集客方法とは?魅力を伝えるための手法10選!オンライン/オフライン別で紹介

ビジネスにおいて集客は特に重要な要素です。集客がうまくいかなければ顧客獲得から受注まで進まず自社の収益を高めることができません。集客を成功させるためには、さまざまな手法やテクニックを駆使する必要があります。
この記事では、集客の基本や必要性、オンラインとオフライン別に効果的な方法、最適な集客方法の選び方をそれぞれ詳しく解説します。
「自社に合う集客方法がわからない」「思っていた集客効果が得られていない」など、集客方法にお悩みの担当者様は、事例紹介もしていますのでぜひ最後までご覧ください。
執筆者

マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
集客とは?
集客とは、自社が行うソリューションの認知活動のための展示会やイベントに人を集めるだけでなく、そこでソリューションの魅力を発信して顧客となるターゲットを引きつける一連の行動をいいます。
したがって、集客戦略を練る場合は、目的の対象者をどれだけ自社の顧客に変えることができるかが重要となります。
ビジネスにおいて集客がうまくいかないと収益を上げることができません。もし、あなたが誰もが優れていると感じる商品やサービスを提供していたとしても、気づいてもらわないと人は集まりませんし、自社の売上を伸ばすことは不可能です。
自社がどのような取り組みをしているのか、どのようなソリューションを提供しているのかを理解してもらうには、効果的な集客方法を実施する必要があります。
「集客」の4つの構成要素
集客を構成する要素は以下となります。
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- ペルソナを設計
- 商品やサービスを知ってもらう
- 自社サービスが優れていることを理解してもらう
- リピーターとなってもらう
まずは対象となるターゲットのペルソナを設定します。誰に認知してもらうかを明らかにしたうえで、ターゲットに対して有効な集客チャネルを用いて、ソリューションの魅力を発信します。
商品やサービスの魅力を発信することで、新規顧客を獲得できたとしてもそこで終わりではありません。既存顧客が何度も利用してくれるための囲い込みをすることも重要です。継続的に自社のソリューションを利用する顧客が増えれば売上も安定します。
また、自社のブランド価値を高めることも、今後の集客戦略に大きく影響するため、ブランド価値を高める施策も意識的に行う必要があるといえます。
集客成功のためにしなければならないこと
集客を成功させるためのアクションは大きく2つに分けることができます。
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- ソリューション(商品やサービス)を認知してもらう
- ソリューションの魅力を理解してもらう
- ソリューション(商品やサービス)を認知してもらう
それぞれ詳しくお伝えします。
ソリューション(商品やサービス)を認知してもらう
集客において最低限のアクションがソリューションの認知です。どれだけ優れていても知られることがなければ、存在していないのと同じといえます。
テレビや雑誌、メディアサイトなどのさまざまな媒体を利用したり、展示会やイベントを開催したりすることで、まずは商品やサービスの存在を知ってもらいます。
ソリューションの魅力を理解してもらう
商品やサービスの市場が独占的ではない限り、競合他社が存在します。ライバル企業と競うためには、自社のソリューションを選んでもらうため、他社と比べて自社のどこが優れているのかをわかりやすく説明することが必要になります。
上記でお伝えした2つのアクションを実現することで、「顧客獲得から既存顧客」のサイクルが整います。自社のソリューションの質の高い認知活動と魅力の発信を繰り返し行うことで、ブランディングを向上させることができます。
次の項目では、初めのアクションである顧客獲得のための集客方法をお伝えします。
集客方法(オフライン)
ダイレクトメール
ダイレクトメール(DM)は郵送するため配布単価が高くなります。コスト面だけでなく、宛名書きや封入作業が必要となるため手間もかかります。費用と手間がかかる集客方法ではありますが、郵送先を決められるので、届けたいターゲットに確実にリーチすることができます。
コツとしては郵送する際に茶封筒を使用すると反応率が代わるといわれています。通常の封筒で郵送してしまうと、開ける前にダイレクトメールと気づいてゴミ箱に捨てられる可能性があります。
茶封筒は官房長など公的な書類を郵送する際に使用されることが多く、開封される可能性を高めることができます。このような細かな工夫を駆使して反応率を高めましょう。
展示会
展示会は効率的にリード獲得することができる集客方法です。リード獲得を成功させるポイントは、自社のソリューションに興味関心がある人や提供している商品・サービスが対象者の抱えている課題を解決するかを見極めて、見込みがある人に向けた営業活動を行うことです。
どのような人がターゲットとなるかを判断するためにおすすめの方法はアンケートです。
展示会で新規顧客を獲得するためのアンケートの作り方と使い方は別のページで詳しくお伝えします。
また、当サイトは部分・年間の展示会・イベントの企画運用を一括で承るサービスを提供しています。別ページで事例をご確認いただけますので興味がある方はお読みください。
テレアポ
ハウスリストに一人一人電話での営業活動は労力が必要となりますが、高額な商品・サービスを提供している場合は有効な手法とされています。
テレアポは断られることが当たり前なので、電話する人は強いメンタルが必要となります。未経験者は精神的に耐えられないでしょうから、経験者に任せるか外部に委託するとよいでしょう。
テレアポを成功させるポイントは、内容を端的にわかりやすく相手に伝えることです。人間が興味関心のない状態で忍耐強く相手の話に耳を傾けることができるのは最大で15秒といわれています。ですから、その時間内にトークが収まるように慣れるまでは何度も練習しましょう。
折込チラシ
新聞の折込チラシは誰もが身近に感じる集客方法です。新聞の購読者には配布されるので、日常に溶け込みやすく自然と手に取ってもらえるような集客方法です。
しかし、どの家庭にどんな人がいるかわからないので、無駄な配布となってしまう可能性が高いです。
ターゲットとする対象者が絞れている場合はリーチ精度の観点から効果的な集客方法ではないといえます。
身近な方法なので、集客に不慣れな人はとりあえずやってみようと、折込チラシを実施しようとする人がいますが、思っているより非常にコストがかかる恐れがあります。
無駄なコストを避けるためには、何枚配布すれば何件問合せが来るのか反応率を知ることが初めの一歩です。折込チラシは簡単なように思えて効果を出すには知識と高度なノウハウが必要となります。
チラシのポスティング
チラシのポスティングは、折込チラシより狭いエリアを対象に行う集客方法です。不動産やリフォームなど地域を絞って配布する際に効果的です。エリアを絞るためリーチ精度が高まります。
チラシは目に留まった瞬間に、相手の注意を引けるかどうかが重要となるのでキャッチコピーがポイントとなります。
FAXDM
FAXDMの特徴は、低コストで一斉送信できることです。BtoBマーケティングでは一般的な手法として用いられています。
FAXDMの場合、受信するために用紙が必要となります。そのため、何度も同じ内容のFAXDMを送信するとクレームの原因となるので注意が必要です。
反応率を高めるため、ポスティングのチラシと同様に目を引くようなフォントやデザインなど工夫するとよいでしょう。
紹介
お客様の知り合いや友人を紹介してもらうことはビジネスにおいて最も重要な集客方法といえます。自分だけではなく、第三者の信用が加わるため、相手に会うことができる可能性が高くなります。紹介してもらうためにはタイミングが大切です。
ご無沙汰の既存顧客や名刺交換している見込み顧客にメール
ご無沙汰している顧客や、これまで関係性ができているが成約に結びついていない名刺交換だけしている人をリストにまとめて、メールを送る有効的な集客方法です。
すでに、関係性ができており、見込み顧客一人一人に個別でリーチすることができるので、少しでも興味があれば返信してもらえるので商談に進む可能性が高くなります。
無料セミナー・ウェビナー
無料セミナーやウェビナーで人を集めて、セミナー最中や終了後に魅力を伝えたいサービスや商品について案内する集客方法です。
セミナーやウェビナーに自発的に申し込んだ人を対象にするので、成約率は高いといえます。
集客方法(オンライン)
Webサイト
現在、企業が運営するオウンドメディアを活用してWeb集客を行うことが増えています。検索エンジンの検索結果に上位表示されることで、自社や提供しているソリューションを知ってもらえる可能性があることから、検索ユーザーに役立つ良質なコンテンツ作成に力を入れているサイトがインターネット上で目立つようになってきました。
しかし、アクセスを集めることに成功していても、お問い合わせまでの導線が整備されていなかったり、見た目や使いやすさのポイントが低かったりするとリード獲得までつなげることができません。
バンソウでは、コンテンツマーケティングサポートをサービスとして提供しています。
年代別のおすすめの集客方法を解説
若者を対象にした集客方法とは?
若者を対象にして集客を行う場合、若者がリーチしやすい媒体で集客を行うと効果が見込めます。総務省の「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報情動に関する調査報告書<概要>」によると、YouTube、X(旧Twitter)やLINE、Instagramの普及率が高いことがわかります。
このことから、SNSによるプロモーション活動を行うと効果が見込める可能性が高いと推定できます。
さらに、飲食店であれば食べログ、美容院ならホットペッパービューティーなど若者に強い予約サイトや利用率の高い媒体が何かを調査してから、集客を実施するとよいでしょう。
高齢者を対象にした集客方法とは?
総務省の統計情報から、高齢者は若者と違ってLINEやYouTube以外の普及率は低く、SNSを使用した集客方法では効果が期待できないことがわかります。
SNSは使用する頻度は低いですが、インターネットは活用しているので、オンライン上でも集客方法を正しく選択することができれば、決して効果が見込めないわけではないといえます。
高齢者の日常的な情報収集の手段をいくつかあげると、1位がテレビ、2位が新聞、そして3位がインターネットとなります。したがって、テレビに取り上げられるようなイベントを行ったり、新聞に広告を出したりすることが効果が高いと考えられます。
また、検索エンジンやニュースサイトなど、年齢に関係なく閲覧されるWeb媒体もあるので、リスティング広告やディスプレイ広告も効果が高い集客方法といえます。
バンソウの集客事例
バンソウが展示会を企画・運営した際に実際に行った集客方法をお伝えします。
これから紹介する集客方法を実施して行われた展示会はこちらから確認していただけます。
LP(登録サイト)制作
イベント申し込み用の登録サイトを立ち上げ、流通チャネルごとの登録数や参加数を集計しました。
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- イベントに応募するためのLPを作成
LPへの流入を促すため、以下で紹介している方法を実施。応募者・参加者の情報を流入経路別に集計
- イベントに応募するためのLPを作成
メール(ハウスリストからメルマガ・各メディアリードを利用したメルマガ)
いかにして開封・クリックしてもらうのか細部にわたり工夫して、大量のメールを高速配信しました。
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- イベント開催企業が所有しているハウスリストの顧客に向けたイベント告知(メール)の原稿を作成
- メール文にトラッキングコードを設置して、何名がLPにアクセスしたのか集計
メール以外に実施した集客方法
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- フライヤー
- メールバナー
- 営業担当者様
- パートナー集客
- SNS
- 有料メディア
- 会員メール
- 無料告知サイト
- その他
まとめ
今回は、集客の基本や必要性、オンラインとオフライン別に効果的な方法、そして最適な集客方法の選び方をそれぞれ詳しく解説しました。
各集客方法の特徴を踏まえて、自社のソリューションに適する手法を選択しましょう。集まった見込み顧客に対して、商談機会を生み出す効果的なアプローチ方法については別ページでお伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。