エクセルで文字列を入力する際、改行をする必要がある場合があります。しかし、どうすればエクセルで改行を挿入できるのか悩んでしまう方も多いことでしょう。
そこで、本記事ではエクセルでの改行方法について解説します。セル内の改行や改行の削除、置換など、改行に関するさまざまな操作を、具体的な手順を示しながら紹介していきます。また、改行がうまくいかない場合の対処法についても解説しているため、エクセルでの改行に悩んでいる方には特におすすめです。
エクセルでの作業がスムーズに進むように、改行についての基本的な操作をしっかりとマスターしておきましょう。
エクセルのセル内改行方法
エクセルで文字列を入力する際に、一行に入りきらない文字列がある場合、改行して表示する必要があります。エクセルでは、以下の3つの方法でセル内改行を行うことができます。
改行方法１：Alt + Enterを使う
- 編集したいセルを選択します。
- キーボードのAltキーを押しながらEnterキーを押します。
- カーソルが新しい行に移動することで、改行が挿入されます。
改行方法２：折り返し機能を使う
- 編集したいセルを選択します。
- リボンの「ホーム」タブにある「折り返して全体を表示する」ボタンをクリックします。
- セルの範囲に合わせて自動で右端まで文字が埋まり改行されます。
改行方法３：関数を使う
- 編集したいセルを選択します。
- 「=」を入力して、改行したい箇所に「CHAR(10)」（CHAR関数）を入力します。
- Enterキーを押して改行を挿入します。
エクセルのセル内改行の削除方法
エクセルで改行が入ったセルを削除する方法を解説します。
改行を削除する方法
- 削除したいセルを選択します。
- 「Ctrl + H」を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
- 「検索する文字列」に「Ctrl + J」を入力し、改行を表す特殊文字を入力します。
- 「置換後の文字列」に何も入力せず、「すべて置換」をクリックします。
セル内の改行をコピー＆ペーストで削除する方法
- 改行された文字列の入ったセルをダブルクリックします。
- 「Ctrl + C」を押して文字列をコピーします。
- 新しいセルを選択し、「Ctrl + V」を押してペーストします。
- 改行部分でセルが分割されてペーストされます。（改行は削除される）
エクセルのセル内改行の置換方法
エクセルで改行を含むセル内のテキストを、スペースや他の文字列に置換する方法を解説します。
改行をスペースに置換する方法
- 置換したいセルを選択します。
- 「Ctrl + H」を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
- 「検索する文字列」に「Ctrl + J」を入力し、改行を表す特殊文字を入力します。
- 「置換後の文字列」に「 」（半角スペース）を入力します。
- 「すべて置換」をクリックします。
改行を別の文字列に置換する方法
- 置換したいセルを選択します。
- 「Ctrl + H」を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
- 「検索する文字列」に「Ctrl + J」を入力し、改行を表す特殊文字を入力します。
- 「置換後の文字列」に、改行を置換したい文字列を入力します。
- 「すべて置換」をクリックします。
エクセルで改行がうまくいかないときの対処法
エクセルで改行ができない場合や、改行がうまくいかない場合の対処法を解説します。
改行がうまくいかない原因と対処法
- セルの幅が狭すぎる場合、改行が正しく表示されないことがあります。セルの幅を調整することで、改行が正しく表示されるようになります。
- 改行位置が正しくない場合、改行が正しく表示されないことがあります。改行する位置を変更することで、改行が正しく表示されるようになります。
エクセルで改行ができないときの対処法
改行ができない場合は、以下の対処法を試してみてください。
- エクセルのバージョンが古い場合、改行機能が正しく動作しないことがあります。最新バージョンにアップデートしてみてください。
- 改行位置に半角スペースが含まれている場合、改行ができないことがあります。改行位置の半角スペースを削除することで、改行が正しく表示されるようになります。
まとめ
本記事では、エクセルでの改行方法について解説しました。エクセルを使ううえで、改行についての悩みは多いものですが、本記事で紹介した改行方法を使えば、セル内の改行や改行の削除、置換などさまざまな操作が可能です。エクセルでの作業がスムーズに進むように、改行についての基本的な操作をしっかりとマスターすることで、エクセルでの作業がより快適になるでしょう。