GA4でSNSからの流入を確認する方法は?レポート・探索での確認手順を解説

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GA4(Google Analytics 4)では、SNSからの流入がどのくらいあったかが確認できます。
SNSごとに分けてチェックもできるので、とても便利な機能です。
各SNSから流入したユーザーが自社サイトでどんな動きをしたかも確認できるので、できる限り見ておきたいポイントともいえます。
この記事では、GA4でSNSからの流入を確認する方法を詳しく解説します。

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GA4ではSNSからの流入が確認できる

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GA4では、どのSNSから、どのくらい流入があったのか、内訳を細かく確認できます。
さまざまなSNSを網羅しているため、どのSNSからの流入が強いのかもわかるのです。

SNSからの流入は、GA4では「Social」に分類されます。
さらに細分化して確認したい場合、Socialは、SNSで行った有料広告施策からの流入を示す「Paid Social」と、広告以外からのアクセスを示す「Organic Social」の2種類に分けて確認することもできます。

対応しているSNS一覧

GA4が対応している主なSNSは、以下のとおりです。

  • Instagram
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • YouTube
  • ABEMA
  • Pinterest
  • はてなブックマーク
  • はてなブログ
  • 教えて!goo
  • goo ブログ
  • Blogger
  • FC2

GA4では、「t.instagram.com/referral」といったような表示となります。

SNSからの流入を確認する方法

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まずは、GA4でSNSからの流入を確認する方法をご紹介します。

  1. ❶左側のメニューバーから「レポート」を選択


    ❷「ライフサイクル」のプルダウンから「集客」→「トラフィック獲得」を選択


    ❸「Organic Social」を確認


こちらで表示されている数字が、SNSからの流入をすべて合算した合計数となります。

特定のSNSからの流入を確認する方法

次に、具体的にどのSNSから流入しているのかを確認する方法をご紹介します。
レポートを表示させるまでの手順は、先述した順序と同じです。

  1. ❶左側のメニューバーから「レポート」を選択


  2. ❷「ライフサイクル」→「集客」→「トラフィック獲得」の順に選択し、レポートを表示


  3. ❷中段にある、「セッションのメインのチャネル」を選択


    ❸「セッションの参照元 / メディア」を選択
  4.  
  5. レポートが表示されると、先述したように「t.instagram.com/referral」といった項目が出力されるので、そちらよりSNS別の流入数が確認できます。

  6. 探索レポートでSNSからの流入を確認する方法

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GA4には、探索と呼ばれるレポート作成機能があります。
ディメンションを自由にカスタマイズし組み合わせることで、独自のレポートが作成できるとても便利な機能です。
この項目では、探索レポートの作成方法と応用をご紹介します。

探索レポートを作成する方法

GA4で探索レポートを作成するには、ディメンションと指標を追加し、追加した項目の詳細を設定していくという作業が必要です。
順を追って手順をご紹介します。

ディメンション、指標を追加

ディメンション、指標を追加する方法は以下のとおりです。

❶GA4を開き、左側のメニューバーから「探索」を選択


❷「空白」を選択


  1. ❸「変数」の下部にある「ディメンション」を選択


    ❹「参照元」を検索し、「参照元 / メディア」にチェックを入れ、右上の「インポート」を選択


    ❺ディメンションに「参照元 / メディア」があることを確認し、「指標」を選択



  2. ❻「アクティブ ユーザー数」と「セッション」を検索し、それぞれにチェックを入れ、「インポート」を選択

ディメンション、指標の項目は複数選択できるので、必要に応じて選択するようにしましょう。

ディメンション、指標の設定

ディメンション、指標を設定する方法は以下のとおりです。

  1. ❶設定欄の「行」内にある「ディメンションをドロップするか選択してください」を選択


    ❷「参照元 / メディア」を選択

続いて、指標の設定方法をご紹介します。

  1. ❶設定欄の「値」内にある「指標をドロップするか選択してください」を選択


    ❷「アクティブ ユーザー数」と「セッション」をそれぞれ選択


    ❸【必要な場合のみ】設定内の「表示する行数」でプルダウンから行数を変更
  2.  

設定した情報は保存されるので、一度設定すればいつでもレポートが確認できます。
ただし、探索レポートは、GA4の「レポート」から作成されるデータとは違い、扱えるデータは過去14カ月分のみとなる点には注意が必要です。

特定のSNSのデータを確認する方法

探索機能では、InstagramやFacebookなどSNSを限定してデータを確認することができます。
今回は「フィルタを作る方法」と「セグメントを作る方法」をご紹介します。

フィルタを作る

フィルタを作成して確認する方法は以下のとおりです。

  1. ❶ディメンション、指標を追加・設定したレポートで、「自由形式」欄をより該当するSNSにカーソルを合わせ、右クリック

    ❷「選択項目のみを含める」を選択

この手順で、該当するSNSに絞ったデータが確認できます。
削除する場合は、設定欄にある「フィルタ」から、当該項目にカーソルを合わせて「×」ボタンを押しましょう。

セグメントを作る

セグメントを作成して確認する方法は以下のとおりです。

  1. ❶ディメンション、指標を追加・設定したレポートで、「自由形式」欄をより該当するSNSにカーソルを合わせ、右クリック

    ❷「選択項目からセグメントを作成」を選択

    ❸セグメント作成の画面で、「参照元 / メディア」から該当するSNSを選択して「保存」を選択

    ❹変数欄の「セグメント」内にある「セグメントをドロップするか選択してください」を選択

    ❺作成したセグメントを選択

セグメントを作成するとき、条件が「完全一致」になっている場合があります。
この設定は、どんなレポートを見たいのかによって適宜変更するようにしましょう。

まとめ

この記事では、GA4でのSNSからの流入について、対応しているSNSの種類や確認方法について解説しました。
SNSからの流入数をひもといていくことで、自社コンテンツの弱みや改善点が見つかることもあります。
Facebookからの流入が多いのに、Instagramからは極端に少ないとなれば、後者の流入数を増やすための施策を行うといった方向性も見えてくるかもしれません。
GA4でSNSからの流入を確認して、SEO対策に役立てましょう。

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