縦書きで美しく!Word(ワード)の使い方

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マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人

株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。

Word(ワード)を使って文章を作成する際、横書きが主流となっていますが、縦書きを使うことで、和文の美しさや伝統的な雰囲気を表現することができます。しかし、縦書きに慣れていないと、レイアウトや編集に苦戦することもあります。

そこで本記事では、Word(ワード)の縦書きについて、基本から応用までわかりやすく解説しています。

縦書きでのルビや箇条書きの振り方、注意点や使い方のコツ、さらにはカレンダーやチラシなどのテンプレート作成方法や、縦書きのパンフレットのデザイン例なども紹介しています。縦書きを活用することで、より日本語の美しさや伝統的な雰囲気を表現し、読み手にも新しい読みやすさを提供できます。

Word(ワード)で縦書きの設定方法

縦書きする方法

Wordで縦書きにするには、ページレイアウトの設定で縦書きを選択します。方法は以下の通りです。

  1. 1. 「レイアウト」タブをクリックします。
  2. 2. 「ページの設定」をクリックします。
  3. 3. 「縦書き」を選択します。

縦書きのページ番号を振る方法

Wordで縦書きのページ番号を振るには、ヘッダーやフッターにページ番号を挿入する際に、縦書きに設定します。方法は以下の通りです。

  1. 1. 「挿入」タブをクリックします。
    2. 「ヘッダーとフッター」をクリックします。
    3. 「縦書きテキストボックス」を選択します。
    4. 「設計」タブから「テキストボックスの書式設定」を選択します。
    5. 「位置」タブから「縦書き」を選択します。
    6. 「挿入」タブから「ページ番号」を選択します。

縦書きと横書きを混在させる方法

Wordで縦書きと横書きを混在させるには、セクション区切りを挿入し、その中で縦書きと横書きを切り替えます。方法は以下の通りです。

  1. 1. 「レイアウト」タブから「セクションの区切り」を選択します。
    2. 「ページの設定」ダイアログボックスで「新しいページ」を選択し、「縦書き」に設定します。
    3. セクション内にテキストボックスを挿入し、「縦書きテキストボックス」を選択します。
    4. 縦書きから横書きに切り替える場合は、テキストボックスを選択し、テキストボックスツールの「テキスト方向」を変更します。

Word(ワード)の縦書きレイアウト設定

行間や文字間の調整方法

縦書きでは、文字と文字の間や行と行の間の間隔を調整する必要があります。設定方法は以下の通りです。

  1. 1. 「ホーム」タブから「段落設定」を選択します。
    2. 「インデントと行間」タブから「行間」を選択し、「行の間隔」を調整します。
    3. 「フォント」タブから「高さ」を選択し、「文字の間隔」を調整します。

縦書きでの段落設定方法

縦書きでは、段落の設定も横書きと異なります。縦書きの段落設定は以下の通りです。

  1. 1. 「ホーム」タブから「段落設定」を選択します。
    2. 「インデントと行間」タブから「縦書き」を選択します。
    3. 「テキストの流れ」タブから「縦書き」を選択します。
    4. 「アジア語の横書き」タブから、縦書き方向や文字の方向を設定します。

縦書きの余白の設定方法

縦書きの余白設定は、横書きと同様にページ設定から行います。ただし、縦書きでは、余白設定によって文字や行の配置が変わるため、適切な設定が必要です。

  1. 1. 「レイアウト」タブから「ページの設定」を選択します。
    2. 「余白」タブから、「ページ方向」を縦書きに設定します。
    3. 「余白」の上下左右の余白を適切に設定します。

以上の設定で、縦書きの文章のレイアウトを調整することができます。縦書きは文字の配置が横書きとは異なるため、適切な設定が必要です。

Word(ワード)で縦書きの注意点や使い方のコツ

縦書きでのルビの振り方

ルビを振る方法

縦書きのルビは、縦書きテキストボックスを挿入し、縦書き方向にルビを振ります。ルビを振る方法は以下の通りです。

  1. 1. ルビを振りたい文字列を選択します。
    2. 「挿入」タブから「縦書きテキストボックス」を選択します。
    3. テキストボックス内で、ルビを振る文字列を入力します。
    4. ルビを振る文字列を選択し、「[ルビ]」タブをクリックします。
    5. 「ルビの設定」ダイアログボックスで、ルビの位置やサイズを調整します。

ルビの位置やサイズの調整方法

縦書きのルビの位置やサイズは、「ルビの設定」ダイアログボックスから調整することができます。ルビの位置やサイズを調整する際には、ルビと対象文字とのバランスや可読性を考慮し、適切な設定を行うようにしましょう。

縦書きでの箇条書きの使い方

番号付き箇条書きの作成方法

縦書きでの番号付き箇条書きの作成方法は、横書きと同様に「段落設定」から設定します。

  1. 1. 番号付き箇条書きを挿入したい箇所で、Enterキーを押します。
    2. 「ホーム」タブから「段落」グループの「箇条書き」を選択します。
    3. 「段落設定」ダイアログボックスで「箇条書き」タブを選択し、「番号付きリスト」を選択します。

箇条書きのインデントや字下げの設定方法

縦書きでの箇条書きのインデントや字下げの設定方法は、横書きと同様に「段落設定」から設定します。

  1. 1. 「段落設定」ダイアログボックスで、「インデントと行間」タブを選択します。
    2. 「特定のレベルの箇条書きを選択」から、箇条書きのレベルを選択します。
    3. 「字下げ」を調整することで、インデントや字下げの幅を調整できます。

縦書きの文章作成時に注意すべき点

縦書きの文章に適したフォントの選び方

縦書きの文章を作成する際には、適切なフォントを選ぶことが重要です。縦書きの文章は、横書きと異なり、文字列が縦に並んでいるため、文字のバランスや可読性が大きく影響します。縦書きの文章に適したフォントは、太さや字形にばらつきのないもので、読みやすいフォントが適しています。

縦書きの文章における句読点の使い方

縦書きの文章では、句読点の使い方に注意が必要です。句読点は、横書きと同様に、読み手に伝える情報の区切りを示すために使われますが、縦書きでは、句読点の位置や形状が横書きと異なるため、読みにくくなることがあります。

特に、感嘆符や疑問符は、縦書きでは横書きと比べて読みにくくなりますので、適切に使うようにしましょう。

以上の注意点や使い方のコツを押さえることで、より効果的な縦書きの文章を作成することができます。

Word(ワード)の縦書きのテンプレートやデザイン例

縦書きのカレンダーや手紙の書き方のテンプレート

カレンダーのテンプレート作成方法

Wordを使用して、簡単にカレンダーのテンプレートを作成することができます。縦書きのカレンダーを作成するには、以下の手順に従ってください。

  1. 1. 「挿入」タブから、「表」を選択します。
    2. 作成したいカレンダーの日付数に応じて、行数と列数を決定します。
    3. 「表のデザイン」から、縦書きに適したデザインを選択します。
    4. 表に日付を入力し、必要に応じて祝日やイベントをマークアップします。
    5. カレンダーのセルに罫線を付けたり、色を変更したりするなど、カスタマイズすることもできます。

手紙の縦書きテンプレート作成方法

手紙の縦書きテンプレートを作成するには、以下の手順に従ってください。

  1. 1. 「レイアウト」タブから、「ページ設定」を選択します。
    2. 「用紙サイズ」で、用紙の向きを縦向きに設定します。
    3. 手紙のヘッダーやフッター、差出人情報などを入力します。
    4. 必要に応じて罫線やテキストボックス、画像などを追加します。

縦書きのチラシやパンフレットの作成例

縦書きのチラシのレイアウト設計のポイント

縦書きのチラシを作成する場合は、以下のポイントに注意してレイアウト設計を行いましょう。

  • 重要な情報は、読み手が目に付く位置に配置することが重要です。タイトルやキャッチコピーなど、大きな文字で目立たせるようにしましょう。
  • 余白を十分に確保することで、レイアウトのバランスをとることができます。
  • 縦書きの場合、読み手が上から下へと目線を移動するため、情報の重要度に応じて、配置の高さを変えるようにしましょう。

縦書きのパンフレットの色使いのコツ

縦書きのパンフレットを作成する場合は、以下のような色使いのコツがあります。

縦書きのレイアウトに合わせて、色のバランスを調整することが大切です。例えば、明るい色や鮮やかな色は、目立ちやすく訴求力が高いため、タイトルやキャッチコピーに使用すると良いでしょう。一方で、淡い色や落ち着いた色は、背景色として使用すると、情報の視認性を高めることができます。

また、配色には色彩心理学の考え方を取り入れることもできます。例えば、青は安定感や信頼性をイメージさせるため、企業や団体のパンフレットで使用されることが多いです。また、緑は安心感や癒しをイメージさせるため、健康食品や医療機関のパンフレットで使用されることが多いです。

縦書きのパンフレットを作成する際には、テキストと画像のバランスも重要です。大きな画像を使用する場合は、テキストを少なめにすることで、視覚的にインパクトを与えることができます。また、見出しや箇条書きなどの装飾テキストを上手に活用することで、情報の整理や視認性を高めることができます。

Word(ワード)の縦書きに関するQ&A

縦書きの編集後、横書きに戻すことはできるのか?

縦書きで作成した文書を編集後、横書きに戻すことは可能です。ただし、縦書きで作成した文書を横書きに戻す場合、一部のレイアウトが崩れる可能性があるため、注意が必要です。縦書きで作成した文書を横書きに戻す場合には、一度テキストをコピーして新しい文書を作成し、再度レイアウトを設定し直す方法が適切です。

縦書きで作成した文書を印刷する際に気をつけることはあるのか?

縦書きで作成した文書を印刷する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • 用紙の向きを縦向きに設定することで、印刷時に縦書きになるように設定します。
  • フォントのサイズや行間、余白などを適切に設定することで、読みやすい印刷物を作成することができます。
  • 縦書きの場合、文字の向きが横向きになるため、印刷する際には紙を90度回転させて印刷する必要があります。
  • 印刷する前に、プレビュー画面などで確認し、必要に応じて微調整を行うことが重要です。

縦書きでの文章作成はどのような場面で活用できるのか?

縦書きでの文章作成は、以下のような場面で活用することができます。

  • 和文や漢字を多く含む文章を作成する場合
  • ポスターやチラシ、パンフレットなど、レイアウトに工夫を凝らした印刷物を作成
  • 手紙やはがきなど、日本語で文章作成する場合
  • 日本文化や伝統的な文書の場合

まとめ

日本語など縦書き言語を使用する際に重要なレイアウトの選択肢です。Word(ワード)では、簡単に縦書きの設定ができ、行間や文字間の調整、段落設定、ルビの振り方などの細かな設定も可能です。また、カレンダーや手紙、チラシやパンフレットなど、様々な用途に合わせたテンプレートを作成することもできます。

ただし、縦書きの注意点や使い方についても把握しておく必要があります。印刷する際には、用紙の向きや余白を考慮し、プリンターの設定にも注意しましょう。

縦書きでの文章作成は、和文の見栄えを重視する場合や、日本語教育、和文環境のビジネスなど、様々な場面で活用できます。Wordの縦書き機能を使いこなし、自分なりのレイアウトを作ってみましょう。

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