被リンクを自分で獲得する方法は?サービスや注意点を紹介

この記事では、被リンク対策を自分で行う方法について紹介します。
ブログやコラムを投稿してもなかなか検索結果の上位に表示されない際は、被リンクを獲得する必要があるかもしれません。
また、いくら質のよいコンテンツを作成したからといって上位に表示されるとは限りません。SEOを行ううえで最も重要な要素のひとつである被リンクの獲得方法について詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。
執筆者

マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
被リンクとは
被リンクの獲得方法を紹介する前に、まずは被リンクとは何かをお伝えします。
被リンクとは、SEO対策の外部施策のひとつで、外部のサイトから自身のサイトに向けて設置されるリンクを指します。
被リンクは2種類存在する
被リンクは主に「dofollow」と「nofollow」の2種類存在します。それぞれお伝えします。
dofollow属性
<a href=”#”>リンク先へ</a>
nofollow属性
nofollow属性の被リンクは、dofollow属性の反対で、被リンクが設置されているサイトの評価をリンク先に渡さないようにします。ですから、nofollow属性の被リンクは、多くの場合SEOの効果は低いといわれています。
<a href=”#” rel=”nofollow“>リンク先へ</a>
nofollow属性の被リンクは効果がない?
nofollow属性は、必ずサイトの評価を受け渡さないわけではありません。nofollow属性はあくまでヒントであり、強制力はありません。
ですから、何かしらのタイミングでnofollow属性が付与する被リンクでも評価が受け渡される可能性があります。
したがって、外部対策を行う際に、被リンクを獲得するのに「dofollowじゃなければ意味がない」とするのではなく、dofollowでもnofollowでも獲得することをおすすめします。
さらに、被リンクとは異なるサイテーションというものがあります。
サイテーションとは、被リンクをともなわずにサイトや企業、製品・サービスを言及することです。サイテーションは、ネットでの視認性を向上させる手段であり、サイテーションを獲得することはローカルSEOに効果的だといわれています。
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
引用元:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
このように、たとえnofollow属性の被リンクだったとしても、ページ内で企業やサイトなどの情報に触れられていると視認性が高まり、ローカルSEOでの優位性が高まる可能性があります。
さらに、通常のSEOにおいても、権威性の高いサイトに自社サイトへ設置されたのが、nofollow属性の被リンクだったとしても、「あのサイトで言及されるなんて、信頼性の高い企業・サイトなのだろう」と、ネットでのサイト評価が高まる可能性も考えられます。
それでは、被リンクを自分で獲得する方法を紹介します。
被リンクを獲得できるサービス|ランキング
- にほんブログ村
- 人気ブログランキング
- パワーランクランキング
- FC2ブログランキング
- Airランキング
- みんなのブログランキング
- はてなブックマーク
被リンクを獲得できるサービス|サイト
- ぺライチ
- SITE123
- Kensakusaku
- RESUME
- WP-Search
- Qiita(キータ)
- GIPHY(ギッフィー)
- 4shared
- Keen
- MENTA
- Microsoft Developer Network
被リンクを獲得できるサービス|ブログ
- Ameba Ownd
- ファンブログ
- アメーバブログ
- Strikingly(ストライキングリー)
- Jimdo(ジンドゥー)
- Crayon
- note
- 楽天ブログ
被リンクを獲得できるサービス|SNS
- X(旧Twitter)
- Tumblr(タンブラー)
- Discord
- NewsPicks
- Wantedly(ウォンテッドリー)
- ツイフィール
- TikTok
被リンクを獲得できるサービス|プロフィール
- Linktree(リンクツリー)
- InstaBio(インスタバイオ)
- Taplink
- lit.link(リットリンク)
- Beacons
- Profiee
- Pont
- POTOFU
- handshake
- プロフリ
- maronnie(マロニエ)
被リンクを獲得できるサービス|コミュニティ
- Sooda
- ブログ相談ドットコム
- Disqus
- CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
- Flickr(フリッカー)
- pixiv(ピクシブ)
- Quora(クオーラ)
被リンクを自分で外部サイトから獲得する方法
上記で、被リンク獲得に利用できるサービスについて紹介しましたが、ここからはサービスを利用せずに自分で被リンクを獲得する方法をお伝えします。
記事を寄与する
自分の専門知識や経験を共有し、関連するウェブサイトやブログにゲスト投稿や寄稿記事を提供することで、バックリンクを得るチャンスを増やすことができます。ただし、記事の品質と関連性が重要です。
法人営業をする
自分や自分のウェブサイトをプロモーションする際、ほかのウェブサイトやブログの所有者や運営者に連絡を取り、提携やコラボレーションの機会を探ることができます。彼らのウェブサイトからのリンクを交換することがあります。
一次情報を記載する
独自の研究、調査結果、データ、ケーススタディなどを公開し、ほかのウェブサイトやブログから引用されやすくなるようにします。ほかのウェブサイトが信頼性の高い情報を提供したいと考える際、あなたの情報を利用する可能性が高まります。
"how to"系の記事を書く
"how to"系の記事は非常に人気があり、ほかのウェブサイトがリンクを張りたいと思う可能性が高いです。役立つ情報を提供し、ほかのウェブサイトに参考にされるコンテンツを制作しましょう。
サテライトサイトを立ち上げる
ほかのウェブサイトへのリンクを含むサテライトサイト(関連サイト)を作成し、それを介してバックリンクを獲得することができます。ただし、適切な方法で構築し、質の高いコンテンツを提供することが重要です。
バックリンクを獲得する際には、クオリティを重視し、スパム的な手法は避けるようにしましょう。また、検索エンジンのガイドラインに適合することも大切です。
自治体などに広告を出稿する
市の運営しているサイトなど広告バナーを提供しているサイトに広告を出稿すると被リンクが獲得できます。通常の場合、獲得できる被リンクはnofollow属性ですが、まれにdofollow属性のものがあります。
PR TIMESにプレスリリースを出稿する
PR TIMESにプレスリリースを出稿すると複数のメディアサイトに情報が掲載されます。そのため、一度に複数の被リンクを獲得することができます。
被リンクを獲得する際の注意点
dofollow属性とnofollow属性をお伝えしましたが、獲得する被リンクはどんな被リンクでもよいというわけではありません。SEOにおいて、被リンクは量より質を重視します。
次のような被リンクは獲得してもSEOの効果はほとんど受けない、あるいは評価を下げてしまう恐れがあります。
- 自社サイトとジャンルなどが異なるサイトからの被リンク
- サテライトサイト(被リンクを張るためだけに作成されたサイト)からの被リンク
- ペナルティを受けているサイトからの被リンク
自社サイトとジャンルが異なるサイトからの被リンク
例えば、京都の観光サイトへ設置する被リンク元サイトが福岡の不動産サイトのようなイメージです。何も接点がないのに、被リンクが設置されているとSEOの効果は見込みが薄くなります。
ジャンルが異なったとしても、京都の観光サイトと京都の不動産サイトであれば、「京都」というジャンルが同じなので効果が見込めます、また、地域が異なったとしても、東京の観光サイトであれば「観光」という共通点があるため効果が見込めます。
サテライトサイト(被リンクを張るためだけに作成されたサイト)からの被リンク
ネット上には、被リンクを張るためだけのサイトというものが存在します。主に、成果報酬型のSEO対策を提案する企業が大量に保有しています。このようなサイトには次のような特長があります。
- IP分散サーバーで管理されている
- 1サイトで5つほどのサイトに対して外部対策を行っている
- 中古ドメインで作成されている
簡単にお伝えすると、このようなサイトから被リンクを設置されるとサイトの信頼性などがなくなり、インデックスもされなくなるリスクがかなり高まります。
このようなサービスを利用してしまうと高確率でサイトが壊れてしまいます。何年も大切に育ててきたサイトが一瞬でネガティブな評価を受ける危険性が高いのでご注意ください。
ペナルティを受けているサイトからの被リンク
これも上記に似ていますが、サテライトサイトは中古ドメインを使用して作成されます。中古ドメインとは、以前所有者が存在し、何かしらの原因で破棄されたドメインです。
破棄する理由は、企業が倒産したり、複数のドメインを統合したりとさまざまですが、多くの場合「悪質なSEO対策を行いペナルティをくらった」からです。
中古ドメインの選定が甘ければ、ペナルティを受けているドメインでサテライトサイトを立ち上げて、被リンクを設置することになります。
また、サテライトサイトだけでなく、個人ブロガーがブログを立ち上げる際やSEOエキスパートがサイト評価を高める施策のひとつとして301リダイレクト用に中古ドメインを使うことがあります。
その場合、ドメイン名とサイト名が異なったり、Wayback MachineやWhois.comで確認してみるとドメインの運用歴が不自然な場合があったりするので、気になった場合は確認することをおすすめします。
よくある質問
被リンクに関するよくある疑問について解説します。
被リンクがドメインパワーに反映されるのはいつ?
被リンクがドメインパワーに反映されるまでの具体的な期間は一概にいえません。通常、検索エンジンは数週間から数カ月かかることがありますが、新しいリンクを評価し、ドメインパワーに反映させるまでの時間は変動します。
被リンクを購入するのはあり?
被リンクを購入することは、検索エンジンのガイドラインに違反し、ブラックハットSEO(悪質なSEO手法)と見なされる可能性が高いため、おすすめしません。被リンクを購入する行為は、信頼性の低いウェブサイトからのリンクを人為的に増やすことを意味し、これは検索エンジンにとって不正な行為と見なされます。
SEOにおいて優位性を高めるために被リンクは絶対に必要?
SEOにおいて被リンクは非常に重要な要素のひとつですが、絶対に必要とまでいえるわけではありません。被リンクはウェブサイトの信頼性や権威性を向上させ、検索エンジンランキングの向上に寄与しますが、そのほかの要因も考慮する必要があります。
まとめ
今回は、被リンクを自分で獲得する方法について紹介しました。SEO対策を実施していると、質のよいコンテンツを作成するだけでは、検索結果の上位に表示させることが難しいことがあります。
そんなときは、被リンクに頼る必要があります。しばらくの間SEO対策を実施しても効果がない場合は、この記事を参考に被リンクを獲得して、サイトの評価を上げれば、SEOの成果が出るかもしれません。この記事をぜひご参考になさってください。