検索方法のコツとは？Google検索で役立つテクニックを紹介

2024.3.7

情報収集の方法が進化し続ける中で、いまだに重要な存在であるGoogle検索に焦点を当て、Google検索における検索方法のコツについて紹介します。

Google検索は、ウェブ上の情報を探し出すための強力なツールとして、私たちの日常生活や仕事に欠かせない存在です。効率的に情報を見つけるためには、正しい検索の方法を身につけることが大切です。

検索方法のコツを身に付ける(検索力を高める)と業務効率が向上する

検索力は「情報リテラシー」の一部であり、必要な情報に迅速にアクセスする能力を高めるものです。仕事においてほかの人と比べて成果に差が出ている場合、それはインターネットを上手に活用する情報リテラシーに差があるかもしれません。

実際、Google検索はいくつかの小技を知っているだけで、効率が大幅に向上します。不要な情報を省いて検索する、新しい情報に焦点を当てる、通常の検索にちょっとしたテクニックを適用するなど、簡単な方法で必要な情報を素早く見つけることができます。

SNSでの検索では、多くの人がハッシュタグ「#」を使用して情報を探しています。同様に、Google検索でも特定の検索テクニックを知っておくと、目的の情報に迅速にアクセスできるようになります。

Google検索のテクニックを駆使することで、膨大な情報の中から本当に必要な情報を効率的に見つけ出すことができます。その結果、業務効率が向上し、自己評価も高まるでしょう。情報を迅速に収集し、適切に活用する能力は、現代のビジネス環境で非常に重要です。ぜひ、Google検索のテクニックを学び、日常業務に生かしてみてください。

Googleが紹介する公式の検索方法のコツ

知りたいことを検索する際のコツとして「Google 検索ヘルプ」では次のヒントが紹介されています。

ヒント 1. まずはシンプルに
最初に試すべきは、シンプルなキーワードでの検索です。必要な情報を表す簡潔なキーワードを入力し、基本的な検索を試してみましょう。
ヒント 2. 声を使って検索する
スマートフォンや音声アシスタントを使用して、声で検索することもできます。自然な言葉で質問し、Googleに回答を求めてみてください。
ヒント 3. 検索語句を工夫する
必要に応じて、検索クエリ（単語や文章）を調整しましょう。同義語や関連キーワードを試して、より正確な結果を得るために工夫しましょう。
ヒント 4. 間違えてもだいじょうぶ
スペルミスや誤字があっても心配ありません。Googleは自動修正機能を備えており、正しい情報を提供しようと努力します。
ヒント 5. 便利な機能を利用する
Googleはさまざまな便利な機能を提供しています。例えば、時間や場所に関する情報、計算、単位変換、為替レートなどを瞬時に取得できます。これらの機能を活用して情報収集をスムーズに行いましょう。

これらのヒントを実践することで、Google検索をより効果的に活用し、必要な情報を素早く見つけることができるでしょう。Google 検索ヘルプのアドバイスを参考にして、日常の情報収集や問題解決に役立ててみてください。

より高度な検索方法のコツ

Google検索の結果を絞り込む方法について、以下に詳しく説明します。

1. 検索オプション
Googleは特定の種類の検索を行うためのページを提供しています。例えば、ウェブ検索や画像検索のためのオプションページがあります。それぞれのオプションにアクセスして、目的に合った検索を行うことができます。

2. フィルタとトピック
検索を実行すると、検索バーの近くにフィルタボタンとトピックボタンが表示されます。これらを使用して、検索結果を特定のカテゴリやタイプに絞り込むことができます。フィルタを使って動画、ニュース、画像などの特定のコンテンツを検索できます。また、トピックを使って関連情報を探すことも可能です。

3. 演算子
特定の方法で検索結果を絞り込むために、特殊な演算子を使用できます。Google検索で使える便利な演算子を、この後詳しく解説します。

4. 関連する検索結果
ウェブ検索結果をクリックしてから戻ると、元の検索結果に関連する検索結果が追加されることがあります。これは、より関連性の高い情報を提供するためのものです。

5. ほかのキーワード
検索を実行すると、元の検索キーワードに関連するほかのキーワードが表示されます。これらのキーワードは、関連する情報を探す際に役立ちます。

6. 設定
Google検索の設定を変更して、特定のコンテンツを照合または削除することもできます。例えば、異なる言語の検索結果を表示させたり、セーフサーチを有効にして露骨な表現を含むコンテンツを除外したりすることができます。

これらの方法を駆使することで、より精度の高い検索結果を絞り込み、新しい情報にアクセスすることができます。目的に合わせて適切な方法を選び、効果的な情報収集を行いましょう。

Google検索で便利な演算子

Google検索で使える演算子を活用すれば、情報の質を向上させ、必要な情報を素早く見つけることができます。

除外検索( - 演算子)

除外検索（ - 演算子）は、Google検索で特定の語句やキーワードを含むページを検索結果から除外するための非常に便利なテクニックです。このテクニックを活用することで、不要な情報を省いて、必要な情報にスピーディーにアクセスできます。以下に、除外検索の使い方の詳細を説明します。

例えば、ある特定のトピックに関する情報を探していると仮定しましょう。しかし、特定のキーワードを含むページは除外したい場合、次のように検索キーワードを設定します。

［検索キーワード -不要なキーワード］

例えば、Apple製品に関する情報を探し、iPhoneに関するページは除外したい場合、次のように検索します。

［Apple製品 -iPhone］

このようにすることで、iPhoneに関する情報を含むページが検索結果から除外され、Apple製品に関連するほかの情報が表示されます。除外検索を使うことで、特定のトピックに焦点を当てた検索結果を得ることができ、効率的な情報収集が可能になります。

このテクニックを活用することで、Google検索をより精密にカスタマイズし、目的の情報に素早くアクセスできます。特定のキーワードを除外して、情報のノイズを減少させることができるため、情報収集の品質を向上させるのに役立ちます。

期間指定検索(before: および after: 演算子)

期間指定検索（before: および after: 演算子）は、特定の日付範囲内に公開された情報を検索するための強力なツールです。このテクニックを使用することで、特定の期間に関連する情報を素早く見つけることができます。以下に、「before:」と「after:」を使った期間指定検索の使い方を説明します。

「before:」を使用する場合

「before:」を使って特定の日付より前に公開された情報を検索します。このテクニックは、過去のトレンドや出来事を調査するのに役立ちます。

例えば、特定のトピックについて、2020年12月20日以前に公開された記事を検索する場合、次のように検索します。

［検索キーワード before:2020/12/20］

これにより、指定された日付より前に公開された関連情報が表示されます。この情報を元に、過去の状況やトレンドを把握し、現在の状況と比較することができます。

「after:」を使用する場合

「after:」を使用して特定の日付以降に公開された情報を検索します。これは、最新の情報を取得したり、過去の情報を省いたりするのに役立ちます。

例えば、特定のトピックに関する2021年5月15日以降に公開された記事を検索する場合、次のように検索します。

［検索キーワード after:2021/5/15］

これにより、指定された日付以降に公開された関連情報が表示されます。最新の動向や出来事について情報を収集するのに役立ちます。

期間指定検索を活用することで、特定の時期に関連する情報を素早く見つけ、情報収集を効率化できます。特に歴史的なデータや最新のトレンドに関する調査に役立ちます。

OR検索(OR演算子)

OR検索（OR演算子）は、複数のキーワードのうち、いずれかのキーワードが含まれた記事を検索する際に便利なテクニックです。このテクニックを使用することで、複数の関連キーワードを含む情報を効率的に見つけることができます。

例えば、特定のトピックに関連する情報を探し、複数のキーワードで検索する場合、OR検索を使用して次のように検索します。

［キーワード1 OR キーワード2 OR キーワード3］

このようにすることで、指定したキーワードのいずれかが含まれた記事が検索結果に表示されます。OR検索は、類義語や代替語、関連キーワードを考慮して情報を探す場合に非常に役立ちます。

AND検索(AND演算子)

AND検索（AND演算子）はOR検索とは異なり、複数のキーワードがすべて含まれた記事を検索する際に使用されます。AND演算子を使用すると、次のように検索します。

［キーワード1 AND キーワード2 AND キーワード3］

この場合、指定したすべてのキーワードが含まれた記事が検索結果に表示されます。AND検索は、特定の条件を満たす情報を絞り込むために役立ちます。

完全一致検索(引用符 " " 演算子)

完全一致検索（引用符 " " 演算子）は、特定のフレーズやキーワードが完全に一致する記事を検索するためのテクニックです。このテクニックを使用することで、検索結果を特定のフレーズやキーワードに厳密に合致するものに限定することができます。

例えば、特定のフレーズが含まれた記事を検索する場合、引用符 " " を使って次のように検索します。

［"検索フレーズ"］

このようにすることで、引用符内に指定したフレーズが完全に一致する記事が検索結果に表示されます。完全一致検索は、特定の文章やタイトル、専門用語を含む記事を見つけるのに非常に役立ちます。例えば、特定の法律条文、テクニカルな用語、文学作品の特定のセリフなどを検索する際に便利です。

あいまい検索(ワイルドカード * 演算子)

あいまい検索（ワイルドカード * 演算子）は、特定のキーワードやフレーズの一部が不明確である場合に、その部分をワイルドカードで置き換えて検索するテクニックです。このテクニックを使用することで、不明な部分を補完して情報を探すことができます。

例えば、特定の本や記事のタイトルにある単語の一部が分からない場合、ワイルドカード * を使って次のように検索します。

［*からはじめよ］

このようにすることで、指定した部分がワイルドカードによって置き換えられ、関連する情報が検索結果に表示されます。あいまい検索は、特定の単語やフレーズの一部を探すのに役立ちます。

ただし、あいまい検索を使う際には、検索エンジンが正確な結果を返すことができるかどうかに注意が必要です。特にワイルドカードを使って一文字を置き換える場合、正確な結果を得られないことがあります。例えば、「"h*undle"」と入力しても、正確な情報にたどり着けないことがあります。

あいまい検索は、特定の文脈や情報が不明確な場合に役立つ一方で、正確な情報を探す際には限界があることを理解しておくとよいでしょう。必要に応じてほかのテクニックと組み合わせて使うことで、より効果的な検索結果を得ることができます。

サイト指定検索(site: 演算子)

サイト指定検索（site: 演算子）は、特定のウェブサイト内で情報を検索するための便利なテクニックです。このテクニックを使用することで、特定のウェブサイト内に存在する記事や情報を効率的に探すことができます。

例えば、あるウェブサイト内で特定のキーワードに関連する情報を探す場合、次のように検索します。

［site:ウェブサイトのURL キーワード］

例えば、経理に関する情報を特定のバックオフィス系のウェブサイト内で探す場合、次のように検索します。

［site:バックオフィスのウェブサイトのURL ライティング］

これにより、指定したウェブサイト内で「ライティング」というキーワードを含む記事や情報が検索され、表示されます。

サイト指定検索は、特定のウェブサイト内に存在する情報を探す際に非常に有用です。特に大規模なウェブサイトや専門的なウェブサイトでの情報収集に役立ちます。また、ウェブサイト内に検索フォームがない場合やウェブサイトのナビゲーションが困難な場合にも便利です。

関連サイト検索（related: 演算子）は、特定のウェブサイトに類似したサイトを探すための便利なテクニックです。このテクニックを使用することで、同業種や競合サイトを見つけて、競合情報や業界全体の傾向を把握するのに役立ちます。

例えば、特定のウェブサイトに類似したほかのウェブサイトを探す場合、次のように検索します。

［related:ウェブサイトのURL］

例えば、Appleのウェブサイトに類似したサイトを探す場合、次のように検索します。

［related:https://www.apple.com/jp/］

すると、Appleに関連するほかのウェブサイトが検索結果として表示されます。これにより、同業他社や競合サイトを見つけ、ほかのサイトから学び、自社サイトの改善や競争力向上に役立つ情報を収集できます。

関連サイト検索は、競合情報や業界トレンドの調査に役立ちます。また、自社サイトのコンテンツやデザインの改善にも貢献します。業界の動向を把握し、競争力を維持・向上させるために有用なツールのひとつです。

キーワードの意味を調べる検索(define: 演算子)

キーワードの意味を調べる検索（define: 演算子）は、特定の単語やキーワードの正確な意味を知りたい場合に便利なテクニックです。このテクニックを使用することで、単語やキーワードの定義や説明を簡単に検索できます。

例えば、特定の単語「エンゲージメント」の意味を調べたい場合、次のように検索します。

［define:エンゲージメント］

すると、その単語の正確な意味や説明が検索結果に表示されます。このテクニックを使うことで、不明確な単語の意味を素早く理解することができます。

define: 演算子は、語彙の理解や専門用語の解釈に役立ちます。また、教育的なコンテンツや言葉の定義に関する情報を得るのにも便利です。必要な単語やキーワードの意味を素早く調べる際におすすめのテクニックです。

ページ指定検索(intitle: 検索演算子)

ページ指定検索（intitle: 検索演算子）は、特定のトピックに関連する情報を探すのに役立ちます。ページのタイトルに特定のキーワードが含まれている場合、そのページが重要な情報を提供している可能性が高いため、効率的な情報収集に役立つテクニックです。

例えば、特定のキーワードがページのタイトルに含まれるウェブページを探す場合、次のように検索します。

［intitle:キーワード］

URL指定検索(inurl: 検索演算子)

URL指定検索（inurl: 検索演算子）を使用することで、特定のキーワードがウェブページのURLに含まれるページを素早く見つけることができ、効率的な情報収集に役立ちます。

例えば、特定のキーワードがページのURLに含まれるページを探す場合、次のように検索します。

［inurl:キーワード］

本文内検索(intext: 検索演算子)

本文内検索（intext: 検索演算子）は、ウェブページの本文コンテンツ内に特定の語句やキーワードが含まれているページを検索するためのテクニックです。このテクニックを使用することで、特定のキーワードがページの本文に含まれるページを見つけることができます。

例えば、特定のキーワードがページの本文に含まれるページを探す場合、次のように検索します。

［intext:キーワード］

実践で使える検索演算子紹介

ここでは筆者が実際に使用する検索演算子を紹介します。

キーワードを検索するときに役立つ検索演算子

キーワードを検索する方法として、キーワードプランナーやさまざまなSEOツールが存在します。次の方法は、検索するキーワードを言及しているキーワード（記事）、すなわち、関連キーワードを探すときに役立ちます。

［intext:SEO -title:SEO］

テキストには、SEOを含んでいるが、タイトルにはSEOが含まれていないページが検索結果に表示されます。

キーワードによってはニッチ過ぎて、顕在層向けのキーワードが少ない場合があります。そんなときに使いたい演算子です。

対策サイトの内部リンク先ページを検索するときに役立つ検索演算子

対策サイト内に大量のページが存在する場合、スプレッドシートなどにページをまとめていたとしても確認するのが大変です。そんなときに次の検索演算子を使うと内部リンク先ページの候補を簡単に見つけることができます。

［site:URL（対策サイトドメイン）intext:SEO］

対策サイト内のSEOが含まれているテキストが存在するページが検索結果に表示されます。

Googleが前回クロールしたときの情報を確認する検索演算子

ページのクロール頻度を確認する際に使用するために次の検索演算子を使用します。

［cache:URL（確認したいページURL）］

前回クロールしたのがいつなのか確認することができるので、投稿後まったくクロールされない場合、クロールをリクエストしたり、サイト内部でトラブルがないか確認したりするアクションを取る判断材料となります。