【HTTPステータスコード一覧】100~500番台の代表的なコードも解説

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HTTPステータスコードとは、Webブラウザのリクエストに対するサーバーのレスポンス内容を3桁の数字で表したものです。
エラーやリダイレクト、成功など、Webサイトの状態を表す重要な指標であり、ユーザー体験や検索エンジンの評価にも影響を与えることがあります。

特にSEO対策の観点からも、ステータスコードの正しい理解と適切な運用は欠かせません。

この記事では、HTTPステータスコードを一覧でご紹介します。100番台、200番台、300番台、400番台、500番台のHTTPステータスコードをそれぞれ分類して解説していますので、ぜひご覧ください。

執筆者

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

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HTTPステータスコード一覧

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HTTPステータスコードは3桁の数字で表され、100番ごとに意味が大分類としてわけられています。
HTTPステータスコード一覧は以下のとおりです。

コード番号 意味
100番台 サーバー側が稼働できる状態
200番台 処理を実行できた状態
300番台 サーバー側でアクセス先を別の情報へと誘導した状態
400番台 クライアント側のエラーが原因で要求に応えられない状態
500番台 サーバー側のエラーが原因で要求に応えられない状態

【HTTPステータスコード100番台】情報レスポンス

HTTPステータスコード100番台は、情報レスポンス(Informational)と呼ばれており、リクエストが処理中であることを示しています。
このエラーが表示される頻度は少ないものの、意味を知っておくことで状況を的確に把握できるでしょう。

HTTPステータスコード100番台一覧は以下のとおりです。

HTTPステータスコード名 意味
100 Continue リクエストを継続中
   101 Switching Protocols プロトコルの切り替え
102 Processing 処理中
103 Early Hints 早期のヒントを伝達

【HTTPステータスコード200番台】成功レスポンス

HTTPステータスコード200番台は、成功レスポンス(Success)と呼ばれており、クライアントからのリクエストが問題なく受けつけられたことを示しています。

HTTPステータスコード200番台一覧は以下のとおりです。

HTTPステータスコード名 意味
200 OK                           リクエストが正常に処理された
201 Created リクエストが成功してリソースの作成が完了した
202 Accepted   リクエストが受け付けられたが、処理が完了していない 
203 Non-Authoritative Information 信頼できない情報である
204 No Content リクエストが受け付けられたが、返すべきページが存在していない
205 Reset Content クライアントにドキュメントビューをリセットするように指示している  
206 Partial Content 一部のリクエストを受け付けた
207 Multi-Status 複数のステータスが存在する ※WebDAVの拡張ステータスコード
208 Already Reported すでに報告済み             
※WebDAVの拡張ステータスコード
226 IM Used IMを使用している           
※Delta encoding in HTTPの拡張ステータスコード

続いて、それぞれのHTTPステータスコードについて解説します。

200 OK

200 OKは、HTTPステータスコード200番台の代表的なコードです。
リクエストが正常に処理されたことを示しているため、クライアントのリクエストしたとおりの情報がレスポンスされます。

201 Created

201 Createdとは、リクエストが成功したため、リクエスト内容に応じた新規リソースがサーバー上で作成されたことを示しています。
主にWeb開発やAPI開発といった現場で目にすることの多いHTTPステータスコードです。

202 Accepted

202 Acceptedとは、リクエストが受け付けられたものの、まだ処理が完了していないことを示すコードです。

例えば、長時間の動画や高画質な画像などをインターネット上にアップロードしようとすると、時間がかかることがあります。
このようなケースでは、アップロードしたいというリクエストを受け付けることはできたものの、実際にアップロードできたのかという結果をすぐに表示することができません。
そのため、リクエスト自体は受け付けたことを示す202 Acceptedが表示されることがあります。

203 Non-Authoritative Information

203 Non-Authoritative Informationとは、信頼できない情報であることを示しています。
これは、代理サーバーやキャッシュなどの元のサーバー以外の場所から情報が収集されると表示されます。

 204 No Content

204 No Contentとは、リクエストは受け付けられたものの、返すべきページ(レスポンスエンティティ)が存在していないことを示すコードです。
エンティティとは、リクエストなどのペイロード(付属物)として転送される情報のことで、エンティティヘッダーとエンティティボディの2つから成り立っています。
204 No Contentは、サーバー側のリクエスト受け付けと処理は正常に行われているため、正確にいうとエラーではありません。

205 Reset Content

205 Reset Contentとは、クライアントにドキュメントビューをリセットするように指示していることを示すコードです。
つまり、クライアントのリクエストは成功しているものの、結果としてサーバー側が表示内容をリセットするようクライアントに要求するときに使用されます。

206 Partial Content

206 Partial Contentとは、一部のリクエストを受け付けたことを示しています。
動画の一部を再生するために、ファイルを部分的にダウンロードするケースなど、容量の大きいファイルの一部のみを必要とする状況で使用されます。

207 Multi-Status

207 Multi-Statusとは、複数のステータスが存在することを示しているWebDAVの拡張ステータスコードです。
「WebDAV」とは、インターネット上で文章を作成したり編集したりできるようにするための拡張プロトコルの一種です。
このコードが表示されている場合は、複数のサーバーからのレスポンスが交ざってしまっている可能性があります。

208 Already Reported

208 Already Reportedとは、クライアントがリクエストした内容の一部がすでに報告済みであることを示しています。
こちらも207 Multi-Statusと同様に、WebDAVの拡張ステータスコードです。
208 Already Reportedを表示することにより、ユーザーに同じ内容の情報が繰り返し表示されるといったケースを防げます。

226 IM Used

226 IM Usedとは、クライアントのリクエストが、インスタントメッセージングシステム(IM)によってレスポンスされたことを示しています。
こちらは、Delta encoding in HTTPの拡張ステータスコードとなっています。

【HTTPステータスコード300番台】リダイレクション

HTTPステータスコードの300番台は、リダイレクション(Redirection)と呼ばれています。
リダイレクションとは遷移処理のことで、サーバー側で別のアクセス先へと誘導する処理が行われたことを示しています。

HTTPステータスコード300番台一覧は以下のとおりです。

HTTPステータスコード名 意味
300 Multiple Choices         1つのリクエストに対して、複数のレスポンスがある             
301 Moved Permanently 恒久的な移動
302 Found 一時的な移動 
303 See Other ほかのページを参照
304 Not Modified 要求したリソースが更新されていない
305 Use Proxy 指定されたプロキシサーバーを通す場合にもアクセスが可能
306 Unused 現在は使用されていない
307 Temporary Redirect 一時的な移動(302と同義)
308 Permanent Redirect 恒久的な移動(301と同義)

続いて、それぞれのHTTPステータスコードについて解説します。

300 Multiple Choices

300 Multiple Choicesとは、1つのリクエストに対して複数のレスポンスがあることを示すコードです。
リソースが複数の場所にあることから、クライアント側にどれを選ぶのか選択肢を提示している状態を示しています。

301 Moved Permanently

301 Moved Permanentlyとは、HTTPステータスコード300番台の中で302 Foundと並んで使用頻度の高いステータスコードです。
アクセスしたURLが別のURLへと恒久的に移動されていることを示していて、Webサイトのリニューアル時やドメイン変更時などに使われます。

302 Found

301 Moved Permanentlyが恒久的な移動を示していたことに対し、302 Foundとは、アクセスしたURLが一時的に別のURLへ移動していることを示しています。
例えばWebサイトがメンテナンスしている間のみ別のURLへとWebサイトを移動させているケースでは、302 Foundを使用します。

303 See Other

303 See Otherとは、リクエストがリクエストした情報に対してほかのページで参照できることを示すコードです。
ユーザーが「戻る」や「back」といったボタンを押し、フォームを再送信してしまうことを防ぐ目的として返されることがあります。

304 Not Modified

304 Not Modifiedとは、クライアントがリクエストしたリソースがサーバー側で更新されていないことを示しています。
つまり、キャッシュに保存されているページが有効であることを意味するコードです。

305 Use Proxy

305 Use Proxyとは、あらかじめ指定したプロキシサーバーを通したリクエストのみ、リソースへアクセスできるようになっていることを示しています。
現在のブラウザでは305 Use Proxyをサポートしていないものが多く、今はあまり用いられることがありません。

306 unused

306 unuseは、現在は使用されていないHTTPステータスコードです。
かつては306 Switch Proxyというステータスコードで運用されており、指定されたプロキシを使うように通知するものでした。

307 Temporary Redirect

307 Temporary Redirectとは、302 Foundと同様に、リソースが一時的に別のURLへと移動されていることを示しています。
302 Foundとの違いとしては、307 Temporary Redirectは、元のリクエストメソッドが保持されることがあげられます。

 308 Permanent Redirect

308 Permanent Redirectとは、301 Moved Permanentlyと同様に、リソースが恒久的に別のURLへと移動されていることを示すコードです。
301 Moved Permanentlyとの違いは、307 Temporary Redirectと同様で、リクエストメソッドが保持されることです。

【HTTPステータスコード400番台】クライアントエラー

HTTPステータスコードの400番台は、クライアントエラー(Client Error)と呼ばれています。
クライアントとはユーザー側のことを指しており、ユーザー側の操作や入力などに問題がある際に発生するエラーです。
400番台エラーが発生した際には、自身が行った操作内容を一度見直す必要があるといえるでしょう。

HTTPステータスコード400番台一覧は以下のとおりです。

HTTPステータスコード名 意味
400 Bad Request 不正なリクエスト
401 Unauthorized 認証が必要
402 Payment Required 支払いが必要
403 Forbidden アクセス拒否
404 Not Found ページが存在していない
405 Method Not Allowed 許可されていないメソッド
406 Not Acceptable 受理できない
407 Proxy Authentication Required プロキシ承認が必要
408 Request Timeout タイムアウト
409 Conflict サーバーと競合している

400 Bad Request

400 Bad Requestとは、不正なリクエストを意味するコードです。
ブラウザ、もしくは端末のいずれかに原因があり、リクエストが処理できなかったことを示しています。
ブラウザや端末を変えるほか、Cookieを削除することで改善する可能性もあります。

401 Unauthorized

401 Unauthorizedとは、アクセス権がなく、Webサイトへのアクセスを拒否されている状態を示すコードです。
この場合、アクセスするためには正しい認証情報が必要となります。
セキュリティが厳しい場合は、何度か認証に失敗すると一時的にアクセスを制限される場合もあります。

402 Payment Required

402 Payment Requiredとは、決済にエラーが発生したことを示すコードです。
現在は開発段階にあるコードであるため、多くのブラウザではサポート対象外となっています。

403 Forbidden

403 Forbiddenは、次に解説する404 Not Foundと並んでHTTPステータスコード400番台の中でも知名度の高い、アクセス禁止を意味するエラーメッセージです。

例えば、社内LANでしか閲覧できないWebサイトへ社内LAN以外からアクセスした際に表示されます。

404 Not Found

404 Not Foundは、Webサイトが見つからない場合に表示されるエラーメッセージです。
Webサイトが閉鎖した際にもよく見られます。
リンク切れのほか、リダイレクトの設定に誤りがあることが原因で表示されるケースもあります。

リダイレクトエラーについてより詳しく知りたい方は「リダイレクトエラーの原因や解消・予防する方法を詳しく紹介」の記事をご覧ください。

405 Method Not Allowed

405 Method Not Allowedとは、サーバー自体はリクエストを受け付けているものの、無効にされているため使用できないことを示しています。
このエラーが発生している場合、サーバーに問題があるため、ユーザー側では対処できないケースが多いです。
405 Method Not Allowedが発生した際には、サーバーの管理者へと問い合わせましょう。

406 Not Acceptable

406 Not Acceptableとは、サーバー自体はリクエストを受け付けているものの、リクエストのとおりに表示できないことを示しています。
つまり、どのようなページを表示するのかをサーバーが理解していても、どのような形式であればユーザーが目にできるかたちで表示させられるのかをサーバーが理解できていない際に表示されます。

407 Proxy Authentication Required

407 Proxy Authentication Requiredとは、プロキシサーバーによる認証が必要であることを示すエラーです。
プロキシサーバーとは、ユーザーとサーバーの間に立ち、リクエストやレスポンスをユーザーとサーバーの代理で行う役割があります。
プロキシサーバーによる認証ができない場合は、アクセスが拒否されてしまいます。

408 Request Timeout

408 Request Timeoutとは、Timeout(タイムアウト)という表記があることからもわかるように、時間切れを意味するコードです。
リクエストに対する処理が一定時間たっても完了しない場合に発生することが多いエラーとなっています。
特にアクセス集中時には頻出することもありますが、時間経過とともにアクセスが落ち着けば解消されるケースも多いエラーです。

409 Conflict

409 Conflictとは、クライアントのリクエストがサーバーの状態と矛盾している際に発生するエラーです。
この矛盾は、競合とも呼ばれることがあります。
矛盾が発生するケースとして多いのが、インターネット上にアップロードされているファイルを複数人で同時編集している場合です。

例えば、複数人でExcelファイルを編集しており、同じセルを2人が同時に更新した場合は矛盾が発生するため、409 Conflictが発生しやすくなります。

410 Gone

410 Goneとは、404 Not Foundと同様にWebサイトが見つからない場合に表示されます。
404 Not Foundとの違いは、410 Goneが二度と復活することがないという意味を持ち合わせていることです。

410 Goneエラーについて、より詳しく知りたい方は「SEO評価に410 Goneエラーは影響する?原因と対処法も解説」の記事をご覧ください。

【HTTPステータスコード500番台】 サーバーエラー

HTTPステータスコードの500番台は、サーバーエラー(Server Error)と呼ばれています。
クライアント側ではなく、サーバー側に何らかの問題が発生している際に表示されるエラーです。
原因がサーバー側にあるため、ユーザー側では対処が難しいケースが多いです。

HTTPステータスコード500番台一覧は以下のとおりです。

コード番号 意味
500 Internal Server Error   サーバー内で何らかの問題が起きている
501 Not Implemented  リクエストを満たすのに必要な機能がサーバーのサポート対象外
502 Bad Gateway  サーバーが不正なリクエストの受け取りを拒否した
503 Service Unavailable 一時的にサーバーにアクセスができない
504 Gateway Timeout リクエストを送ったサーバーから適切なレスポンスがなくタイムアウトした
505 HTTP Version Not Supported HTTP バージョンがサーバーのサポート対象外
506 Variant Also Negotiates Transparent Content Negotiation in HTTPで定義されている拡張ステータスコードURLを返すページで内部サーバーエラーが発生している
507 Insufficient Storage WebDAV拡張ステータスコードサーバーで処理するためのストレージの容量が不足している
508 Loop Detected 開発中のプログラム処理で、無限ループに陥ってしまいサーバーが操作を終了した 
510 Not Extended アクセス集中によって一時的に表示されるエラー
511 Network Authentication Required ネットワーク認証が必要 

ここでは、HTTPステータスコード500番台のエラーで発生頻度がほかのものと比較して高い傾向にある、500 Internal Server Errorと503 Service Unavailableについて解説します。

500 Internal Server Error

500 Internal Server Errorとは、サーバーの内部に何らかの問題が発生していることを示すエラーメッセージです。
サーバーの内部に問題があることが原因となっているため、それらが解決されなければユーザーはWebサイトへアクセスができない状態となります。

503 Service Unavailable

503 Service Unavailableとは、何らかの原因によってWebサイトが一時的に閲覧できない状態を示すエラーメッセージです。
サーバー側のメンテナンスや、アクセス集中によるサーバー負荷増加の影響で発生するケースが多いエラーとなっています。

503 Service Unavailableエラーについてより詳しく知りたい方は、「SEO対策にも必要な503エラーとは?原因や設定・対策方法などを解説」の記事をご覧ください。

HTTPステータスコード「0」とは

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HTTPステータスコードに、「0」や「000」といったコードは存在していません。
そのため、「0」や「000」が表示される際には明確な原因を想定するのが難しくなっています。
もし、「0」や「000」と表示されたら、以下の対処法をお試しください。

HTMLソースコードを見直し、記述に誤りがないか確認して書き直す
使用しているブラウザやCMSなどを最新版へとアップデートする
不要なファイルを開いたままにしていないかを確認する

まとめ

この記事では、HTTPステータスコード一覧を、100番台、200番台、300番台、400番台、500番台とそれぞれ解説しました。
普段、ユーザーとしてインターネットを利用している際には、100番台や200番台を見かけることは少ないでしょう。
一方で400番台の場合、403 Forbiddenや404 Not Foundなど、ユーザーが目にする機会のある可能性が高いステータスコードもあります。
すべてを覚えるのではなく、自身に関連する可能性のあるステータスコードだけでも覚えておくことで、該当するシーンに遭遇した際も適切に対応できるようになるでしょう。

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