差し込み印刷のやり方とは?スプレッドシートやWord・Excelでの方法を紹介

差し込み印刷を利用することで、煩雑な手作業を簡単にすることができます。しかし、差し込み印刷の使い方や設定については、初めて利用する人にとっては難解な場合があります。
そこで、本記事では差し込み印刷の方法について、スプレッドシートやWord・Excelでそれぞれご紹介します。手紙やはがき、カタログやDMなどさまざまな文書を効率的に作成する方法や、注意点、トラブルの対処法などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
差し込み印刷を利用すれば、作業時間の短縮や作業ミスのリスク低減など、多くの効果が期待できます。この記事を読めば、差し込み印刷を利用してビジネスプロセスをスムーズに進めることができるようになるでしょう。
執筆者

マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
差し込み印刷とは
差し込み印刷とは、一つの文書に複数の個人情報を挿入することで、宛名ラベルや封筒、DM、カタログなどの大量の印刷物を効率的に作成する方法です。差し込み印刷は、同じ形式の文書を一度だけ作成し、後は個人情報を差し込むだけで、手間と時間を節約できます。
差し込み印刷のメリット
差し込み印刷を利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 大量の印刷物を効率的に作成できる
- 一度作成した文書を再利用できる
- 個人情報を手作業で入力する手間を省ける
- フォーマットの変更に対応しやすい
- 誤字脱字を防ぐことができる
差し込み印刷の使い方
差し込み印刷の使い方は、以下の通りです。
- 差し込み印刷を行いたい文書を作成する
- 個人情報を入力したExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷の基本的な作成方法
Google スプレッドシートでの差し込み印刷の方法
- 差し込み印刷を行いたいGoogle スプレッドシートを開く
- メニューの「拡張機能」をクリックし、「アドオン」から「アドオンを取得」を選択する
- 表示された画面のアプリ検索バーに「Foxy Labels」を入力し、検索結果からFoxy Labelsをインストールする(googleドキュメントとgoogleスプレッドシートの両方にインストールする)
- インストールが完了し、拡張機能に追加されたら、Googleドキュメントのメニューにある拡張機能からFoxy Labels→Create labelsを選択する
- 表示されたメニューから「select a template」をクリックし、好きなテンプレートを選択する
- サイドメニューの「Mail Merge / Data Merge」にある「Select a spreadsheet」を選択する
- 表示されたファイル選択画面で差し込みに使うスプレッドシートを選択し、「Select」をクリックする
- サイドメニューの「Selcte a filed」を選択するとスプレッドシートの項目が表示されるので、ラベルに差し込む項目を選択する
- ラベルのデザインが終わったら、サイドメニューの「Create labels」をクリックする
- 「What’s next?」の画面が表示されたら、「Open」をクリックする
- データが差し込まれたドキュメントが作成されるため、設定を確認し、印刷する
Wordでの差し込み印刷の方法
- 差し込み印刷を行いたい文書を開く
- 差し込み印刷を行いたい場所に、差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
Excelでの差し込み印刷の方法
- 差し込み印刷を行いたいExcelファイルを作成する
- 差し込み印刷を行いたい場所に、差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用した宛名印刷の方法
- 宛名を挿入する場所に差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用した宛名印刷の設定方法
- 差し込み印刷の設定ダイアログボックスを開く
- 「配布先」タブをクリックし、宛名印刷のオプションを設定する
- 「レイアウト」タブをクリックし、印刷物のレイアウトを調整する
- 「プレビュー」タブをクリックし、印刷前にプレビューを確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用した手紙やはがきの作成方法
差し込み印刷を利用した手紙の作成方法
- 手紙を作成する
- 差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用したはがきの作成方法
- はがきのテンプレートを作成する
- 差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用したカタログやDMの作成方法
差し込み印刷を利用したカタログの作成方法
- カタログのテンプレートを作成する
- 差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷を利用したDMの作成方法
- DMのテンプレートを作成する
- 差し込み印刷のフィールドを挿入する
- 差し込み印刷のデータソースとなるExcelファイルを作成する
- Wordの「差し込み印刷」機能を使って、Excelファイルから個人情報を取り込む
- 印刷する前に、差し込み印刷の設定を確認する
- 印刷する
差し込み印刷におけるデータの準備方法
差し込み印刷に必要なデータ
差し込み印刷に必要なデータは、以下の通りです。
- 個人情報が記載されたExcelファイル
- 差し込み印刷で使用するテンプレートファイル
データの整形方法
データを整形するためには、以下のような手順を踏む必要があります。
- データの形式を確認する
- 必要な項目だけを残し、不要な項目は削除する
- ヘッダーを作成し、項目名を設定する
- データを並び替える
- データをフィルタリングする
- データをグループ化する
- データのフォーマットを設定する
データのフォーマット
データのフォーマットを設定することで、データの見やすさや使いやすさが向上します。例えば、数字の桁数を揃えたり、日付を一定の形式に統一したりすることができます。また、フォントの種類やサイズを統一することも重要です。
差し込み印刷のトラブル対処法
印刷がうまくいかない場合
印刷がうまくいかない場合は、以下のような対処方法を試してみてください。
- プリンターのドライバーを最新版にアップデートする
- 印刷の設定を再確認する
- WordやExcelなどのソフトウェアを再起動する
- 印刷キューをクリアする
- 別のプリンターで印刷する
データのエラーが起きた場合
データのエラーが起きた場合は、以下のような対処方法を試してみてください。
- データの整合性を確認する
- 不要な行や列を削除する
- フィールド名が一致しているか確認する
- Excelファイルのフォーマットが正しいか確認する
- Excelファイルを別名で保存し、再度試す
差し込み印刷を利用したビジネスの効率化
差し込み印刷を利用したビジネスの効率化方法
差し込み印刷を利用することで、以下のようなビジネスの効率化が期待できます。
- 宛名印刷や送付状の作成時間の短縮
- 大量の文書を一括で印刷することができるため、作業時間の短縮
- 個人情報の取り扱いが簡単で、ヒューマンエラーのリスクが低い
差し込み印刷を利用する際の注意点
差し込み印刷を利用する際には、以下のような注意点があります。
- 個人情報の扱いに注意すること
- データの整合性を確認すること
- フィールド名が正しいか確認すること
- 印刷前に必ずプレビューを確認すること
まとめ
差し込み印刷は、大量の文書を効率的に作成するための便利な機能です。本記事では、差し込み印刷のスプレッドシートやWord・Excelでの方法を紹介基本的な使い方や、宛名印刷や手紙、はがき、カタログやDMの作成方法、データの整形方法、トラブルシューティング方法、ビジネスの効率化方法などを解説しました。
差し込み印刷を利用することで、ビジネスプロセスを効率化し、作業時間の短縮、作業ミスのリスク低減などの効果が期待できます。しかし、個人情報の扱いには十分な注意が必要です。