407エラーとは?エラー内容や原因、解消方法を解説

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407エラーとは、HTTPステータスコード400番台に属するエラーコードの一種です。
400番台は「クライアントエラー」と呼ばれており、クライアント(ブラウザ)からのリクエストに何らかの問題がある際に表示されます。

なかでも407エラーは、プロキシ認証が必要な状況で発生するエラーで、適切に対処しないとサイトの閲覧に支障をきたすだけでなく、Googleなどの検索エンジンのクローラーにも影響を与える可能性があります。

この記事では、407エラーの概要や原因、そして解消方法について解説します。Webサイトを安定運用するための参考として、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

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407エラーとは

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407エラー(407 Proxy Authentication Required)とは、Webサイトへのアクセスにプロキシサーバーからの認証が必要であることを示すエラーコードです。
プロキシサーバーとは、ネットワークパフォーマンスの向上やセキュリティを強化するためにクライアントとWebサーバーの間に設置されているサーバーのことを指します。
プロキシサーバーはアクセスを制御する役割を担っていることから、407エラーが表示された際には、WebサイトへアクセスするためのIDやパスワードといった認証情報の提供が必要です。
プロキシサーバーが要求している認証情報を提供できない場合、407エラーは解消できません。

407エラーの原因とは

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407エラーの原因は、大まかにいうとアクセスに必要な認証情報が未認証であることです。
ここでは、407エラーの原因についてより詳しく解説します。

プロキシサーバーが認証を要求している

407エラーが発生する原因のひとつは、プロキシサーバーが要求している認証情報を提供しておらず、未認証となっていることです。
適切な認証情報を入力しない限り、プロキシサーバーはアクセス許可を出せないため、407エラーが表示されます。

プロキシサーバーの設定に誤りがある

プロキシサーバーの設定に誤りがあることで、407エラーが表示されることもあります。
設定に誤りがあると、正しい認証情報を入力しても407エラーが解消されません。
特に認証情報を保有するデータベースとの連携や、認証方式の設定については設定ミスが発生しやすいため、注意が必要です。
このケースでは、プロキシサーバーの管理者でなければ、エラー解消へ向けた対応が難しくなります。

誤った認証情報を提供している

プロキシサーバーから求められた認証情報の入力内容に誤りがある場合、認証ができないため407エラーが発生します。
入力した内容を確認し、正しい認証情報を提供しなければ407エラーは解消されません。
認証情報が不明な場合は、ネットワーク管理者もしくはプロキシサーバーの管理者に問い合わせましょう。

407エラーを解消する方法

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ここまで、407エラーの原因を解説しました。
いくつかの原因が考えられることから、それぞれに該当するケースに合った方法でエラーを解消する必要があります。
ここでは、407エラーを解消する手順をユーザー側、Webサイト運営者側に分けて解説します。

ユーザー側で407エラーを解消する方法

はじめに、ユーザー側で407エラーを解消する方法を解説します。
ユーザー側の問題としては、「407エラーの原因とは」であげた認証情報の入力に誤りがあることが多いため、正しい内容を入力することで解消する可能性が高いといえます。
それでも解消しない場合は、URLに誤りがないかをご確認ください。

誤ったURLにアクセスしてしまったことにより、意図せずプロキシサーバーの認証が必要なページを開いてしまっている可能性があります。

例えば、アクセスしたいページのURLが「https://sample1.com」で、入力間違いといった理由で、認証が必要なページとして設定されている「https://sample2.com」を開いてしまっているケースが考えられるということです。

誤りがある場合は、正しいURLを入力しましょう。

Webサイト運営者側で407エラーを解消する方法

レンタルサーバーやCMSなどを使用してWebサイトの運営をしていて、407エラーが発生した場合、どのように対処すればよいのかわからないかもしれません。
サーバーの管理者に問い合わせる前に、以下の方法をお試しください。

Webサイトを復元する

Webサイトのバックアップデータを取っている場合は、407エラーが発生する前の状態に復元しましょう。
復元をして407エラーが解消された場合、直近でWebサイトに加えた何らかの変更が原因で407エラーが表示されていた可能性があります。
原因として考えられる点があれば、段階的に変更を加えてエラーが発生しないか確認しながら更新作業を行いましょう。
407エラーが発生した場合は、その時点で変更した箇所が原因と特定できます。

【WordPressの場合】プラグインを無効にする

WordPressの場合、使用しているプラグイン(拡張機能)が原因で407エラーが発生することがあります。
プラグインを無効にし、エラーが解消されるか確認しましょう。
複数のプラグインを使用している場合は、一度すべてのプラグインを無効にし、1つずつ有効にしてエラーが発生しないかどうかを確認して、問題のあるプラグインを見つけるのが有効です。
問題のあるプラグインを発見したら、アップデート状況を確認して、最新版へとアップデートするようにしましょう。
アップデートにより、407エラーを引き起こしていた不具合が解消される可能性があります。

エラーログを確認する

ここからは、サーバーも管理しているWebサイトの運営者への技術的な内容を含めた407エラー解消方法をご紹介します。

エラーログには、Webサイトの中で発生したエラーやWebサイトとサーバーの変更記録が記されています。
エラーログは、FTPのWebサイトのルートフォルダから確認できます。
「logs」直下の「nginx」と「php」のフォルダ内にそれぞれにエラーログがあるので、確認することで原因を特定し、解消へとつなげられるでしょう。

サーバーの設定ファイルを確認する

予期せぬリダイレクトが発生し、プロキシサーバーから不審なアクセスだと判断されてアクセス制御されてしまうこともあります。
このようなケースでは、リダイレクトについて「.htaccessファイル」を確認する必要があります。
エラーログの確認と同様にFTPからWebサイトのルートフォルダを開き、「appフォルダ」→「publicフォルダ」の順に選択すると「.htaccessファイル」を発見できます。
「.htaccessファイル」を開いたら、「redirect」という言葉を探し、407エラーに関係すると考えられるリダイレクトを削除しましょう。

ただし、リダイレクトは何らかの理由で設定されている可能性が高いため、削除したことが原因でWebサイトに別のエラーが発生したり、一部機能が使えなくなったりすることも考えられます。
削除する際には、そのような影響がないかを考慮することをおすすめします。

デバッグする

デバッグとは、ソフトウェアやアプリのプログラムのバグを発見し、取り除く作業のことを指します。
デバッグをする際には、Webサイトをステージング環境(本番環境を模したテスト環境)に複製しておきましょう。
複製しておくことで、安全にデバッグができます。

WordPressの場合は、標準搭載されているデバッグモードを利用することで分析が簡単にできるようになります。
デバッグモードは、「WP Debugging」などのWordPressプラグインを利用して有効化することも可能です。
WordPressのデバッグモードについて詳しく知りたい方は、WordPressサポートページの「WordPress でのデバッグ」をご覧ください。

まとめ

この記事では、407エラーについて詳しくご紹介しました。407エラー(407 Proxy Authentication Required)は、プロキシサーバーによる認証が必要という意味を示すエラーコードです。このエラーが表示された際には、プロキシサーバーが要求している認証情報を正しく入力する必要があります。

ユーザー側、Webサイト運営者側それぞれの視点でご紹介した解消方法を参考に、速やかに対応することで、サイトの表示トラブルを防ぎましょう。

また、こうした技術的な設定ミスやサーバーの制限が原因で、Googleなどの検索エンジンがサイトにアクセスできず、SEOに悪影響を及ぼすケースも少なくありません。

私たちバンソウでは、見えづらい技術的エラーやクローラーのブロック要因まで含めて、安定して検索に表示されるサイトづくりをサポートしています。「検索に出てこない原因が分からない」「エラーの影響を最小限に抑えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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