noteを非公開にする方法|一度公開した記事を下書きにした際の影響と注意点を解説
noteで記事を書いていると、「この内容、やっぱり非公開にしたほうがいいのでは?」と不安になる瞬間は誰にでもあります。
誤って公開してしまった場合や、後から内容に問題があると気づいたときは、特に焦ってしまいがちです。しかし、noteの非公開機能を正しく理解していれば、必要以上に心配する必要はありません。
この記事では、noteの記事を非公開にする方法から、非公開にしたときの影響、注意すべきポイントまでをわかりやすく整理します。
検索結果やフォロワーへの影響、有料記事やマガジンの扱いなど、見落としがちな点も含めて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
執筆者
マーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人
株式会社クリエイティブバンクのマーケティングサポート「バンソウ」のメディア管理人。得意分野は、SEO全般・サイト分析・オウンドメディア・コンテンツマーケティング。バンソウはクライアント様のBtoBマーケティングをサポートするサービスです。詳しい内容はこちらをご覧ください。
noteの「非公開」とは?基本を整理
noteで記事を公開していると、内容を修正したくなったり、公開したままで問題がないか迷ったりすることがあります。そうした場面で知っておきたいのが、noteの非公開設定の仕組みです。非公開は削除とは異なるため、意味を正しく理解しておきましょう。ここでは、noteにおける非公開の考え方を整理します。
noteにおける「非公開」の意味
noteの非公開とは、下書き状態に戻すことを指し、記事を自分以外のユーザーが閲覧できない状態にする設定です。非公開にした記事は、プロフィールページやフォロワーのタイムライン、検索結果などに表示されなくなります。そのため、第三者の目に触れることを一時的に避けたい場合に有効です。
「削除」との違い
非公開と削除の最大の違いは、記事が残るかどうかです。削除を行うと記事は完全に消え、元に戻すことはできません。一方、非公開の場合は記事が保存されたままの状態になるため、内容を見直したり、後から再び公開したりできます。
そのため、内容に不安がある場合や修正が必要な場合は、すぐに削除するのではなく、まず非公開にする判断が重要です。状況に応じて使い分けることで、noteを安全に運用しやすくなります。
note記事を非公開にする方法
非公開の定義を理解したうえで、実際にどのように設定を変更するのかを把握しておくことが大切です。操作自体は難しくありませんが、手順を誤ると意図しない状態になることもあります。ここでは、PCとスマホそれぞれでの非公開設定の流れを整理します。
PCでnote記事を非公開にする手順
PCで非公開にしたい場合は、まずnoteにログインし、対象の記事の公開ページを開きます。記事タイトル下の「…」をクリックし、「下書きに戻す」をクリックします。これで第三者から記事が見えない状態になります。
操作時に注意したいのは、設定変更後に必ず下書き状態になっているかを確認することです。表示上は変更したように見えても、実際には公開されたままになっている可能性があります。
スマホアプリで非公開にする手順
スマホアプリでは、個別の記事ページから下書きに戻す操作は行えず、「自分の記事」の一覧ページから下書きに変更可能です。
まずはスマホアプリの「マイページ」を開き「自分の記事」をタップして一覧ページを開きます。下書きに戻したい記事の右端にある「…」をタップし、「下書きに戻す」を選ぶことで、記事を下書き状態に変更できます。
スマホでは画面が小さいため、操作ボタンを見落としやすい点に注意が必要です。特に外出先で操作する場合は、通信状況によって反映が遅れることもあります。設定後は一度記事一覧に戻り、公開状態が正しく変更されているかを確認すると安心です。
一度公開した記事を非公開にするとどうなる?
非公開に設定できることは分かっても、その後にどのような影響が出るのかが分からないと判断に迷ってしまいます。特に検索結果や閲覧数、フォロワーへの影響は気になる点です。ここでは、公開済みの記事を非公開にした場合に起こる変化を整理します。
検索結果・SEOへの影響
記事を非公開にすると、検索エンジンからのアクセスは徐々に減少します。非公開にした時点で検索結果から即座に消えるとは限らず、一定期間は検索結果に表示されることがあります。ただし、時間の経過とともにインデックスから外れ、最終的には検索結果に表示されなくなります。
そのため、公開した内容に問題がある場合は、できるだけ早く非公開に設定することが重要です。なお、再公開した場合でも、以前と同じ評価がそのまま戻るとは限らないため、SEO面では慎重な判断が必要になります。
PV・フォロワー通知への影響
記事を非公開にすると、新たな閲覧は基本的に発生しなくなります。プロフィールページやフォロワーのタイムラインにも表示されなくなるため、自然に読者の目に入ることはなくなります。
また、非公開に変更したこと自体がフォロワーに通知されることはありません。そのため、静かに公開状態を切り替えたい場合にも非公開は有効です。ただし、すでにURLを保存している人がいる場合は、アクセスできなくなったことで変化に気づく可能性があります。
マガジン・有料記事は非公開にできる?
ここまで、記事を非公開にした際の影響についてお伝えしましたが、有料記事を非公開にできるのか気になる方も多いでしょう。 noteでは、無料記事は非公開(下書き)に変更が可能ですが、以下のように金銭が関わる記事に関しては、非公開設定が行えません。
- 有料記事
- 過去に有料記事として販売実績がある記事
- メンバーシップの特典記事や特典マガジンに追加されている記事
- 有料マガジンや定期購読マガジンに追加したことがある記事
- メールアドレス入力フォームの設定をした記事(note pro限定機能)
そのため、有料記事を公開する際は、販売してよい内容であるかを慎重に検討してから公開しましょう。また、有料記事は後から編集することは可能なため、こまめに加筆修正を行うことで、常に最新の内容を公開できます。
note記事を非公開にすべきケース・すべきでないケース
非公開は便利な機能ですが、すべての状況で使うべきとは限りません。目的や影響を考えずに設定すると、かえって運用しづらくなることもあります。ここでは、非公開が適している場面と、避けたほうがよい場面を整理します。
非公開にした方がよいケース
記事の内容に誤りが見つかった場合や、表現が不適切だと感じた場合は、非公開にする判断が重要です。公開したまま修正を続けるよりも、一度非公開にして内容を落ち着いて見直した方が、読者への影響を抑えられます。
また、権利関係や情報の正確性に不安がある場合も、削除ではなく非公開を選ぶことで、記事を保管したまま対応できます。問題点を整理し、再公開できる状態に整えてから公開し直すことが可能です。
非公開にしない方がよいケース
軽微な誤字脱字の修正や、内容の補足だけで済む場合は、非公開にする必要はありません。公開状態のまま編集を行った方が、これまで読まれてきた流れを保ちやすくなります。
すでに多くの読者に読まれている記事を頻繁に非公開にすると、信頼性が下がる可能性もあります。そのため、非公開は必要な場面に限定し、目的を明確にしたうえで使うことが大切です。
よくある質問(FAQ)
noteの記事を非公開にする際は、操作方法以外にも細かな疑問が生まれやすくなります。特に再公開の可否や、記事が完全に消えるのかどうかは、多くの人が気にするポイントです。ここでは、非公開に関してよくある質問を整理します。
非公開にした記事は再公開できる?
非公開にした記事は、あとから再び公開できます。編集画面で公開設定を変更すれば、再度プロフィールや検索結果に表示されるようになります。そのため、非公開は一時的な措置として活用できます。
ただし、再公開した場合でも、以前と同じ検索評価や閲覧数がすぐに戻るとは限りません。検索結果への反映には時間がかかることがあり、評価も状況によって変わるため、その点を理解したうえで再公開を行うことが大切です。
非公開にすると記事は完全に消える?
非公開にしても、記事が完全に削除されるわけではありません。記事データはアカウント内に残り、自分自身はいつでも編集や確認ができます。そのため、内容を修正したり、後から再利用したりすることが可能です。
一方で、第三者からは記事が見えなくなるため、外部への公開は停止されます。削除との違いを理解し、記事を残したい場合は非公開、不要になった場合は削除と使い分けることが重要です。
まとめ
この記事では、noteの非公開機能について解説してきました。noteの記事は、削除しなくても非公開(下書き)にすることで、第三者から見えない状態に切り替えることができます。非公開は、誤りの修正や内容の見直しを行う際に有効な手段であり、記事データを残したまま対応できる点が特徴です。
一方で、非公開にすると検索結果や閲覧数に影響が出るほか、マガジンや有料記事はそもそも非公開設定ができないため、公開前に内容の精査を徹底しましょう。
非公開は失敗ではなく、発信を続けるための選択肢のひとつとして、落ち着いて判断していきましょう。