GRCのエラー「Google:ERR(x)」とは?原因と対処法を解説

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GRCは検索キーワードの順位を確認するのにとても便利なツールです。
しかし、時折「Google:ERR(x)」というエラーが表示されることもあります。
この記事では、GRCのエラーの意味や、エラーが出る原因と対処法をご紹介します。

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GRCのエラー「Google:ERR(x)」とは?

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GRCで順位を確認しているとき、ステータス欄に「Google:ERR(x)」と表示されることがあります。
結論として、「Google:ERR(x)」は、GRCがキーワードの順位を取得できなかった際に表示されます。
「Google:ERR(x)」が出ている場合は、順位が表示されていても、その数値は正しいものではありません。

 GRCのエラー「Google:ERR(x)」が出る原因と対処法

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GRCでエラーが出る原因と対処法をご紹介します。

GRCのバージョンが古い:最新版へアップデートする

GRCには、自動アップデート機能がありません。
そのため、アップデートが必要かどうかを適宜確認し、手動でアップデートする必要があります。
GRCのアップデート方法は以下のとおりです。

  1. ❶GRCを開き、「ヘルプ」を選択する
    ❷「最新版にアップデート」を選択する

GRCは、Googleのアップデートが行われるタイミングで最新版へとアップデートされる傾向にありますので、その際は上記の手順でアップデートしてください。

サーバーに負担がかかっている:GRCの処理速度を下げる

GRCを最新版へアップデートしても解決しない場合、サーバーへ負担がかかっている可能性があります。
これは、エラーが出たことにより何度も「順位チェックを実行」ボタンを押してしまい、過剰なリクエストが送られ、サーバーに大きな負担がかかることが原因で発生します。
サーバーに負担がかかっている場合は、GRCの処理速度を下げることで解決する可能性があります。

GRCの処理速度を下げる手順は以下のとおりです。

  1. ❶GRCを開き、「環境設定」→「処理速度」を選択する
    ❷「処理速度の設定」画面の、「休止時間を追加する」をチェックする
    ❸「休止時間」のプルダウンから、処理を停止させる秒数を選択し、「OK」をクリックする
    ※テキストボックスをクリックすると、任意の数字を入力できます。

1つのキーワードを調査する度に、入力した秒数の間だけ処理が停止されます。
つまり、調査するキーワードが100個ある場合、10秒と入力すると1000秒(約16分)かかることになります。
ほかにも、一度にリクエストする数を減らし、少しずつリクエストを送ることで解消されることもありますので、こちらの方法もお試しください。

インターネットの通信環境に問題がある:設定変更やパソコンを再起動する

GRCのアップデートや、処理速度を下げるといった対処法でもエラーが出てしまう場合、インターネットの通信環境に問題がある可能性が高いといえます。
その場合は、一度ご使用のパソコンやルーターの再起動をお試しください。

それでも解決しない場合、以下の原因が考えられます。

  • 導入しているセキュリティソフトの機能によってブロックされている
  • Microsoft Defender ファイアウォールによりブロックされている
  • プロキシの設定によりブロックされている
  • プロキシの設定に誤りがある
  • パソコン、ルーターに問題がある

Microsoft Defender ファイアウォールをオフにし、GRCを再起動してエラーが解除された場合は、ファイアウォールの設定が原因である可能性が高いため、設定からGRCの通信を許可してください。
プロキシの設定が原因かどうかを特定する場合、GRCのメニューバーにある「オプション」から「プロキシ」を選択し、「接続テスト」をクリックして接続テストを行いましょう。

上記の方法で設定の見直しや操作を行っても解決しない場合は、GRCのサポートデスクへ問い合わせることをおすすめします。

対処法を試してもエラー「Google:ERR(x)」になるときにすべきこと

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先述した対処法を施してもエラー「Google:ERR(x)」が表示された場合、「エラー診断をする」か「数日間待つ」という方法をお試しください。

 エラー診断をする

GRCのエラー診断とは、自動でエラー状況を判別し、現在のエラーに対するヘルプページを表示してくれるシステムのことを指します。

エラー診断を受けるための手順は以下のとおりです。

  1. ❶GRCを開き、「ヘルプ」→「サポート」→「エラー診断」の順に選択する
    ❷エラー診断の結果が表示されたら、「OK」を選択する

この手順を踏んで原因が特定できれば、原因と対策についてのページへと移動します。
ページの内容を確認し、対処しましょう。

 数日間待つ

GRC側のシステム改善やメンテナンスにより、一時的につながりづらい状況になっていることもあります。
その場合は、GRCのユーザー側で対処できることはないため、数日間待って様子を見るようにしましょう。
一時的なエラーの場合は、2~3日で改善されるケースが多い傾向にあります。
それでも改善の見込みがない場合は、先述したGRCサポートデスクへお問い合わせください。

まとめ

この記事では、GRCでエラー「Google:ERR(x)」が表示された際の原因と対処法をご紹介しました。
「Google:ERR(x)」は、GRCがキーワードの検索順位を取得できなかった際に表示されるエラーです。
GRCを最新版へとアップデートすることで解決するパターンが多いものの、過剰なリクエストによるサーバー負荷増大や、インターネットの通信環境に問題があることが原因でエラーが発生することもあります。
それぞれのケースに合わせて、適切な対処をすることが大切です。

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