マイナス検索とは?検索方法やポイント・主な検索コマンドも紹介
マイナス検索を聞いたことがあるでしょうか。
Google検索だけではなく、さまざまな検索エンジンやWebサイトでも取り入れられている検索コマンドなので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
では、マイナス検索とはそもそもどういった手法で行われ、どのようなことができるものなのでしょうか。
この記事では、マイナス検索の概要や方法、ほかの検索コマンドと併用した検索方法などを詳しくご紹介します。
最後に、主なGoogle検索コマンドもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
マイナス検索とは?
Googleには、より自分が必要としている情報を素早く得られるように、検索時に条件をつけて検索結果を絞り込める検索コマンド(検索演算子)があります。
そのうちのひとつが、指定したキーワードを除外した状態の検索結果を表示させるマイナス検索です。
マイナス検索の方法
マイナス検索は、「検索するキーワード ‐〇〇(除外するキーワード)」と入力することで行います。
例えば「沖縄 観光 -本島」のように、除外するキーワードの前に半角で「-」マイナスを付けるだけで、簡単に指定したキーワードを除外できます。
全角のマイナスを使用した場合、検索コマンドが正しく動作しないため、必ず半角で入力しましょう。
下記は、「沖縄 観光」と「沖縄 観光 -本島」の検索結果です。
マイナス検索を用いて、「本島」を含むWebページを除外しているため、左側では検索結果が変わっていることがわかります。
特定のWebサイトを除外して検索する方法
マイナス検索では、ほかの検索コマンドと組み合わせることで、単語だけではなく特定のWebサイトも除外して検索できます。
ほかにも、Google Chromeの拡張機能を使用して除外する方法もあるため、知っておくことで普段の検索がスムーズになるかもしれません。
ここでは、その方法を解説します。
「-site:」を使用する方法
そもそも「site:」とは、Googleが提供している検索コマンドのひとつで、表示するWebサイトを指定するものです。
これに「-」をつけ、「検索するキーワード -site:https://~(除外するWebサイト)」と、「-site:」以降にURLを入力することで、指定したWebサイトを除外して検索ができます。
例えば「マーケティング -site:https://www.sales-dx.jp/」と検索すれば、「マーケティング」に関連するWebページは表示されますが、バンソウのページは表示されません。
このほかにも、Google検索では覚えておくと便利な検索のコツやテクニックがあります。
詳しく知りたい方は、「検索方法のコツとは?Google検索で役立つテクニックを紹介」の記事でご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。
Google Chromeの拡張機能を利用する方法
Google Chromeの拡張機能である「uBlacklist」を使用すれば、指定したWebサイトを除外して検索ができます。
一度だけではなく、拡張機能を有効にしている間であれば、常に指定したWebサイトを除外した状態で検索ができるため、ブロック機能に近いものといえるでしょう。
詳しくはuBlacklist公式が発信している紹介ページをご覧ください。
マイナス検索をする際のポイント
ここまで、「キーワード -〇〇」や「キーワード -site:https://~」を用いれば、特定のキーワードやWebサイトを除外した検索結果を表示させることができるとお伝えしました。
スムーズにマイナス検索のコマンドを使用する際には、いくつかポイントがあります。
検索キーワード間のスペースは全角では検索できない?
検索キーワードの間に入力するスペースは、全角半角のいずれを使用しても検索できます。
「マイナス検索の方法」の箇所で例えた「沖縄 観光 -本島」の場合、「沖縄 観光 -本島」でも検索結果は同じということになります。
マイナス検索だけではなく、ほかの検索コマンドを使用する際にも適用できるものなので、覚えておくことをおすすめします。
除外するキーワードを先に入力しても検索可能
「沖縄 観光 -本島」のように、先に検索キーワードを入力してからマイナス検索をしなければならないという決まりはありません。
そのため、「-本島 沖縄 観光」のように、除外するキーワードを先に入力しても、問題なく動作します。
こちらも「検索キーワード間のスペースは全角半角どちらも使用可能」での説明と同様に、ほかの検索コマンドについても同じことがいえるものとなっています。
除外するキーワードを複数入力することも可能
除外するキーワードは、複数設定して検索ができます。
その際は、「-本島 沖縄 観光」や「-本島沖縄観光」のようにするのではなく、除外するキーワードそれぞれに「-」をつけて除外しましょう。
「-本島 沖縄 観光」と検索した場合は、除外するキーワードを先に入力しているだけだと見なされるため、「沖縄 観光」の検索結果から「本島」が除外された検索結果になります。
また、「-本島沖縄観光」の場合は、検索するキーワードが指定されていないため、正しく機能しません。
複数キーワードを除外したい場合は、「沖縄 観光 -本島 -飛行機 -スポット」のように、除外するキーワードを指定しましょう。
「沖縄 観光 -本島 -飛行機 -スポット」の検索結果は以下のようになります。
主なGoogle検索コマンド一覧
Googleには、マイナス検索のほかにも多くの検索コマンドが用意されています。
ここでは、主なGoogle検索コマンドを一覧にしてご紹介します。
検索コマンド
|
概要
|
""
|
完全一致のキーワードを含むWebページを検索する
|
AND
|
両方のキーワードを含むWebページのみを検索する
|
OR
|
いずれかのキーワードを含むWebページを検索する
|
@
|
@以降に入力されたIDのSNSアカウントを検索する
|
#
|
ハッシュタグ検索をする
|
intitle:
|
指定したキーワードをタイトルに含むWebページを検索する
|
allintitle:
|
検索キーワードがページのタイトルにすべて含まれているWebページを検索する
|
before: after:
|
指定した期間に更新されたWebページを検索する
|
上記以外にも、Googleは検索コマンドを用意しています。
詳しく知りたい方は「Google検索で言語指定ができるコマンドとは?演算子を20種類以上紹介」をご覧ください。
まとめ
この記事では、マイナス検索について詳しくご紹介しました。
マイナス検索とは、検索結果から除外したいキーワードに半角の「-」をつけて投稿することで、指定したキーワードを省いた状態の検索結果を表示させることができるコマンドです。
Googleでは、Google検索コマンドの1つとして含められており、「-site:」と併用することで指定したWebサイトも検索結果から除外できるようになっています。
このように、マイナス検索は検索結果を絞り込みたい際に利用できるとても便利なものとなっています。
マイナス検索のほかにも、今回ご紹介したGoogle検索コマンドも使用することで、普段の検索活動をスムーズかつスピーディーに行えるようになるでしょう。