、経験(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取った言葉で、「「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツ」かを判断するための指標となっています。
Googleは、ユーザーにとって有益な情報を提供しているコンテンツを高く評価するため、
E-E-A-Tを意識したコンテンツ作りが重要となります。

E-E-A-Tについてより詳しく知りたい方は、「E-E-A-T(E-A-T)とは?重要性や高めるコツを解説」の記事をご覧ください。

これまでの主なコアアルゴリズムアップデート

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ここまで、コアアルゴリズムアップデートとはどのようなものなのか、対策方法などを解説しました。
ここからは、Googleが行ってきた主なコアアルゴリズムアップデートについて解説します。

2010年以前のコアアルゴリズムアップデート

Googleは2000年に検索サービスを開始し、2010年までの10年間に、検索エンジンの精度を向上させることを目的として合計14回のアップデートを行っています。

2010年以前に行われた主なコアアルゴリズムアップデートと新サービスや機能の追加は下記のとおりです。

年代

アップデート名

概要

2003年2月

ボストンアップデート

アルゴリズムの大幅な変更と全体的な
インデックスの更新が行われた

2003年4月

カサンドラアップデート

隠しリンクといったリンク関連の悪質な
SEO施策を取り締まる対策が行われた

2003年5月

ドミニクアップデート

カサンドラアップデートよりも
リンク施策への取り締まりが強化された

2003年6月

エスメラルダアップデート

インデックスデータの更新頻度を
高くするために行われた

2003年7月

フリッツアップデート

インデックスデータの更新頻度を
より高くするために行われた

2003年11月

フロリダアップデート

キーワードの詰め込みといった悪質な
SEO施策を取り締まる対策が行われた

2004年1月

オースティンアップデート

ヒルトップアルゴリズム(著名人や
専門家のWebサイトを評価する)を導入した

2004年2月

ブランデーアップデート

リンクやアンカーテキストの関連性を
認識できるようになった

2005年1月

ノーフォローアップデート

nofollowタグを実装した

2005年6月

パーソナライズド検索開始

ユーザーの検索履歴に基づき、
最適な情報を検索結果に表示させるようになった

2005年10月

グーグルローカル導入

店名や住所、営業時間などの店舗情報を
検索結果に表示させるようになった

2005年12月

ビッグダディアップデート

クローリングとインデックスにおける
プロセスを改善するために行われた

2007年5月

ユニバーサル検索導入

Google マップなどWebページ以外の
情報を検索結果に表示させるようになった

2009年2月

カノニカルタグアップデート

canonicalタグを実装した

2009年12月

パーソナライズドサーチ
アップデート

ユーザーの閲覧履歴や所在地に基づいて
最適な情報を検索結果に表示させるようになった

2010年6月

カフェインアップデート

インデックスシステムを再構築し、
インデックス速度を強化した

2011年:パンダアップデート

2011年2月のパンダアップデートは、高品質なコンテンツを高く評価することを目的として行われたものです。
そのため、「コンテンツファーム」と呼ばれる低品質なコンテンツや不適切な広告を表示しているようなWebサイトの評価が下がることとなりました。

2011年:フレッシュネスアップデート

2011年11月に実施されたフレッシュネスアップデートでは、最新情報を必要とする検索キーワードに対して、より新しいコンテンツが優先的に表示されるようになりました。
ただし、あくまでも検索エンジン側が「最新情報を求めている検索キーワードである」と判断した場合にのみ適用されていたため、すべてのキーワードに対して行われていたわけではありません。
例えば、「午後の天気」や「サッカーの試合結果」などの最新情報を必要としている可能性が高いキーワードが該当していました。

 2012年:ペンギンアップデート

2012年4月のペンギンアップデートは、主に不正な手法で取得された被リンクを取り締まることを目的として実施されました。
当時は「被リンクの数=信頼の数」という認識があったため、被リンクを設置するためだけのユーザーにとって意味のないWebサイトが乱立されていました。
この状況にメスを入れたのが、ペンギンアップデートです。
ペンギンアップデートは初回から合計7回ほど更新され、2016年9月の7回目の更新で常に自動アップデートできるように設計されました。

 2012年:パイレーツアップデート

2012年8月のパイレーツアップデートは、デジタルミレニアム法案(DMCA)と呼ばれるアメリカの法律を基準に実施されました。
このアップデートでは、著作権侵害コンテンツが多く含まれるWebサイトを検索結果から除外したり、大幅に順位を下落させたりすることを目的としていました。
これにより法律を順守しているWebサイトが高く評価され、著作権侵害をしているコンテンツや海賊版を提供するような違法Webサイトが、検索結果で存在感を薄める結果となっています。

2012年:イグザクトマッチドメインアップデート

2012年9月のイグザクトマッチドメインアップデートによって、キーワードをそのままドメイン名(Exact Match Domain)に使用しており、なおかつ低品質なコンテンツを含むWebサイトは検索順位が低下する仕組みが導入されました。
当時は、キーワードとドメイン名を完全一致させることがSEOにおいて有効な手段とされており、この状況を打開するためのアップデートであったといえます。

2013年:ペイデイローンアップデート

2013年6月のペイデイローンアップデートでは、主に以下のジャンルのキーワードを使用し、上位表示をさせるためにスパム行為をしていたWebサイトに対して順位を下げる目的で行われました。

  • 金融系
  • ギャンブル系
  • 成人向けコンテンツ系 など

Payday Loan(即日ローン)といったキーワードを対象としていたため、ペイデイローンアップデートと呼ばれていますが、Googleが公式に発表している名称ではありません。
一般的なキーワードを用いて、健全な運営を行っていたWebサイトに悪い影響はなかったとされています。

2013年:ハミングバードアップデート

2013年9月のハミングバードアップデートにより、会話型の検索キーワードに対して適切なコンテンツを検索結果に表示できるようになりました。
例えば「ここから一番近くにあるコンビニは?」という会話型の検索キーワードであれば、従来のままだと検索エンジンが「近く」「コンビニ」だけを認識していたため、「ここから一番近くにある」といった意図が含まれない検索結果が表示されていました。
しかしハミングバードアップデート以降は、このような会話型の検索キーワードに対する認識精度が高まり、検索意図を的確に把握した検索結果が表示されるようになっています。

2014年:ベニスアップデート

2014年12月に実施されたベニスアップデートでは、ユーザーの位置情報が検索結果に反映されるようになりました。
例えば「コンビニ」と検索しただけで、現在の位置情報に基づいて付近にあるコンビニを検索結果に表示するようになったのです。

2015年:ドアウェイアップデート

2015年3月のドアウェイアップデートは、ドアウェイページと呼ばれる誘導ページを対象に実施されました。
ドアウェイページには中身がなく、ユーザーにとって有益なものではありません。
当時、どのようなWebページがドアウェイページとされていたのかは「誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です」をご覧ください。
ドアウェイアップデートにより、こうしたWebページの検索結果での表示順位は大幅に下落することとなりました。

2015年:モバイルフレンドリーアップデート

スマートフォンやタブレットといった端末が普及したことで実施されたのが、2015年4月のモバイルフレンドリーアップデートです。
モバイルフレンドリーアップデートにより、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に適したデザインを取り入れているWebサイトがSEOで高く評価されるようになりました。
モバイルフレンドリーアップデートを開始した際には、Google 検索セントラルにて「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」という記事が公開され、アップデート内容が詳細に語られました。

2017年:日本語検索アップデート

2017年2月に実施された日本語検索アップデートは、日本語による検索の品質向上を目的としていました。
きっかけとなったのは、前年の2016年に起こったWELQ問題です。
WELQ問題について詳しく知りたい方は「キュレーションサイトとは?運営時の注意点や人気サイトをジャンル別に紹介」の記事をご覧ください。

この時期から、Googleは情報の正確性や独自性といった部分をコンテンツで重要視するようになっていきます。

2017年:フレッドアップデート

ペイデイローンアップデートと同様に、公式から発表されたわけではありませんが、2017年、2回目に行われたコアアルゴリズムアップデートがフレッドアップデートです。
変更内容についても詳しい言及がなされていないため、正確な情報はありません。
しかし、過剰に広告を掲載していたWebサイトや、情報の正確性がなく、独自性もないような低品質なWebサイトに影響があったとされていることから、コンテンツの質に関するコアアルゴリズムアップデートであったことと予想されています。

2017年:アウルアップデート

2017年4月のアウルアップデートは、フェイクニュースによる混乱の防止や、不確かな情報を削除していくことを目的として実施されました。
このアップデートでは「検索品質評価者ガイドライン」が改訂されたことにより、攻撃的な内容のほか、低品質なコンテンツを掲載するWebサイトのSEO評価が引き下げられています。

2017年:医療健康アップデート

日本のみという限定的なエリアで行われたのが、2017年12月の医療健康アップデートです。
このアップデートは、「2017年:日本語検索アップデート」でも触れたWELQ問題が発端とされているため、日本のみで実施されています。
これにより、医療や健康に関する検索では、医師や看護師、薬剤師といった医療関係者から提供された情報を掲載しているコンテンツが、SEOで高い評価を受けるようになりました。
健康に関して正確な情報を求めているユーザーの利便性の向上に寄与したコアアルゴリズムアップデートであったといえるでしょう。

2018年:スピードアップデート

2018年7月のスピードアップデートにより、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末上でのWebサイトの表示速度がSEO評価の指標に加えられました。
そのため、モバイル端末上で閲覧した際にWebサイトの表示速度が著しく遅い場合、SEOで低評価を受けるようになっています。

2019年:BERTアップデート

2019年10月に実施されたBERTアップデートでは、検索キーワードの文脈をより深く理解するための自然言語処理技術である「BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)」が導入されました。
それまでは、「日本人観光客が行くべき現地ハワイに住む人に人気の店」といった長い検索キーワードでは、検索エンジンが文脈を理解できず、ユーザーの検索意図と違うWebページが表示されていました。
しかし「BERT」が導入されたことにより、検索エンジンが文脈を読み取れるようになり、長い検索キーワードのほか、ハミングバードアップデートで行われた会話型の検索キーワードに対する検索結果の品質も向上する結果となっています。

2021年:ページエクスペリエンスアップデート

ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月から約2カ月間かけて段階的に展開され、「Core Web Vitals」と呼ばれるユーザーエクスペリエンスの指標が導入されました。
「Core Web Vitals」には、以下の3つが含まれています。

Largest Contentful Paint(LCP): 読み込みパフォーマンスを測定します。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、ページの読み込み開始から 2.5 秒以内に LCP を実現する必要があります。
Interaction to Next Paint(INP): インタラクティブ性を測定します。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、ページの INP を 200 ミリ秒未満にする必要があります。
Cumulative Layout Shift(CLS): 視覚的安定性を測定します。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、ページの CLS を 0.1 未満に保つ必要があります。
引用:Web Vitals|web.dev

これにより、高品質なコンテンツを提供しており、ページエクスペリエンスも優れているWebページがSEOで高く評価されるようになりました。
詳しくはGoogle 検索セントラル ブログの「より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価」をご覧ください。

2021年:スパムアップデート

スパムアップデートとは、検索結果におけるスパムコンテンツの排除を目的として、2021年に複数回実施されました。
スパムコンテンツとは、オリジナリティがほぼないコンテンツや、自動生成された意味のないコンテンツなどを指します。

スパムアップデートでは、悪用を防ぐために、詳しいアップデート内容については伏せられています。
Googleがスパムアップデートについて言及しているコンテンツが一部ありますので、詳しくは「2021 年の Google の検索スパム対策」をご覧ください。

2021年:コアアルゴリズムアップデート

2021年には、スパムアップデートのほか、6月、7月、11月に3回のコアアルゴリズムアップデートが実施されました。
スパムアップデートは、6月と7月のコアアルゴリズムアップデートの間に行われています。
6月と7月のコアアルゴリズムアップデートは2部構成で行われ、6月までに準備が整っていなかった内容のアップデートが7月に行われました。
2部構成でアップデートが行われたのは、2021年のこのコアアルゴリズムアップデートが初めてのことでした。

2022年:コアアルゴリズムアップデート

2022年のコアアルゴリズムアップデートは、5月と9月に合計2回実施されました。
このアップデートでは、「E-A-T(現:E-E-A-T)」を満たしたコンテンツのSEO評価が向上したといわれています。
詳しくは「2022 年 5 月のコア アップデートのリリース(Google 検索)」をご覧ください。

2023年:コアアルゴリズムアップデート

2023年は、3月、8月、10月、11月に、合計4回のコアアルゴリズムアップデートが行われました。
2021年、2022年と比較しても最多であることがわかります。
2023年のコアアルゴリズムアップデートでは、公的機関のドメインが高く評価されるようになったほか、実体験や独自のアンケート調査で得た一次情報を掲載しているコンテンツも同様に高いSEO評価を得られるようになりました。

2024年:コアアルゴリズムアップデート

2024年は、3月、8月、11月、12月の合計4回のコアアルゴリズムアップデートが行われています。
2024年3月のコアアルゴリズムアップデートでは、「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」が更新されました。
この更新は、期限切れドメインの不正使用や、大量生成されたユーザーにとって無益なコンテンツの不正使用に対処することを目的として行われました。
詳しくは「2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと」をご覧ください。
同年8月のアップデートは、ユーザーにとって有益なコンテンツを高く評価し、検索結果で上位に表示させることを目的として行われています。
内容については「2024 年 8 月のコア アップデートについて知っておくべきこと」でも公開されています。

まとめ

この記事では、コアアルゴリズムアップデートについて詳しく解説しました。
Googleが1年に数回行うアルゴリズムの見直しのことを、コアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)と呼びます。
およそ2週間で完了することが多いですが、過去には数カ月かかったものもあるため、一概にはいえないのが現状です。
コアアルゴリズムアップデートの開始や終了はGoogle公式Xにて告知されますので、こまめに確認をすることでアップデート情報を取得できるでしょう。
コアアルゴリズムアップデートによる検索結果での表示順位に対する影響を最小限にするためにも、この記事で解説したコアアルゴリズムアップデートへの対策方法を参考に、日々のコンテンツ作りに取り組んでみてください。

 

 

 

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