「url が google に登録されていません」「クロール済み - インデックス未登録」の原因と対処法

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Web集客に力を入れている企業様はコンテンツをいくつも作成して、自社サイトで投稿しているでしょう。

この記事では、自社サイトで投稿したページをGoogle Search ConsoleでURL検査した際に、「URL が Google に登録されていません」と表示される際の対処法について詳しく解説しています。

また、クロールされたにも関わらず、検索結果に表示されない「クロール済み - インデックス未登録」の理由と対処法についてもお伝えします。

検索結果に登録されないと、自然検索からのトラフィックは見込めないので、Web集客で成果を出すことが難しくなります。

作成したページがGoogleに登録されない状況にお困りの方はぜひこちらの記事を読んで解決の参考にしてください。

「url が google に登録されていません」とは

「url が google に登録されていません」とは、インデックスに登録されていない状態をさします。インデックス未登録では、ページタイトルを検索したとしても、対象のページは表示されることはありません。

検索結果に表示される流れ

新しく作成したページが検索結果に表示されるには、「クロール→インデックス登録→検索結果の表示」という流れに沿う必要があります。

クロールは検索エンジンがインターネット上にどのようなページが存在するのか把握する為に必要な工程でページを訪れることを指します。

そして、クロールでページ内容を把握することをインデックス登録と呼ばれ、テキストなどページ内の主要コンテンツを分析する作業が行われます。

把握した内容がGoogleインデックス(大規模データベース)に登録され、ユーザーが検索キーワードを入力することで、関連性が高く、高品質なコンテンツだと判断されたページが検索結果に表示されるというものです。詳しくは、Google検索セントラルのGoogle 検索の仕組みに関する詳細ガイドをご確認ください。

クロールが行われる条件

クロ―ルは、検索エンジンのロボットであるクローラーがリンクをたどってページを移動することで行われます。すなわち、「リンクが存在しない=自サイトが他サイトとリンクで繋がっていない」状態であれば、いつまでたってもクロールが行われることはありません。

リンクを設置したからといってクロールされるとは限らない

現在、インターネット上には膨大な数のサイトが存在しており、2017年当時で17億を超えているというデータが発表されています。また、Googleは2008年にクロールしたページが1兆を超えたと報告しています。2022年現在はさらに数が増えており、他サイトに自サイトのリンクを設置してもらったり、自身で無料のSNSアカウントを作成して、そこに自サイトへのリンクを設置したとしてもそれだけでは、クロールされるに不十分な可能性も高いと考えられます。

「url が google に登録されていません」の対処法

自社サイトがクロールされる可能性を高めるためにできること・やるべきことをまとめました。もし、ここで紹介しているもので実施していないものがあればぜひやってみてください。

URL検査

Google Search ConsoleでページのURLを入力するとURL検査を行うことができます。URL検査を行ったページの状態が「url が google に登録されていません」であれば、「インデックス登録をリクエスト」すればクロールされます。

具体的にいつクロールされるかは明確ではありませんが、何もしないより早くクロールされるでしょう。また、「インデックス登録をリクエスト」したからといって、クロール後必ず検索結果に表示されるとは限りません。検索結果に表示されない理由については以下の項目で詳しくお伝えします。

サイトマップ送信

サイトマップとは、サイト内にどのようなページが存在しているのかを検索エンジンに伝えるためのものです。ここでお伝えしているサイトマップは「sitemap.xml」のことで、検索エンジン用のサイトマップです。ユーザー用の「sitemap.html」ではありませんのでご注意ください。

「sitemap.xml」は、Google Search Consoleの「サイトマップ」ページの「新しいサイトマップの追加」から送信することで、検索エンジンに自サイトの内容を伝えることができます。サイト内に大量のページが存在する際は、全てのページをクロールされないおそれがあるため、サイトマップで優先的にクロールしてほしいページを伝えると良いでしょう。

リンク設置

自身でSNSアカウントを作成したり、関係性が高い取引先の企業やグループ企業のサイトで自サイトへのリンクを設置してもらえれば、クロールするためのロボットが訪れる入口が増えるため、クロールされる可能性は高まります。

しかし、意図的に大量の被リンクを増やすことは、Googleは品質に関するガイドラインで手動対策の対象にすると提示しているので注意が必要です。悪質な被リンク対策を実施するなどは絶対にやめてください。

アクセスを集める・高品質なコンテンツを作成する

検索エンジンは、アクセスを集めている(ユーザーの役に立っている・支持されている)コンテンツを優先的にクロールする傾向があります。

ですから、ユーザーファーストの役立つページを投稿して、アクセスを集めることができればクロールされる頻度が高まります。(前提条件として他サイトに自サイトのリンクが設置されている必要があります)

ここまでで、url が google に登録されるためには、クロールされる必要があると説明し、そのための方法について紹介しました。しかし、それらを行ったとしても「url が google に登録されていません」と表示されることがあります。

「クロール済み - インデックス未登録」とは

自サイトのページをURL検査した際に、ページのインデックス登録状態が「クロール済み - インデックス未登録」と表示されることがあります。このように、クロールされたとしても、検索結果に表示されないことがあります。

サイト内の「クロール済み - インデックス未登録」ページ確認方法

Google Search Consoleの「インデックス」の「ページ」では、サイト内ページのインデックス状態を確認することができます。それぞれのページの未登録の理由が確認できるので、その中に「クロール済み - インデックス未登録」があれば、クロールされた上でインデックス未登録となっているページが存在することがわかります。

低品質なコンテンツと検索エンジンに判断されている可能性が高い

「クロール済み - インデックス未登録」と判断される理由はいくつも存在すると考えられますが、検索エンジンに低品質なコンテンツだと判断されている可能性が高いです。

検索結果に表示されなければ、せっかく作成したページはインターネット上に存在しないのと同じとなります。

クロールのリクエストを再送信する必要はないとGoogleが提示

GoogleのSearch Console ヘルプのこちらのページには、インデックス未登録の理由と対処法について記載されているのですが、「クロール済み - インデックス未登録」に関しては、「URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません」と提示されています。

これは、重複コンテンツや内容が薄いコンテンツは、何度クロールしてもインデックス登録されることはないという見方ができます。

「クロール済み - インデックス未登録」の対処法

クロールされているがインデックス未登録のページは、インデックス登録をリクエストするだけでは解決できないことを前述でお伝えしました。

「クロール済み - インデックス未登録」と表示されるページをインデックス登録するための対処法として考えられることは、低品質コンテンツの改善です。その際に確認したい箇所は以下となります。

重複コンテンツ

自サイトのページ内コンテンツが他サイトおよび自サイトの別ページのコンテンツと内容が重複していると重複コンテンツとして検索エンジンに低品質だと判断されるおそれがあります。他サイトや自サイトのページ内容をコピーしてはりつけただけのページが存在する場合は、書き直すか削除しましょう。

ライティング代行業者に注意

自社サイトでコンテンツを配信するのに、自社リソースがない場合は、ライティング代行業者にコンテンツ作成を委託することがあると思います。

ライティング代行業者でも、程度の低い業者であれば重複したコンテンツを納品することがあります。ですから、納品されたページは担当者が重複の確認を行うことをおすすめします。

また、複数のライティング代行業者を利用した場合、記事の内容が意図せず重複してしまうことがあるため、ライティング代行業者を利用する際は1つに絞ることが重要となります。

画像のみページ

ページ内に画像しか存在しないページは検索エンジンが低品質だと判断するおそれがあります。画像を説明するテキストを追加する等の改善が必要となります。

テキストが少ないページ

テキストが少ないと提供している情報も少なくなります。Googleは、ユーザーのニーズを満たす目的で作成されているサイト・ページを評価するので、ページを作成する際はある程度のテキスト量が必要といえます。少なくとも「このページは何のためのページ?」だと思われない程度のテキスト量でページを作成するように心がけるとよいでしょう。

改善後はインデックス登録をリクエスト

改善したとしても、クロールが訪れるとは限らないため、こちらからインデックス登録のリクエストをしましょう。

リクエスト後しばらく様子を見て、クロールがされていると確認できれば、実際に検索結果で表示されるか「site:」を使用して見てください。問題なく表示されれば、改善したことで低品質ではなくなったといえます。

もし、改善したとしても、クロール後に表示されない状態が続くのであれば、繰り返し改善しましょう。

「クロール済み - インデックス未登録」ページが多いとサイトの評価も落ちる

「クロール済み - インデックス未登録」とされているページはGoogleから低評価だと判断されている可能性が高いと前述でお伝えしました。

「クロール済み - インデックス未登録」ページが多ければ、「低品質なコンテンツが多いサイト」とGoogleに認識され、検索順位にも悪い影響を与える可能性があります。

中長期的に担当しているサイトでWeb集客をしたい場合は、「クロール済み - インデックス未登録」のページをなくすための施策を実施する必要があります。上記の「「クロール済み - インデックス未登録」の対処法」でまとめていたページを見直してください。

「クロール済み - インデックス未登録」調査はバンソウにおまかせ

「クロール済み - インデックス未登録」や「URL が Google に登録されていません」の状態がどうしても解決できないとお悩みのWeb担当者様はお気軽にバンソウにお問い合わせください。Web担当者様のサイト内部・外部を調査して、インデックス登録されない理由やGoogleに表示されない理由を明確するためのサポートを行います。

まとめ

今回は「URL が Google に登録されていません」と「クロール済み - インデックス未登録」について理由と対処法を紹介しました。単純にクロールされていないことが原因の場合もあれば、サイト内既存ページが低品質だと認識されていることが原因の場合もあります。

Web集客目的の施策を実施しているが、何時まで経っても流入が増えない、成果が出ないとお悩みのWeb担当者様は、Google Search Consoleでページ状態を確認して、対処しましょう。どうしても解決しない、具体的な対処法がわからないという場合は、お気軽にバンソウにお問い合わせください。