旅館・ホテルのインスタ集客で成功するには?事例や注意点を紹介

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「Instagramで発信はしているけれど、なかなか予約や問い合わせにつながらない…」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

旅館やホテルなどの宿泊業では、これまでの広告やOTAサイト(オンライン旅行代理店)だけでは新規顧客の獲得が難しくなりつつあります。現状の集客方法に限界を感じ、「何か新しい手段を試したい」と考えている場合は、インスタ(Instagram)集客がおすすめです。

しかし、インスタにただ写真や動画を投稿するだけでは、思うような成果は出せません。インスタで集客を行う際は、「誰に」「どのような自館の魅力を」「どのような訴求方法で伝えるか」を意識することが大切です。

この記事では、「もっと多くの人に自館の魅力を知ってもらいたい」「インスタ経由での予約を増やしたい」という旅館・ホテル経営者やマーケティング担当者の方に向けて、実際にインスタ集客に成功した旅館やホテルの事例をもとに、見込み客からの予約や問い合わせに結びつくインスタ運用のポイントをご紹介します。

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

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旅館・ホテルのインスタ集客がおすすめな理由

旅館やホテルでは、見込み客からの予約を受け付ける際にOTAサイトを活用するケースが主流ですが、OTAサイト経由での予約には手数料がかかるため、思うように利益を伸ばせないことがあります。OTAサイトに頼らず顧客を獲得し続けるには、自社のホームページやSNSアカウントの運用を強化することが大切です。

また、最近では見込み客が旅館やホテルを選ぶ際に、検索結果に表示されるOTAサイトや口コミサイトなど以外にも、SNSを利用するケースも一般的になっていることから、SNS集客に力を入れる旅館・ホテルもよく見られます。

旅館・ホテルでは、特にインスタを活用した集客が適しているといえるでしょう。旅館・ホテルのインスタ集客がおすすめな理由は、次のとおりです。

SNSでの情報収集が一般的になったから

最近では、スマートフォンの普及により、Googleなど検索エンジンを用いた情報収集以外にも、SNSを使った情報収集もよく行われており、特に幼い頃からスマートフォンが身近にあったZ世代(1990年代半ば~2000年代初頭ごろに生まれた世代)以降の世代では、SNSを使って旅行計画を立てることも一般的です。

じゃらんリサーチセンターと駒沢女子大学による『Z世代を対象にした「旅マエ」に利用するメディア調査』では、Z世代が旅行先を決める際の手段として、「Googleから検索する」が79.4%と最も高く、次いで「Instagramから検索する」が66.7%と高い結果となっている点から、旅行の情報収集にインスタをよく使用することがわかります。

参照:Z世代を対象にした「旅マエ」に利用するメディア調査|じゃらんリサーチセンター、駒沢女子大学

また、総務省の「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>」によると、Instagramの利用者層は(2025年時点で)Z世代が含まれる10~30代が特に多いことが記されています。

出典:令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省

これらのデータから、特に旅館・ホテルが10~30代をターゲットとしている場合は、インスタで情報収集をする見込み客が多く、インスタ集客を強化することが重要であるといえるでしょう。

インスタは写真や動画で魅力を伝えられるから

インスタは、写真や動画をメインとした投稿を行える点が特長のSNSで、通常の写真とテキストを組み合わせた投稿以外にも、24時間限定で投稿できる「ストーリーズ」や、最大90秒のショート動画を投稿できる「リール」など、視覚的に訴求できるコンテンツを作成できる機能が豊富にそろっています。

このようなインスタの機能を活用することで、見込み客が自館のホームページやOTAサイトなどを訪れなくとも、気軽に自館の雰囲気や魅力を知れるようになるでしょう。

インスタ集客に成功している旅館・ホテルの共通点

上記では、旅館・ホテルでのインスタ集客がおすすめな理由をご紹介しました。インスタは旅館・ホテルでの集客と相性がよいものの、ただ写真や動画を投稿しているだけでは、予約や問い合わせにつながりません。

ここでは、インスタ集客に成功している旅館・ホテルの共通点をご紹介します。インスタ集客を始める際は、以下であげる内容を意識してアカウントや投稿を作り込むとよいでしょう。

ユーザー体験を意識して投稿している

見込み客は、宿泊後に「イメージと違った」と後悔してしまわないよう、できるだけ実際に泊まった際のイメージが湧きやすい情報がないかを探します。このとき、動画を活用して館内を巡るコンテンツや、客室での過ごし方を紹介するコンテンツなどを用意することで、見込み客は「ここに泊まったらこんなことができるのか」と、実際に自身がイメージをしやすくなるでしょう。

投稿の際は、旅館・ホテル側から見た自館のよさではなく、見込み客目線での自館のよさを伝えることが大切です。見込み客目線での自館の魅力は、実際に自館に宿泊した顧客の口コミや、SNSへの書き込みなどが参考になるでしょう。

ハッシュタグを戦略的に使っている

インスタでは、投稿内に30個までハッシュタグ(#)を含められ、ハッシュタグを検索することでさまざまな投稿を見つけられます。

じゃらんリサーチセンターと駒沢女子大学による『Z世代を対象にした「旅マエ」に利用するメディア調査』では、旅行計画時にインスタで「エリア名+女子旅」「エリア名+ホテル」といった単語の組み合わせでハッシュタグを検索しているという結果が出ています。

このように、見込み客が検索しそうな単語をハッシュタグに含むことで、自館の投稿を見つけてもらいやすくなるでしょう。ただし、人気のハッシュタグは投稿数も多いため、ほかの投稿に埋もれてしまう可能性が高いため、人気のハッシュタグだけでなく、投稿数の少ないニッチなハッシュタグも含めることをおすすめします。

ターゲットごとに投稿のトーンや内容を使い分けている

旅館・ホテルが狙うターゲットの属性によって、投稿のトーンや内容を使い分けることで、ターゲットに寄り添った訴求が行えます。

例えば、若年層の女子旅を狙った投稿を行う際は、「インスタ映え」を意識した写真やポップな文体のテキストを入れたり、中高年層の旅行者を狙った投稿を行う際は、施設での癒やしを意識した写真や、落ち着いた文体のテキストを入れたりするとよいでしょう。

特に、旅館・ホテルでは平日と休日でターゲット層を分けているケースもあるでしょう。「休日はカップル向けの投稿をする」「平日はビジネスパーソン向けの投稿をする」など曜日ごとにテーマを調整して投稿するのもおすすめです。

旅館・ホテルでの平日の集客を成功させるためのポイントは、以下の記事でもご紹介しているため、ぜひご覧ください。

プロフィールやハイライトを工夫し導線を整えている

インスタでは、各投稿にURLを設置できませんが、プロフィールに最大5つURLを設置できます。投稿には「@」で始まるユーザー名は含められ、自館のプロフィールへ誘導することが可能なため、通常の投稿に「予約はプロフィールのURLから」と記載し、プロフィールを経由して自館のホームページや予約ページに誘導するとよいでしょう。

また、投稿したストーリーズは24時間でほかのユーザーからは見れなくなってしまいますが、「ハイライト」にまとめることで、いつでも見られるようになります。

特にハイライトは投稿よりも上部に表示されるため、見込み客に特に伝えたい内容や、宿泊を検討する際に役立つ情報(施設までの行き方、よくある質問、予約方法など)をまとめておくことで、見込み客の検討時に役立ちます。

引用:@hotelgajoentokyo|Instagram

継続的に分析と改善を行っている

インスタ集客を成功させるためには、こまめに分析を行って改善点を抽出し、改善点をもとに再度施策を実施するといったPDCAサイクルを繰り返すことが重要です。

インスタでは、プロアカウントを使用することで、「Instagramインサイト(プロフェッショナルダッシュボード)」機能を使用できるようになり、フォロワー数の推移や属性、投稿やストーリーズなどの反応を分析できます。

なお、プロアカウントへの切り替えは誰でも無料で行えるため、現在個人用アカウントで旅館・ホテルのアカウントを運用している場合は、プロアカウントへの切り替えをおすすめします。

顧客とのコミュニケーションを大切にしている

インスタ集客を成功させるためには、顧客とのコミュニケーションを丁寧に行うことも大切です。投稿にコメントがついた際や、DMに問い合わせが届いた際は、無視するのではなく丁寧に返信を行うことで、見込み客から信頼してもらいやすくなります。

また、ネガティブなコメントがついた際も、真摯に対応することによって、見込み客に「顧客にしっかり向き合っている施設だ」「顧客の声を反映してくれそうだ」と思ってもらえるでしょう。

旅館・ホテルのインスタ成功事例

ここまで、インスタ集客に成功している旅館・ホテルの共通点をご紹介しました。実際に、旅館やホテルではインスタ集客に成功し、多くのフォロワーや予約を獲得している施設がいくつもあります。ここからは、旅館・ホテルのインスタ成功事例をご紹介します。

旅館のインスタ集客成功事例

旅館のインスタ集客成功事例は、次のとおりです。

 四万温泉 積善館(@sekizenkan)

引用:@sekizenkan|Instagram

群馬県にある積善館は、旅館の前に架けられた赤い橋やレトロな雰囲気の館内が特長の温泉旅館です。

積善館のインスタでは、旅館の美しさを押し出した写真や動画、旅館で実施しているイベントの様子などを投稿し、宿泊することで味わえる非日常感や、多くの宿泊客に愛されている旅館である点をわかりやすく伝えています。

三朝温泉 三朝館(@misasakan)

引用:@misasakan|Instagram

鳥取県にある三朝温泉 三朝館は、レトロな雰囲気の温泉街や、50種類以上の品物が楽しめる朝食ビュッフェ、女性限定のばら風呂などが楽しめる温泉旅館です。

三朝館のインスタでは、ハイライトに朝食ビュッフェや周辺の観光地、温泉、イベント情報などをまとめ、見込み客が確認しやすいよう工夫しています。また、「お客様の投稿」には実際に宿泊した顧客による三朝館についての投稿がまとめられており、顧客目線での旅館のよさも伝わりやすくなっています。

ホテルのインスタ集客成功事例

ホテルのインスタ集客成功事例は、次のとおりです。

亀の井ホテル 伊豆高原(@kamenoihotel_izukougen)

引用:@kamenoihotel_izukougen|Instagram

静岡県にある亀の井ホテル 伊豆高原は、全室でオーシャンビューを楽しめる客室や、時間帯によって空と海の色の移り変わりを楽しめる水盤テラスなどが魅力のホテルです。

亀の井ホテル 伊豆高原のインスタでは、オーシャンビューを全面に押し出した投稿が特長です。固定の投稿には水盤テラスやスタッフのおもてなし、朝食ビュッフェの紹介などをまとめており、ホテルのサービスが一目でわかるよう設計されています。

toggle hotel(@togglehotel)

引用:@togglehotel|Instagram

東京都にあるtoggle hotelはカラフルな客室が特長のホテルです。近隣に東京ドームがあることからイベントとあわせて利用しやすいだけでなく、都心部にあることから東京駅や羽田空港などからのアクセスにも優れています。

toggle hotelのインスタでは、同じ角度から撮影して部屋ごとの色の違いをわかりやすく伝えている投稿が魅力です。過去の投稿には複数枚の写真をつなげて部屋の全体像がわかるような写真の投稿も行われており、「この色の部屋に泊まってみたい」という見込み客の興味を引き立てています。

インフルエンサーとのタイアップでの成功事例

旅館やホテルの中には、インフルエンサーとのタイアップ投稿で集客に成功した事例もあります。インフルエンサーとのタイアップでの成功事例は、次のとおりです。

オリオンホテル モトブ リゾート&スパ(@hotelorionmotoburesort_spa)

引用:@hotelorionmotoburesort_spa|Instagram

沖縄県にあるオリオンホテル モトブ リゾート&スパは、沖縄県の魅力を発信するインフルエンサーである、旅する𝐂𝐨𝐜𝐨✈︎-沖縄旅行&沖縄発の絶景旅-さん(@coco_travel24)とタイアップしています。

タイアップ投稿では、チェックインからの過ごし方を詳しく動画で紹介しており、キャプション内には宿泊した部屋や特典、近くの観光地、ホテルまでのアクセス、チェックイン・チェックアウト情報が記載されているため、投稿のみでも十分にホテルの魅力が伝わる内容となっています。

熱海パールスターホテル(@atami_pearlstar_hotel)

引用:@atami_pearlstar_hotel|Instagram

静岡県にある熱海パールスターホテルは、日本各地を巡り旅行情報を発信するクリエイター、らんのおでかけ日記 ⌇ 旅 ・スポット・ホテル・グルメさん(@ran_no_jokyonikki)とタイアップしています。

タイアップ投稿では、ホテルからのオーシャンビュー露天風呂やフィットネススタジオ、朝食ビュッフェなどを動画でわかりやすく紹介しています。投稿テキストには動画で紹介した内容が簡潔にまとめられているため、動画とあわせてホテルの情報を理解しやすいでしょう。

旅館・ホテルでインスタ集客を行う際の注意点

ここまで、旅館・ホテルのインスタ集客成功事例をご紹介しました。実際に、自館でインスタ集客に取り組む際は、以下の点に注意する必要があります。

こまめに更新し続ける

インスタ投稿は長期的に取り組むことで徐々に効果が実感できる施策であり、こまめに更新し続けることが大切です。効果が出ないからといってすぐに更新をやめてしまっては、見込み客の目に留まる機会が減るだけでなく、自館のアカウントのページを訪れた際に、「今も営業しているのかわからない」「最新情報がわからない」と不信感を抱かれてしまう恐れもあります。

現在も営業していることや、最新のお得なキャンペーンなどを伝えられるよう、インスタを開設したらこまめに更新することを心がけましょう。

フォロワー数を意識しすぎない

インスタではプロフィールにフォロワー数が表示されるため、できるだけ多くのフォロワーを獲得することで、ブランディング強化や自館の魅力のアピールにもつながりますが、フォロワーを獲得することが目的になってしまわないよう注意が必要です。

あくまでインスタは予約や問い合わせにつなげるための手段であるため、フォロワー獲得にとどまる導線を設計するのではなく、「宿泊でフォロワー限定特典をプレゼント」など、予約につながる導線を作ることを意識しましょう。

魅力の「伝えすぎ」に気をつける

インスタには最大20枚の写真を載せられるだけでなく、最大2,200文字と長文の投稿文も記載できることから、より多くの魅力を伝えようとさまざまな写真や文章を作成してしまいがちです。

しかし、1つの投稿内での情報量が多すぎると、見込み客が途中で飽きてしまったり、特に魅力的なポイントが伝わらなかったりしてしまい、かえって興味を失う可能性があります。

インスタの投稿では、1つの投稿で1つの内容を伝えることを意識し、なるべく簡潔に伝えたい内容をまとめるよう工夫しましょう。

旅館・ホテルの集客ならバンソウにおまかせ!

この記事では、旅館・ホテルのインスタ集客がおすすめな理由や成功している旅館・ホテルの共通点、事例などをご紹介しました。

インスタはさまざまなSNSの中でも、写真や動画で発信できるため、客室や食事、観光情報を発信する旅館やホテルと相性がよいといえます。

実際に多くの旅館やホテルがインスタでの投稿や、インフルエンサーとのタイアップ投稿を通じて集客を強化しているため、これまでただ写真や動画を更新している状態であった場合は、ぜひ事例を参考に投稿内容を工夫してみてはいかがでしょうか。

バンソウの集客サービスでは、インスタをはじめホームページ経由での予約・問い合わせを増加させるWeb集客を強みとしています。旅館・ホテルに特化した集客施策の提案や施策の実行、効果検証までを一貫してサポートするので、ぜひお気軽にご相談ください。

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